まさかこんなことになるとはねぇ。
4月末にチケットは取っていたのですが、そもそもきな臭かった日韓関係が皆様ご存じの通り、7月になって宜しくない方向へ展開。とはいえ、キャンセルするのは勿体ないし、報道って基本的には「大げさ」ですからね。
そういうわけで、3連休前の金曜夕方、中部国際空港セントレアにやってきました。
今回利用するのは韓国のLCC「ティーウェイ航空」、2018年5月にセントレアへの運航を開始してますから、もう1年以上経ってたんですね…。最初は仁川行き1日1便だったのが2便になり、グアムにも飛ぶし済州島にも飛びはじめるし…といつのまにか増えてます。ティーウェイ利用は今回が初めて。今日の便は夜8時半出発、名古屋市内からなら仕事上がりでも間に合うスケジュールです。
それほど時間はありませんが、ラウンジへ立ち寄ってみます。セントレアには「プライオリティパス」で利用できるラウンジは3箇所ありますが、一番良さげな「スターアライアンスラウンジ」はプライオリティパス利用者の入場は午後6時半まで。大韓航空ラウンジも利用できますが、そもそも営業は午後5時15分で終了。そういうわけで、この時間帯で使えるのは「セントレアグローバルラウンジ」の一択、となります。関西空港では「ぼてじゅう」でタダ飯!とお祭り状態ですが、セントレアにもある「ぼてじゅう」は「お会計10%」のみ。これも関空と同じになると嬉しいんだけどなぁ。
「セントレアグローバルラウンジ」内部。この時間帯はそれほど出発便も多くないので空いてます。
ドリンク類は一通り揃っています。ビールが「一番搾りプレミアム」に「一番搾りスタウト」と渋いラインナップ。
フード系は若干弱いかな…。ホットミールはグリルチキンにラタトゥイユ、ピラフにスープといったところ。カップ麺もあったけど。ちょっとした乾き物やおつまみ類もあったので、「ガッツリ喰う」よりは「ちょっと一杯」想定なのかもしれません。
仕事上がりのバタバタで空港に来たので、とりあえず夕食代わりに少し戴いておきました。ラウンジで黒ビールって珍しくないですか?
今日の出発ゲートは23番ってターミナルの一番端っこ。早めにラウンジを出て向かいます。途中にあるこの「飛騨家具ラウンジ」、ちょっとお洒落カフェみたい。
既に搭乗開始してました。韓国の航空会社は韓国の法的規制か何かで、搭乗の際にドアサイドで客室乗務員が搭乗券をチェックするので、ゲート通過したからって仕舞っちゃうと面倒なんですよね。
搭乗率はざっと8割越えてるくらいかな。非常口座席には見事なほどに誰も座ってませんでしたが、それ以外はかなり埋まってました。お客さんの集まりがよかったのか、定刻よりも10分近く早くドアクローズ。フライト自体は至って普通のLCCで、特に何も出てきませんが、機内販売はありました。
定刻だと夜10時50分着のところ、ソウル・仁川空港に着陸したのは随分早く夜10時15分頃。ただ規模のでかい空港なので、そこからゲートまで10分。ティーウェイ航空は仁川では第1ターミナル利用ですが、到着ゲートが本館と離れたサテライト、しかもその端っこなので、また移動距離の長いこと(^^;)。サテライトから本館へはシャトル利用ですが、このシャトルが地下深くにある上に運転頻度が5分毎と空港の規模から考えるとビミョーな感じなこともあり、入国審査の列に並ぶまで、着陸から30分たっぷりかかりました。で、入国審査も長蛇の列…。到着便は少なくなさそうなのに、開いているブースがそんなに多くない感じ。夜11時頃から審査官が増員されて処理速度が上がり、結局25分待ちでしたけど、深夜帯の仁川空港で入国まで時間がかかったというような話はよく聞くので、もうちょっとなんとかならないかなぁ。
宿泊先が東大門なのでリムジンバスを利用したかったのですが、この時間だとちょうどタッチの差で最終バスが出てしまったところ。空港鉄道のソウル行き各駅停車がまだあったので、こちらで市内へ向かうことにしました。仁川空港って「評価の高いハブ空港のお手本」みたいな感じになってますが、早朝深夜時間帯のアクセスとかはそれほど充実しているという印象もないしで、もう少し改善して欲しいという気がしなくもないです。空港鉄道もこの1本後、第1ターミナル23:39発がソウル行きの最終ですが、最終に乗ってしまうとソウル駅から先は地下鉄は動いてないんでタクシーしかないし。今日は23:20発に乗車できたので、ソウル駅発の地下鉄4号線、東大門歴史文化公園までの終電に間に合うことができました。この地下鉄も週末だと終電がもっと早いんで、土日だったらソウル駅からタクシー、だったんですけどね。
ホテルに着いたのは結局深夜1時頃。今回の旅のお宿は「東横INNソウル東大門2」です。最近はソウルも宿泊料金が値上がり傾向で、お手頃価格でいい感じのところを探すのがだんだん難しくなってきている感じです。東横インはこちらで1泊5000~6000円と、同程度の施設に比べれば安め。あと、部屋の造りが日本の東横インとほぼ一緒なので「どこに何があるか」が猛烈に解りやすい、ってのもポイント高いかも、です。コンセントはさすがに韓国仕様のCタイプなのでアダプター必須ですが、コンセント脇にUSB電源ソケットも用意されていたので、ケーブル持ってればスマホ充電とかは対応できます。あと、500mlの飲料水ボトルが1日1本提供されました。ロビーでも飲料水と氷は無料で手に入ります。コンビニはセブンイレブンがすぐ隣ですが、フロントでも飲料の販売は行っており、ビールなどはコンビニよりも安かったかも。
深夜ですが夕食が少なめだったので空腹。南大門界隈で何か無いかと思ったらロッテリアが24時間営業でオープンしてました。オーダーはタッチパネル端末で行えるシステムで、韓国語は勿論のこと英語・中国語に加え日本語まで対応しています。
この端末ではカード払いもOK、というか現金だとカウンターでの注文みたいです。この手のオーダー端末、ソウルに限らず結構いろんな国のファーストフード店で見かけるようになり、正直なところ「主要国で見かけないのは日本くらい」なレベルになってきている印象があるんですよね…。多言語対応で外国人がオーダーしやすいってのもあるけど、日本人が日本で使ってもかなり便利だと思うんですよコレ。ファーストフード店でセットメニューを頼むときとか、「サイドやドリンクに何を選ぶか」ってちょっと迷いませんか? そんなとき、機械の前なら迷うのに心理的負担は低いと思うんだけどな。
購入したのは「韓国のロッテリアだし」ということで韓牛100%のプルコギバーガー。お部屋にお持ち帰りで戴きました。