へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年12発目、鹿児島で遊んできた。その2:鹿屋を観光。

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鹿児島へはスカイマークで飛びました。昨年8月に運航開始した路線です。中部~鹿児島ってANAジェットスタージャパン、スカイマークにソラシドエアと4社も飛んでるんだよね…。まぁソラシド分はANAの肩代わり的な面が大きいけど。そのせいか、今回の片道運賃は早期割引で約6000円とお安かったです。

 

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機材はおなじみB737-800ですが、今どき珍しくなってきた気がするウイングレットなしバージョンでした。

 

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鹿児島空港には定刻に到着しましたが、あいにくの空模様。

 

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鹿児島市内へ向かって観光でもしようかと思っていたのですが、桜島も見えなさそうだし…。天気予報を見ると大隅半島の方が若干「マシ」なようなので、鹿屋行きのバスに乗車することにしました。

 

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午前10時発のバスに乗り込みます。鹿屋まではおよそ1時間に1本と、なかなかの頻度で運行されています。鹿屋付近までは既に東九州自動車道も開通していますが、高速を通らず一般道を進む便の方が多い感じ。途中区間の利用も比較的多いのかも。

 

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鹿児島空港発車の時点ではかなりの乗車率だったのですが、国分あたりにある京セラ関連施設で半分ほど下車してしまいました。鹿屋までは1時間45分かかって到着。

 

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もう昼時なんでランチを。かなり評判がいいらしい「とんかつ竹亭」、鹿屋のバスターミナルから歩いて数分の場所にあります。既に駐車場は満車状態。

 

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1階は既に満席。

 

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2階のお座敷席に案内されました。この後ほどなくして、こちらも満席に。

 

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こちらがメニュー、全般的にお値打ちな感じです。今どき鹿児島市内で「黒豚のとんかつ」とか頼むともっと高いよね。

 

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つい思いあまって「ダブルかつ定食」を頼んでしまった…。とんかつの大きさが凄いぞ(^^;)。ただ肉は確かに美味しく、油が甘いってこういうことね、という感じ。なんか衣が凄く剥がれやすかったのが、ちょっとだけ残念でしたが。お店を出るときには待ち列が出来ていたので、やっぱり地元でも評判の良いお店なんでしょう。

 

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ランチを終えてバスターミナルへ戻ります。ここは「リナシティかのや」という再開発ビルで、その前は大隅半島随一とも言われた「桜デパート」があったところ。マックスバリュが目立っていますが、一応は複合施設。

 

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すぐそばの川辺を生かした設計など、良い感じなんですけど活気が全然なくてね…。

 

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バスで市役所方面へ。1.5kmほどで歩けない距離ではないのですが、暑いし。

 

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乗って吃驚。シートの柄は…「みんくる」じゃないか君は? これって元は都バス?

 

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市役所前のバス停で下車、「鹿屋市鉄道記念館」を見学。

 

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ここは1987年に廃線となった大隅線の鹿屋駅があった場所。廃線後、駅の跡地に鹿屋市役所が移転してきたのですが、その一角にこの記念館が設置されました。

 

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屋外にはキハ20が展示されています。屋根もあるので、保存状態はまずまず。

 

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車内も公開されています。

 

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館内は意外と広い。大隅線の在りし日の様子が写真などで紹介されています。

 

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鉄道模型のレイアウトも設置。現役当時に駅などで使われていた備品等もかなり多数展示されていました。

 

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鹿屋駅にあった運賃表。

 

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駅で使われていたゴム印もごっそり残っています。

 

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廃線記念のグッズなども。

 

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きっぷ類もたくさん残してるんですね。こちらには管理人さんが常駐していましたが、「皆さん何を目当てに来られるんですかね?」とか聞かれてしまいました…。市役所の方でもあまり価値が解る方がいない様子です。確かにこのへんのアイテム、知らない人から見ればガラクタではあるよなぁ。一応「昔の鉄道で使われていた実物がこれだけ残ってるのは結構珍しい方なんじゃないですかね」とかお答えしておいたのですが。

 

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ここからは鹿屋市のコミュニティバスで移動。

 

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海上自衛隊鹿屋航空基地へ。こんな山奥に海上自衛隊?って感じですが、ここが元は海軍の航空基地だったから。こちらにある「鹿屋航空基地史料館」を観てきます。

 

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基地の中へ歩いて行くと大きな飛行艇が。唯一現存する「二式飛行艇」です。戦後、性能試験のためにアメリカに運ばれていたものが日本に返還され、暫くはお台場の「海の科学館」に展示されていたもの。今ではここに移されています。内部は最低限の強度しかないため公開は難しい状態だとか。

 

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見学は外観だけですが、非常に綺麗な状態で維持されています。

 

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では、館内へ。

 

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屋外には多数の展示機が。

 

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展示館はなかなか立派な建物です。

 

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エントランスには大きなステンドグラスが設置されていますが、なんと平山郁夫の原画によるものだとか。

 

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こちらの展示の目玉?とも言えるのは2階にある「神風特別特攻隊」に関する展示でしょう。鹿児島で特攻隊といえば知覧のほうが有名な感じですが、実は機体の数や人員数も知覧より鹿屋の方が規模が大きかったとのこと。鹿屋から飛び立った特攻隊員の肖像写真や遺品などが所狭しと展示されているのですが、お涙頂戴的な演出がなく淡々と綴られていて、逆に凄い説得力が出てくる感じでした。

 

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1階は現在の海上自衛隊に関する紹介です。

 

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鹿屋基地をベースに活躍していた哨戒機「P-2J」。

 

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その機内の様子も展示されています。

 

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機首部分も設置されていて…。

 

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操縦席も見学できます。

 

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最近の海上自衛隊の活動についての展示もありました。

 

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屋外には海上自衛隊で活躍していた機体がずらりと並んでいます。

 

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先ほど館内でも紹介されていたP-2Jも2機、展示されていました。

 

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では、こちらのバス停から移動です。実は鹿児島市内からここまでは、垂水フェリーを利用した直通バスがあるので2時間ほどで直接来れるのよね。

 

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垂水行きのバスに乗車。

 

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40分ほどバスに揺られ、垂水港で下車しました。