へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年7発目、今行っちゃうの?韓国・ソウル。その3:ええやん世界遺産、水原華城。

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水原駅到着後、まずは観光案内所へ。正面へ出て、左に曲がってしばらく進んだ所にあります。ここで水原華城のマップを入手。駅からは2kmほど離れているのでバスなどで移動することになるのですが、スタッフさんに訪ねたところ、案内所の目の前のバス停から11番か13番のバスで行くように案内されました。バスの路線番号や降りるバス停を英語・日本語・韓国語で書いたメモも貰ったので、いざとなればソレを周りの人に見せればなんとかなる感じ。

 

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13番のバスがちょうどやって来ました。それに乗って10分ほどで、多くの観光客がスタート地点にする「八達門」に到着。ここから城壁に沿って時計回りに進んでみることにしました。

 

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八達門近くの案内所で華城の観覧チケットを購入します。華城だけなら1000ウォンですが、華城行宮と水原華城博物館、水原博物館のセット券が3500ウォンなので、そちらを選びました。このうち「水原博物館」がどこにあるのか分からず、最終的には訪問できなかったのですが(それでも他の3箇所でモトは取れてます)、後で調べたら華城エリアから離れたところにあった様子。

 

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さぁ行くぞ!と思ったらこの坂道…。

 

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結構ガチで山登りですやん…帰りたくなるぞ。でも折角なので行きますが。

 

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かなり高いところまで登った感じですが、ここでもまだ先があります。既にへとへと。

 

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それでも登ります。

 

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やっと「西南暗門」まで到達。ここから暫く、アップダウンは緩やかになります。

 

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なぜかここに「世界遺産」の石碑がありました。

 

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城壁に沿って進んでいくと、「考園の鐘」があります。ここでは「親」「家族」「自分」のためということで3回鐘をつくのが定番だそうですが、鐘を鳴らすのは別料金でした。とはいっても1000ウォンとかでしたけどね。

 

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ふもとからのんびり歩いて45分ほどで、城壁のなかで最高地点となる「西将台」に到着しました。

 

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ここでしばらく休憩。内部は板の間になっており、靴を脱いで上がれます。山の上なので風が気持ちいいです。

 

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ここから眼下に華城行宮を望むことができます。ここを守るための見張り台なんですから当然といえば当然か。

 

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さて、ここから先は下りなんですが…こっちも結構勾配きついなオイ。

 

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とはいえ、暫く進むと緩やかな下り坂になってきました。街並みが一望できてイイ感じです。

 

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「西北各楼」、監視と休憩のための施設ですが、確かにファミリーが靴を脱いで上がって中でまったりしてました。羨ましい…。観光施設というだけでなく、地元の方の憩いの場、でもあるんですかね。

 

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こんなジオラマ?も。城壁の建設の様子を再現したものだそうです。

 

 

 

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「華西門」まで到達、このあたりで城壁の3分の1くらいまでは回ってきた感じです。

 

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城壁の外側から「華西門」を見たところ。

 

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先へ進みます。既に進路は平坦な道になってきました。

 

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なお、城壁を外側から見ると、こんな感じです。夜はライトアップなどもあるようですが、それも綺麗だろうなぁ。

 

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やっと「長安門」まで到達しました。出発点だった「八達門」のちょうど対面にあたる場所です。

 

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城壁から降りて、外側からも眺めてみました。

 

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長安門」から少し進むと「北水門」に着きます。川の上にかかる水門のような佇まい。

 

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ここも内部に入れます。

 

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城壁の外側に向かったほうにはテラスのようなエリアもあり、川面を眺めながら休憩するのにぴったり。

 

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城内側からの「北水門」の姿も絵になりますね。

 

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川面に沿って遊歩道が設置されていたので、城壁巡りはここで切り上げて、川沿いに八達門方面へ進むことにします。下から見上げる北水門もいいね。

 

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城壁側から。このアングルがいちばん「らしく」見えるかな?

