お昼ご飯で満足した後は、積丹半島を反時計回りに進んでいきます。
海沿いの険しい風景が続きます。
途中、こんな所を発見。1985年に廃線となった岩内線の中間駅の「幌似駅」が保存され、記念公園になっていました。北海道って、こうして廃線跡の駅を記念として保存しているところが結構あったりします。
駅舎も綺麗に保たれています。ただ、今の位置はもとの駅の場所ではなく、当初はそのままのロケーションで保存されていたのですが、線路の跡地を国道のバイパス用地として転用することになったため、現在の位置に移築されています。
駅舎内も非常に綺麗に保存されていて、今でも現役かと思うほど。
執務室内には最終列車のヘッドマークなどが保管されています。
ホームへの出入り口。時刻表がそのまま掲出されていますが、意外と本数あったんだね。
屋外には貨物列車用の車掌車と、旧型客車が保存されています。
車掌車。塗装も美しく、非常に大切にされているのが分かります。
室内も見学可能です。
客車の方も、かなり状況は良好。北海道の気候でこのレベルを保つのは大変だと思います。
客車の方も、車内に入ることができました。
ニセコ方面へ向かうと、羊蹄山が姿を現してくれました。昨日もこの近くは通過しているのですが、天候がイマイチで観れなかったんです。
雲も切れて、その美しい全貌を拝むことができました。
途中「ふきだし公園」で小休止。
羊蹄山からの湧き水が汲める公園として有名です。
こんな感じで、いかにも「ここで汲んでいってね」と言わんばかりの設備も。
なんせ公園内の売店で、こんなポリタンクとか売ってるくらいですからね。
綺麗な水がどんどん流れています。
流しそうめん用、じゃないよね。
公園内には道の駅もあったり、湧き水で淹れたコーヒーがウリの売店もいくつかあったりします。地元の牛乳を使ったソフトクリームも美味しそう。
なので両方食べます。羊蹄山の湧き水で淹れたアイスコーヒーに地元の倉島乳業の牛乳で作ったソフトクリームを浮かべたコーヒーフロート。これ、アイスコーヒーの氷もコーヒーを凍らせたものを使っているので薄まらないんです。
あとは新千歳空港へ戻るわけですが、羊蹄山を背にして進んでいきます。ちょっと頂上に雲がかかり始めましたね。
「きのこ王国 本店」にも立ち寄りました。108円の「きのこ汁」で有名ですよねココ。
…と、ソレとは別に「大滝鍋」なんてものも売られていました。もう夕方で店じまい前ということで、見切り価格?1杯100円となっていたので、折角だからと頂くことに。
こちらはきのこだけでなく色々な野菜が入っています。もう朝から煮込まれているので、野菜がとろとろでシチューみたい。濃厚で美味しかったです。
この「大滝鍋」、毎週日曜日だけ販売されるそうです。
店内では「きのこ王国」の名物の「きのこ汁」も頂きました。わかさぎときのこの天ぷらも頼んでみんなでシェアしましたが、天ぷらもこれで500円とお手頃。なお、最近は「プレミアムきのこ汁」ってのも出てるのね。1杯270円とお値段の高めですが、オーダー毎に調理して、きのこの量もより増えていて、そちらも旨そうでした。
新千歳空港近くのレンタカー事務所に戻ったのは夜7時前。
2日間でおよそ400km走ってきたシエンタともここでお別れ。これ、思ったよりいいクルマでした。最大5名乗車して山道なども走りましたが、パワー不足を感じることはほぼナシ。取り回しも割と小回りがきき、ミニバンながら小型車と感覚があまり変わらないので、運転もしやすいように感じました。シートアレンジも凝っていて、3列目シートが3列目シートの下に収納されるように畳めるので、5人乗っても荷物スペースがそれなりに確保できたのには吃驚。なお前席部分にUSB端子が2箇所もついていたのは、やっぱり「今どき」の仕様なんだろうね。
名古屋への帰りはスカイマークを利用。セントレアには定刻よりも10分ほど早く着いたので、予定よりも早い列車で帰宅できました。