新潟駅は高架工事が進んでいますが、特急が発着するホームの向かい側から上越新幹線にそのまま乗れるような構造になっています。需要はかなり多いようで、「いなほ」を降りた大半の旅客が新幹線への中間改札へ向かっているような印象。
新幹線の停まっているホームには「のりかえホーム」の看板。
よく見ると、停車中の新幹線は両側のドアが開いています。どうも、こちら側は乗換専用のホームで、新潟駅から新幹線に乗車する旅客は向こう側のホームから乗車するようになっているようです。「いなほ」からの乗り換え客がいなくなったのを確認したあと、新幹線の乗換ホーム側ドアは発車時間よりも先に閉められていました。
駅の構造はこんな感じになるようです。まだ工事は続いており、全面開業までまだ2年ほどはかかる模様。
そのせいで駅構内がなかなかファンキーな感じになっており、在来線ホームから駅の外に出るのにかなり遠回りさせられるような状況になっています。発車時間直前に改札を通過したら乗り遅れるねコレ。
とりあえず新潟駅の万代口のほうに出てきました。
駅の高架工事が終わると、このあたりもこの看板のように整備されるみたい。今のいかにも「国鉄!」って佇まいの駅ビルも味があって好きだけどな。
ちょっと時間があるので、こちらの「立呑み天下一」で軽くひっかけることに。駅前の「東横イン」などが入るビルの1階にあります。新潟では「サラリーマンの聖地」と言われたりしてる?ようで、以前は別の場所にあったものが一旦閉店、昨年末に復活、となったお店らしいです。
店内はカウンターがメインで、中央にテーブルが一つの前席立ち飲みスタイル。狭いお店ですが活気があっていい感じです。メニューは割と普通な感じですが、この2階に「天下二」という系列店があり、そちらのほうが新潟郷土料理とかは多く扱っている模様。今日はハイボールから始めます。
さっき唐揚げ弁当を食べたばかりなので軽いつまみ程度で。新潟っぽいもの、として栃尾の油揚げにしてみました。
ドリンクメニューは豊富、という訳では無いですが、日本酒はなかなか渋いチョイスだわ。
「坂戸山」のほうを戴いてみました。
おつまみは佐渡丸干いかを追加で。
ほどほどで切り上げて、新潟駅前の高速バス乗り場へ。今夜は大阪行きの高速夜行バスでの移動です。なんで?とお思いでしょうが、「結局そうなっちゃいました」という感じというか…。東北まで来てみたものの、首都圏への東北・秋田・山形新幹線は軒並みどの列車も満席。あと、東北エリアの新幹線特急料金って結構お高いのね。秋田から東京まで特急料金だけで8000円超えって吃驚したわ。そんな中で見つけたのは、このバスの空席。まぁ大阪まで行けば名古屋までの交通手段はなんとかなるしコスト的にも安く上げられるオプションは多いので、まぁ遠回りでもいいかな、と思った次第。
バス停の前にはファミリーマートがあり、有り難いことに小さいながらイートインスペースなんかが用意されています。ちょっと時間があるので休憩、っと。
定刻よりちょっと遅れてバスが到着。阪急バスと新潟交通との共同運行路線ですが、今日はそれぞれ1台づつのバスを出して2台での運行です。
車内は夜行仕様の3列シート。もういいトシなので、夜行は3列独立シートとかじゃないと乗れないよ…。
新潟駅前を出るときには6割程度の埋まり具合でしたが、途中でお客を拾って、最終的には満席になりました。
夜11時頃、栄パーキングエリアで解放休憩。
座席にはコンセントが設置されていますが、なんだか通電されていない様子。運転手さんにその旨を伝えたところ、いろいろチェックしてくれたのですが、結局は電源システムに何か不具合があったらしく「本日はコンセント使えません」という結論に達しました。容量大きめのモバイルバッテリーを念のため持ってきていたのでなんとかなりましたが、このご時世「充電できない」って結構キツいよね。
翌朝の解放休憩は午前5時頃、草津パーキングエリアで。
2号車のはずの阪急バス車両が見当たらず。はぐれました?
バスはこのあと、一旦高速を降りて京都駅に寄ったりするような寄り道をしながらも、定刻より30分以上早く朝7時前に梅田に到着しました。
とりあえずお風呂かシャワーでちょっとさっぱりしたい!というわけで、こちらの「サウナ&カプセル大東洋」へ来てみました。大阪駅周辺って意外とこの手の選択肢が多くなく、あとはネットカフェくらい。こちらは早朝は朝10時まで1400円で滞在できるプランがあり、ネットカフェに3時間程度滞在してシャワー使うのとコスト的に変わらないのに広いお風呂とサウナと休憩処が使える、ってことでこちらをチョイス。かなりのんびりできて正解でした。
昼間は大阪の友人が急な連絡にもかかわらず付き合ってくれました。名古屋までの足はいろいろ迷ったあげく、結局かなり無難な近鉄名阪特急を選んじゃいました。片道3500円くらいで金券屋にてバラ売りされていた回数券が消えた今、なかなか高嶺の花になっちゃった感もありますが、やはり格安きっぷの突然の廃止はインパクトが大きかったようで、ネット予約の特急券の大幅な割引キャンペーンを打ち出してみたり、乗車券部分だけの回数券を復活させてみたり、と近鉄さんも試行錯誤してる感が凄いです。近鉄特急で名古屋と難波を移動するとノーマルプライスは4260円。新幹線が「ぷらっとこだま」だと4400円で移動できちゃうので、「ちょっと足すと半分の時間で行ける」となると、確かに「どっちを選ぶか」は微妙になってきますねぇ。今回は乗車券部分の回数券バラ売り1800円+特急券のネット割引1800円=3600円での移動となりました。敢えてビスタカー選んでみたりして。