 

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この右側の通路?が遊歩道です。

 

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噴水越しに1枚。

 

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お次は「水原華城博物館」へ。外部にはハングルでしか表示がないので「ココ?」って感じでしたが…。

 

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内部に入ったらちゃんと英語で表記がありました。やっぱココだ。

 

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入場料は最初にコンビチケットを買ったので支払い済み。入館すると1階には華城のジオラマが設置されています。山の上まで城壁があたりするので、こういうので全体を俯瞰できるのは良くわかっていいですね。

 

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展示室は2階にあり、2つにエリアが分かれています。こちらは「華城築城室」、築城過程などが中心。西洋・日本・韓国の「城」の特徴の違いの展示もあって、なかなか興味深いです。

 

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もう一つは「華城文化室」、華城を築城させた李氏朝鮮第22代国王である正祖に焦点を当てた内容です。この水原華城、もともとは正祖の父の墓所として作られたもの。とはいえ、ここに遷都する構想は持っていたそうで、実現の前に正祖が亡くなったことで立ち消えになったんだとか。西洋の築城技術を取り入れてレンガなども建材に使っているのが大きな特徴になります。

 

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水原華城博物館」の近くに、「華城行宮」があります。先ほど山の上から見えたところです。「行宮」とは王の別邸のことで、正祖は父の墓所をこちらに移していたことから、墓参のときに使っていた施設、ということのようです。

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正面の2層の大きな門「新豊楼」が入口となります。

 

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中に入ったところ。奥に見えるのが「左翊門」。ここは韓国ドラマのロケなどでかなりよく使われる場所らしく、この左奥には「チャングムの誓い」関係の像とかありました。

 

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樹齢600年以上というケヤキ、「ご神木」として願い事を描いて結ぶと叶う、そうですよ。

 

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「中陽門」をくぐると…。

 

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ここ「華城行宮」の正殿ともいえるのがこの「奉寿堂」。

 

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やはり、他の建物に比べると華美な感じですね。

 

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中は王座が再現されていました。

 

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水原観光はこの辺でお開きとして、八達門からまたバスで駅まで戻ります。水原華城、いいところじゃないですか! 最初の山道がキツかった点を除けば城壁に沿った道はちょっとしたハイキング気分で歩けるし、山からの景色もなかなか。華城行宮もドラマロケでよく使われているというだけあって、ちょとタイムスリップ気分も味わえます。じっくり回ると丸1日は平気でかかりますが、ソウルからお手頃に旅気分も味わえますので、結構お勧めスポットかも。

 

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水原駅の外観。映画館もあるショッピングモールもあり、かなり大きな建物です。

 

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バス停から駅までは、駅前に大きな通りがあるためか、地下道を通らないと渡ることができません。ただ、地下通路は割と大きめの地下街となっており、さまざまな店舗が並んでいました。ジューススタンドもあります。

 

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ずっと歩き通しだったので、こちらのスイカジュースで水分補給。あ、韓国にもスイカジュースあるんだ!これ割とうまいのに、なんで日本で見かけないんだろ。

 

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ソウルへの戻りも「ムグンファ号」で。

 

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ソウル駅までは30分、今度はトラブル無く定刻で運転でした。

 

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さて、水原では昼飯を食い損ねてました。一応「水原カルビ」とか名物料理もあったようなんですが…。とりあえず、ソウル駅のフードコートで適当に済ませてしまうことにします。

 

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韓国のフードコートは、店舗がいくつかあっても、注文と支払いは中央のカウンターで行うようになっているところが多いです。こちらもこのメニューの中から選んでお金を払うと番号札を渡され、料理ができると各店舗に番号が表示されるのでピックアップに行く、というような仕組み。メニューは韓国語に加えて英語表記あり。料理は全てナンバリングされていますし、コレと同じメニュー表がレジの所にもあるので、韓国語ができなくてもメニュー指さしとかメニュー番号でオーダーできちゃいます。問題は「英語で書かれた韓国料理のメニューって思いの外想像するのが大変」くらいかな。

 

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さっぱりと「冷麺」を選択。こちらのお店から出てきます。

 

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戴いたのはこちらのベーシックな冷麺、8000ウォン也。暑い中を歩き回った後でしたので、よく冷えた冷麺が一際美味しく感じました。