へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年16発目、三度目の正直の阿里山。その3:やっと乗れたぞ阿里山鉄道+奮起湖からバス乗り継ぎ。

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台湾2日目。嘉義への移動のため台南駅へやってきました。

 

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台南駅7:32発の自強号に乗ろうと思って来たのですが、なんとホテルに忘れ物したことが発覚…。

 

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結局、後続の7:55発の普通列車に乗ることになりました。8:12発の莒光号でも間に合うのだけど、普通列車の方が5分ほど早く嘉義に着けるし、特に莒光号の料金を払う必要はないかな、と。

 

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日本製のEMU800型がやってきました。

 

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車内はセミクロスシート仕様。シートクッションも柔らかめで思ったより快適でした。

 

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1時間ほどで嘉義駅に到着。実はここに着くまで、今日これから阿里山鉄道に乗れるかどうか、ハッキリしてなかったんですよ。

 

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阿里山鉄道はネットで乗車券の予約・購入が可能です。で、その予約サイトが10月から変更になりました。サイトはコチラ。

https://afrts.forest.gov.tw/TP01_1.aspx#

英語対応もしており、予約のプロセス自体はそんなに難しくないのですが、どういうわけなのか予約後に自分の予約記録を呼び出すことが出来なったのです。「予約完了」のメールはちゃんと届くのに…。サイトには「予約記録の確認」ページがあり、予約番号と身分証明書番号(外国人の場合はパスポートの番号)で検索できることになっているはずなのですが、何度試しても「そんな記録ないぞ」というリプライしか帰ってきません。でも予約したら期日までに支払いをしないと自動的にキャンセルになっちゃうんです。一旦予約して、あとから決済へ…という手が使えなかったワケ。で、一度予約すると、同じ身分証明書番号での予約に制限がかかるようになっている様子です。なんとか再度予約し、予約完了を表示した画面のリンクから決済に進むと、なんとか「決済完了」のメールを受け取ることは出来ました。ただ、これでも予約記録を後から参照できない点は変わりません。

予約・決済した乗車券は、阿里山鉄道の窓口か、台湾のセブンイレブンに設置されているiBonというマルチ端末で発券できることになっています(以前のシステムでは台鉄の駅窓口でも受け取り可能だったんだけどね…)。台南に着いてから、このiBonでの発券を試したのですが、こちらも「予約記録が見つかりません」という感じのメッセージが表示され先に進めない状況。ねぇコレほんとに取れてるの?と思うよね?

で、嘉義駅の阿里山鉄道の乗車券販売窓口で予約番号とパスポートを出して発券を依頼したら、特に問題なくチケットを受け取ることが出来ました。うーん、結果的には乗れたからいいけど、やっぱり気持ち悪いよね。

 

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無事に乗車券を受け取ったところで、阿里山鉄道のホームへ向かいます。ちょうど台南駅からの後続の莒光号も到着したところ…ってあれ、結構レアな電車、EMU1200型じゃないですか!今どき貴重な吊り掛けモーターのやつ。うーん、それならコチラに乗っておくべきだったかもなぁ。

 

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阿里山鉄道のホームは改札を入って右手に進んだところ。

 

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今日乗車するのは9:30発の土休日のみ運転する阿里山号。発車10分前を切ったところで列車がホームに入線してきました。

 

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機関車を先頭に頭端式のホームに入ってきたので、進行方向への機関車の入れ替えをするのかな、と思ったら特に何も動きなし。

 

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進行方向側の客車には運転台が付いているので、このまま推進運転するようです。

 

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客車は5両編成。先頭側の5号車の側面には、姉妹鉄道となる大井川鐵道黒部峡谷鉄道のエンブレムが掲示されています。

 

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車内は1列-2列の横3列でリクライニングシートが並びます。

 

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ほぼ満席で嘉義駅を発車。

 

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嘉義からおよそ40分で竹崎駅へ到着。このあたりから車窓は「山」らしい風景に変わり、「登山鉄道」の雰囲気になっていきます。

