英国王室、エリザベス女王の住居でもあるバッキンガム宮殿。こちら、夏の約2ヶ月間だけ内部が見学できます。折角その時期にロンドン来てるんだし、そりゃ行くでしょ。
大英博物館からバス利用でグリーンパークへ。日光浴してる人が結構いるのね。
公園内にはスナックスタンドが何カ所か設置されていました。
ソフトクリーム買って少し休憩。イギリスのソフトクリームって日本のものに比べると柔らかめでクリームが濃い感じで意外と旨いんですよ。大抵刺さってるチョコスティックもいいアクセント。ホント、イギリスの乳製品は裏切らないな。
まぁペリカンがカジュアルに歩いてる公園が大都会の真ん中にあるって凄いよね。
公園を抜けて、バッキンガム宮殿までやってきました。
ロンドンでも有数の観光地だけあって、多くの訪問者で賑わっています。
バッキンガム宮殿の内部見学は毎年日程が変わるようですが、おおよそ7月から9月までの2ヶ月強の期間だけ。エリザベス女王がスコットランドに滞在して不在となるときに公開、ということだそうです。もともとはウインザー城が1992年に火災に見舞われた際に、その修復費用を賄う目的で始まったとか。入場料は25ポンドと比較的高額ですが、日本語にも対応するオーディオガイド付きです。当日空きがあればチケット購入も可能なようですが、オンラインで予約・購入もできるので、事前に手配して置いた方が安心でしょう。
内部見学では「ステートルーム」、日本語では「公式諸間」と表現されることが多いようですが、公式行事などに使われる部屋を19室巡ることになります。見学ツアーの入場口は宮殿正面から左手に進んでいったところ。
ゲートを入るとロイヤルファミリーのご尊影がどーんと。
ここから空港並みの手荷物検査を受けて、宮殿内へ入っていきます。宮殿内部は撮影禁止となっていますので画像はナシ…。
それで宮殿の内部ですが、まぁ「ぼくのかんがえたさいきょうのきゅうでん」そのまんまというか何というか、ゴージャスのヒトコト。舞踏会のためのボールルームとかもちゃんとあります。なお、想定外で嬉しかったのが、ここでフェルメールの絵画「音楽の稽古」を鑑賞できたこと。そういやロイヤルコレクションが1品所蔵してたっけ! 外部に貸し出されることは滅多になく、もちろん日本に来たこともない作品。鑑賞のチャンスが一番大きいのがこの「バッキンガム宮殿ステートルーム公開」で、「ピクチャーギャラリー」に他のロイヤルコレクションの名画とともに並べられていますが、定期的に展示品の入れ替えがあるようで「必ずココにある」というワケでもないという、フェルメール巡礼者には「全作品制覇の難関の一つ」とされているものだそうです。オーディオガイドの解説に含まれてたから気がつけたけど、ソレがなかったら見逃してたかも…。
見学時間はゆっくり眺めて2時間くらい。宮殿の裏側、庭園の方に出て内部見学はゴールとなります。ここからは写真撮影は解禁。
ロイヤルファミリーの一員となった気分で記念写真が撮れるコーナーなどもあり、皆さん思い思いのポーズで撮影してました。
ほら、ここに立って写真撮れば貴方も王室の一員よ!って感じでしょ。家族やグループで来てても全員で写真に収まりたいスポットなので、前後のグループでシャッターを押し合ったりして皆さん和気藹々。一人で行っても後ろに並んでる方とかが撮影に協力してくれるので問題なし、です。
また、こちらにはカフェもあります。
まぁ宮殿にしちゃカジュアルな感じ。とはいえちょっとした園遊会気分は味わえるかも。
ここからは庭園の中を抜けて出口に向かいます。この途中には見学コース内で唯一のトイレと、かなり大きな売店がありました。
アイスクリームショップもあったりして。
シングルで3ポンドと、宮殿のアイスとしちゃお手頃っぽい価格なので戴いてみることにしました。宮殿といえば焼肉のタレな日本とはえらい違いだわ(その認識でいいのか)。
「ウィンザーストロベリー」をオーダー。「ウィンザー」とか名前に付いてるだけで高貴な気がするのは気のせいかしら。「王立牧場で取れたミルクから作りました」だそうですよ奥さん。お味もミルクの風味が濃厚で美味しゅうございました。やっぱりイギリスの乳製品は裏切らない。
見学ルートの出口はちょうど宮殿の裏側あたり。ウェブで買ったチケットをプリントアウトして持参し、「チケット代を寄付にします」という欄にサインすると、1年間有効の再入場パスに変更して貰えるのですが、その承認のスタンプを貰えるカウンターが出口手前にあります。まぁ1年以内にまたロンドンに来るかどうかは全くもって不明ですが、万が一ということもあるし勿体ないのでスタンプ貰っておきました。この出淵からだと地下鉄はハイドパークコーナー駅かビクトリア駅ですが、宿に荷物を取りに行かないといけないんでビクトリア駅へ歩いて向かうことに。