アメリカ行ってきたばかりって気がしなくもないですが、9月の最終土日で仙台へ行ってきました。8月から仙台便を開設したエアアジア・ジャパン、就航記念セールで往復5000円ちょっとというお値段でチケット取れちゃったのでね…。この路線の初搭乗は予期せぬ形で8月の就航直後に済ましてしまったわけですが、オープン直後の中部国際空港第2ターミナル利用は「初」だからいいか。
そんなわけで、まずは「中部国際空港第2ターミナル」のお話から。
名鉄の中部国際空港駅の改札を出ると、正面に「T1」「T2」と矢印で表示された看板が目に入ります。今までは改札から右手に進んでターミナルビルに向かう形でしたが、第2ターミナル利用者は左手に進んでいくことになります。改札前にはエアアジアの案内スタッフがいました。エアアジアグループの場合、「エアアジア・ジャパン」で札幌・仙台・台北に行くのは第2ターミナルですが、「タイ・エアアジアX」でバンコクへ行くときは第1ターミナルのまま(2019年9月時点)なので、間違えないように、という配慮かと思われます。
改札前の床面にも大きく矢印で進行方向を表示。
「T2」の矢印の方を見ると、壁面にも大きく表記が。「間違えないでね!」という強い意志を感じるぞ。
その割には、アクセスプラザから出る扉の上の看板が控えめなのは何故。
ここからは動く歩道のある通路で移動です。もともとは立体駐車場への連絡通路なので、第2ターミナル利用者だけでなく「クルマで空港に来た人」も使うところ。なお、通路は吹き曝しです。
暫く進むと、奥の方に第2ターミナルが見えてきました。あ、手前の飛行機の絵の描かれた大きな建物は「フライト・オブ・ドリームス」というボーイング787の初号機を展示している施設。奥の方にちょっと見えてる方がターミナルです。
第2ターミナルへはこの「フライト・オブ・ドリームス」の中を通過していくことになります。
まだ朝8時前なので「フライト・オブ・ドリームス」のほうはまだ開いてません。ただ、この通路沿いのスターバックスは朝7時から、ローソンは24時間営業となっています。第2ターミナル内には店舗少ないので、必要なものはこちらのローソンで調達した方がいいです。
「フライト・オブ・ドリームス」を一旦出て、また連絡通路を進みます。
これが中部国際空港の第2ターミナルです。やっと間近に見えてきました。
第2ターミナルの入口までたどり着きました。
出発ロビーはこんな感じで、両サイドにチェックインカウンターが並ぶシンプルな構造。簡素な内装がいかにも「LCCむけ!」って印象です。
このエリアにある店舗は「おみやげ館」と…。
カフェが1カ所。
この時点で第2ターミナルを利用する航空会社は5社。こちらはチェジュ航空のチェックインカウンター。
こちらはジェットスター・ジャパンのカウンターです。
エアアジア・ジャパンのチェックインカウンターはロビーの奥のほう。
対面にもエアアジア・ジャパンのカウンタースペースがありましたが、今日は稼働していない様子。
カウンターが並んだ先の突き当たりが国内線と国際線の出発口。どーんと大きく表示が出てるので間違うことはなさそうです。
保安検査を抜けて、ゲートへ向かいます。ここから470mもあるのか…。意外と遠いよね。
床面にいろいろ書いてあったり、壁面の照明の設置に変化を付けたりしているせいか、あんまり「長く歩いた」感がないのが不思議。
ゲートエリアに近づくと窓のある通路で視界が開けます。奥にはこれから乗るはずのエアアジアの機体が見えました。
この辺でも、ゲートエリアまではまだもうちょっと距離ある感じ。
簡素ですがキッズスペースも用意。ただし、ここからゲートまでは少し歩くので、ここでのんびり子供を遊ばせる…ってロケーションでもないような気がするなぁ。
通路には小さいですがショップが1軒。
カフェもありました。
やっとゲートエリアにたどり着きました。
ゲート前のベンチですが、なかなか使い勝手のいいものが置かれています。背もたれの上には電源コンセントがあるので、充電しながら座って手元でスマホとか使えるんです、これ。
今日の仙台行きDJ23便のゲートは一番奥で遠いところでした…。
搭乗が始まると階段を降りて地平階へ。そこから可動式のキャノピーを歩いて…。
飛行機への搭乗はタラップを登っていくのでした。
では、次は到着。
到着したらタラップを降り、可動式キャノピーの通路を通ってターミナルビルへ入ります。そこからいったん2階へ階段で上がり、暫く進んでまた1階へ階段で降りる、という流れ。ちょっと面倒。
1階に降りたら、到着ロビーへの通路を進んでいくのですが…。
これが結構、距離が長いです。飽きさせない工夫ということか、床面にプロジェクションマッピングとかしてました。
あと240mかぁ…。
壁面には中部地区に関係ある観光地などがバシバシ表示されています。
こういう装飾とかのおかげで、まぁまぁ「遠い」感は薄れてるようには思うのですが、でも結構歩かされますね。
「中部へようこそ」ってエリア広いなオイ。
ようやくバゲージクレームまで到達です。
国内線のバゲージクレームはターンテーブルが2カ所。エリアに入ると縦に2カ所並んでいるので、分かりやすいといえば分かりやすいです。
バゲージクレームからはまた通路…。
やっと到着ロビーに出ることができました。お疲れ様。
第2ターミナルビルの出口です。
とはいえ、ココで油断しちゃいけません(^^;)。到着ロビーは1階にありますが、鉄道などに乗れるアクセスプラザへ行くには2階の通路へ行かないといけません。出口から2階へ上がる経路ってのが基本、この長いスロープになってるんですよ…。これは正直、かなり歩いてきた後に見るとめげます。一応エレベーターもあるのですが台数が多いわけでもないし。なお、空港バスとタクシーは出口正面から乗れます。結局この日は、到着後30分以上あとの名鉄電車に乗ることになりました。セントレアの第1ターミナルであれば下手すると到着10分後の電車に乗る!とかも出来るようなコンパクトさだったので、それに比べると「うーん」という気がしなくもないです。でも空港使用料も安くなってるしなぁ。
とはいえ、シンプルな導線で分かりやすいし、そこそこ「遊んでる」感があって楽しい感じはするし、「結構歩くよ!」ってことを除けば、そんなに悪くないターミナルなんじゃないかって気がします。