仙台での宿泊先は「東横INN仙台東口1号館」。どこに行っても東横インは東横イン、という安定のクオリティなのは凄いです。
朝食も典型的な東横インのスタイル。最近はご当地ものを取り入れているところも見かけますが、こちらは「ごく普通」でした。
今日は仙台市内の観光地を巡ってみることにしました。仙台って何度も来てるけど、ガチな観光地って意外と行ってなかったりするんだよねぇ。仙台には主要観光地を周遊する「るーぷる仙台」という路線バスがあるので、こちらを利用してみます。土日祝は15分間隔での運行、と結構な頻度です。なおコチラ、乗車1回の料金は260円。「るーぷる」のみの1日乗車券が620円、「るーぷる」と仙台地下鉄が利用可能な1日乗車券は920円。で、これも「仙台まるごとパス」で利用可能です。つまり「仙台まるごとパス」って仙台空港-仙台の鉄道の往復+1日乗車券2日分だけで相当モトが取れちゃう凄いヤツなのですよ。
まずは「瑞鳳殿前」で下車。
瑞鳳殿は伊達政宗の霊廟のあるところ。バス停から結構な坂道になってて若干めげますが…。
こちらには伊達政宗だけでなく、伊達氏の霊廟や墓などがあるんですね。
瑞鳳殿の前にある涅槃門。こちらは第2次大戦中の空襲で焼失してしまったものを1970年代に再建したものなんだそうです。
こちらが瑞鳳殿。
また別のエリアいは…。
二代藩主伊達忠宗の霊廟「感仙殿」と三代藩主伊達綱宗の霊廟「善応殿」が並んでいます。
「妙雲界廟」も同じエリアにありました。
次にやってきたのは五色沼。
日本のフィギュアスケート発祥の地とのことで記念碑も建っています。
すぐそばの仙台市博物館にも行ってみました。
やっぱり伊達氏の展示が中心。
江戸時代の仙台城下町の想定復元模型も見応えあります。
でも、こちらで一番興味深いのは「慶長遣欧使節」に関する展示かもしれません。
慶長遣欧使節とは、1613年に伊達政宗がスペインとローマに送った使節で、仙台からメキシコ経由でヨーロッパへ向かい、現地でも大歓迎されたそうです。一応、仙台藩とスペインの通商交渉と、仙台藩へのキリスト教宣教師の派遣を目的にしていたとのことですが、使節が日本に帰ってきた頃にはキリスト教は禁止されてました…という、なかなか悲しいお話だったりします。使節となった支倉常長は帰国後すぐに病死してしまったようなのですが、彼の肖像画は「西洋絵画に描かれた最初の日本人」と言われています。なお、この「慶長遣欧使節関係資料」は国宝とされているのに加え、ユネスコ記憶遺産にも指定されている、なかなか貴重なもの。こんな時代に日本人が外交のため欧州に行ってたって話、結構凄くないですか?
続いて仙台城跡。おお、これがめっちゃ有名な伊達政宗騎馬像か!
ここからは仙台市内が一望できます。かなり標高あるところなんですね。
次にやってきたのは三居沢水力発電所。
え?わざわざ発電所とか行くか?と思われるかもしれませんが、なんとココ、日本の水力発電の発祥の地なんだそうです。
次に立ち寄ったのは大崎八幡宮。
伊達政宗の命でこの地に建立されたそうで、社殿は1607年に建立されたものとして国宝に指定されています。この石段を登ったところに社殿が。
石段を上がると長床。
長床を抜けると社殿です。
仙台中心部に戻り、ランチの時間にしました。8月に来たときに「品切れで閉店」のためありつけなかった「ほそやのサンド」へリベンジだ!
今回は無事に「日本のハンバーガーの元祖」を戴くことが出来ました。チーズバーガーとコーラをオーダー。チーズバーガーはシンプルですがハンバーグも肉厚でジューシー、なかなか美味しかったですよ。
今度は地下鉄で長町南駅まで移動。コレも「仙台まるごとパス」で利用可能です。
駅から歩いて5分ほどで「地底の森ミュージアム」へ到着。
ここは元々は小学校の建設予定地。発掘調査を重ねていくうち、ついに2万年前の石器時代の森林跡が出てきちゃいました。
この遺跡を貴重なものにしたのは、このたき火の跡。旧石器時代の森林跡と人類の痕跡が一緒に見つかるのはレアケースとのことで、小学校は別の場所に建てることにして、ここを保存して展示施設を作ることにしたそうです。あんまりメジャーな観光地ではない感じはしますが、割と見る価値ありかも。
地下鉄で1駅の長町まで出て、仙台空港へ戻ります。
ターミナル端にあるエアアジア・ジャパンのカウンターでチェックイン。今は1日2便の運行ですが、カウンタースペースは割と余裕ある印象です。
DJ26便でセントレアへ帰還。仙台空港の出発ゲートは増築棟のほうで、一旦地上に降りてから可動式キャノピーを通ってタラップで登る流れでした。