 

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急勾配と急カーブが連続。

 

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樟脳寮駅。ここからは、この路線で有名なループ線へ入っていきます。

 

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かなり険しい山中といった感じの中を走行。

 

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このあたり、線路が登山歩道と近いとかの事情でもあるのか、登山客と思しき皆さんが沿線で写真撮影をする姿を良く見かけます。ただ、むっちゃ列車に近いのよ皆さん。中には人が近すぎて列車が緊急停車したケースもあったほど。危ないぞみんな。

 

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このあたりでは、車内で車窓案内のアナウンスをしてくれます。ただし中国語が基本なんですけど。とはいえ、周囲の皆さんがアナウンスに合わせてそちらを見るので、なんとなく解ったりします。

 

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交力坪駅。ここまで樟脳寮駅からは40分弱、距離としては10km程度ですが、標高では400m以上登ってきてます。

 

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引き続き山中を進行。

 

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水社寮駅。

 

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奮起湖駅には11時半前、定刻に到着しました。この列車はこの先、十字路駅まで運転されます。ここ奮起湖駅で大半の旅客が下車しましたが、入れ替わりにここから乗車する旅客も多く、それでまたほぼ満席になったようです。バスや自家用車でここまで来た観光客が体験乗車とか、って感じかも。

 

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列車は十字路に向けて発車していきました。阿里山鉄道の阿里山線は本来は阿里山駅まで通じているのですが、災害で長期運休中。今は十字路駅が終点になっています。全線復旧の予定はあるようなのですが、いつになるのかしら。

 

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奮起湖駅の構内の車庫は展示スペースとなっており開放されています。

 

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庫内には以前使われていた蒸気機関車などが展示されています。

 

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ループ線の模型も。

 

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説明看板には英語表記もありました。

 

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お昼ご飯はここでの名物「奮起湖弁当」を。駅そば、というか駅「そのもの」の場所にある「登山食堂」には大行列が出来ています。みんな並んでるってことはそれなりに旨いんだろうな、とコチラにしました。

 

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この窓口で注文すると弁当が出てきます。

 

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メニューはコレ、結構いろいろ種類がありますが、どの弁当も列車や鉄道にちなんだ名前がついてます。

 

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一番「基本」と思われる、豚のスペアリブ揚げの弁当を選びました。

 

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お弁当は出来たてらしく、まだ暖かい状態。ま、台湾の駅弁は暖かいのがデフォルトだけどね…。味の方はまずまず、美味しく戴きました。

 

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さて、ここからは阿里山行きのバスに乗り継がないといけません。バスの発車予定時刻は12:50。バス停はどうも阿里山鉄道線とメインの道路が交差する踏切のあたりっぽいので、ちょっと賑やかな通りを経由して向かってみます。

 

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沿道には様々なお店が並んでいますが、ちょっと眺めてる時間がないのが残念。

 

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ちなみに踏切付近には、さっきの展示スペースになってた車庫を通り抜けて来ることも出来ます。こっちのほうがアップダウンがないので楽。

 

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踏切から上り坂方面に向かったところにバス停があるのですが(今画像だと上に見える建物)、ここは平日にしかバスが停まらないんだそうで。

 

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踏切から坂道の下り側を見ると、なんかバス停っぽいスペースがあります。ここ?と思ったら違うらしく、もっと先に行け、とのこと。

 

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かなり進んだところに「奮起湖老街大飯店」があり、この前のスペースがバス停になっていました。既にこのとき12:50、既にバスは来ていてギリギリ乗ることが出来た次第。

 

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ちょっと位置関係、示してみました。平日用のバス停付近は乗用車などでかなり混雑しており、バスが長時間待機するのが難しいので、土休日だけ場所を変えているのかな、という感じでした。でも平日用と土休日用の場所が離れすぎて解りにくいよ…。それに案内も殆ど出てないし。