それでは空港鉄道の直通列車に乗り、仁川空港へ向かいます。
乗り場は直通列車が地下2階、各駅停車が地下3階とフロアで分かれています。それぞれのフロアへ直通する長いエスカレーターが設置されていますので、それに乗るだけ。
直通列車の改札口はこんな感じ。通過にはチケット購入時に渡されたICカードを使います。直通列車は列車･座席指定なので、予約した列車の出発時間と号車・座席番号が印刷されたレシートが別途発行されるので、乗車時にはどちらも手元に用意しておかなければなりません。また、改札を抜けた後、ホームまではエレベーターで移動するのですが、利用できるのは2台。階段やエスカレーターは無いので、発車ギリギリに改札を抜けるとエレベーターがなかなか来なくて乗り遅れ…とかになる可能性はあるかも。早めに改札は通過した方が安心ですね。
駅のホーム。ちゃんとホームドアが設置されています。
こちらがソウル駅発の直通列車の時刻表。朝6:10が始発で、以降は40分間隔での運転です。うーん、ちょっと少なくない？ 直通列車と各駅停車との所要時間の差は10分程度なので、次の直通列車を待つくらいなら先に出る各駅停車に乗った方がいいようなケース多そうだし…。ソウル発は「ソウル駅でチェックインできる」場合でないと「わざわざ」選ぶメリットは薄そうです。せめて30分に1本くらいにすればいいのに。
直通列車の車内は2名掛シートが並び、少しですがリクライニングもするので、割と快適です。この座席、KTXと同じかな？ なおテーブルはありません。また座席は回転せず、車両の真ん中を境に車端向けに向きが固定されているので「後ろ向きに座るのヤダ」という方はご注意を。
第1ターミナル駅までは43分で到着。
ICカードは500ウォンのデポジットを徴収されますが、空港駅の改札を出たところにデポジット払戻機が設置されていて、カードを突っ込むと500ウォン硬貨で戻ってきます。ただ、払戻機が4台ほどしかないので、結局ここで払戻を受けるのに並んで待たなきゃいけないんだよね…。日本円で50円しないくらいなんで「そのままスルー」って手も無くは無いけど。そんなわけでこの直通列車、本数が少ない上に運賃が高く、乗車の際に余裕を持ってホームに行かないといけないし到着時にデポジット払戻で待たされるし…等々で、あまり利用価値が、というのが正直な感想ってとこです。
チェックインは済ませて搭乗券は受け取り済みなので、そのまま保安検査→出国審査と進みます。帰国の名古屋行きT'wayはコンコース側からの出発なので、シャトルに乗って移動します。シャトルの運行間隔が5分くらいって、空港の規模にしては頻度少ない気がするんだけどなぁ。仁川空港、とにかく空港内での移動距離が長くて、巨大空港も良し悪し、って感じです。
ちょっと時間があるので軽くランチでも。「プライオリティパス」を持ってますが、コレで入れるラウンジはコンコース側には「スカイハブラウンジ」1カ所のみです。シャトル降り場から出発フロアに上がってきて左に向かうとすぐに右側にワンフロア上がるエスカレーターがあり、そこに看板が出ていました。
ラウンジの入口には、プライオリティパスで入室可の看板が出ていました。
それほど大きなラウンジではありませんが、雰囲気は悪くない感じ。
フード・ドリンク類はほぼこちらのカウンターに纏められています。ラインナップはまぁまぁな感じで、ちょっとした食事くらいには充分といったところ。
あまり時間も無いのでさくっと少し戴きます。プルコギとかあるのが韓国っぽくていいですね。
では、ゲートへ。
名古屋行きは定刻出発。順調に飛行し、セントレア到着は定刻よりも20分ほどの早着でした。そうえいばT'way航空の2レターコードって「TW」なんだけど、これって今は無き名門航空会社「トランスワールド航空」が使ってたやつじゃん…。
そんなわけで、時期的に韓国旅行は微妙？と「ちょっとだけ」思っちゃいましたが、行ってみたら正直、何も問題ありませんでした。コンビニやスーパーでは普通に日本の商品は売ってたし、日本から進出したチェーン店や日本料理店も普通に営業してたし、町中での皆さんの対応もごくごく平常運転。まぁ7月の3連休のときの話なんで、今後どうなるかは解りませんが…。
