阿里山のバスターミナルから、10:10発の髙鉄嘉義駅行きのバスで下界へ戻ることにしました。
バスは険しい山道を下っていきます。この道路を大型バスがガンガン行き交ってるのは凄いかも。やっぱり人気観光地なんですね。
定刻より30分ほど早く13時前に髙鉄嘉義駅に到着しました。
駅で昼食を、と思ったのですが、ここにあるのはスターバックスと寿司屋にこのモスバーガーだけ。寿司ってのもアレなのでモスにします。
かき揚げのライスバーガーセットを注文。ドリンクとチキンナゲットがついてきます。後でメニュー見たら、豚の角煮のライスバーガーがあったみたい…そっちのほうが台湾っぽくてよかったなー。
阿里山からここまでバスで来たのは、午後から故宮博物院の南院へ行ってみようと考えたため。2015年にオープンした故宮博物館の分館ですが、髙鉄嘉義駅からバスで10分ほどのところにあるんです。駅のバス停にはこのような南院行きの時刻表も掲示されていて、ちょっと親切。
ちょうどバスがやってきました。
10分ちょっとで南院のバスターミナルに到着。
こちらにも、南院から髙鉄嘉義駅へのバス時刻表が掲示されています。
このバス停から南院の本館までは歩いて10分以上かかる距離。荷物はそのまま持ってきていたのでかったるいなーと思っていたら、あらまぁなんと本館行きの無料シャトルバスとかあるんですか?
ちょうどいいタイミングでシャトルバスがやってきたので、ありがたく利用させてもらいます。駐車場からの巡回バスも兼ねているようで、すでにほぼ満席といった感じでした。
シャトルバスは本館の1階入口前に停車します。
え?こんなのあったの?髙鉄嘉義駅と南院との間に無料のシャトルバスとか?駅の方には何も掲示とか無かったぞ!帰りはこっち使わせてもらおっと。
なお、ウェブサイトには中国語版にはそれらしき案内はありましたが、他の言語では言及は見つけられませんでした。
1階の入口は特別展用の展示ホールの前に位置しています。案内所もすぐそばにありました。
有り難いことに、手荷物用のロッカールームもこの入口の近くにあるんです。
スーツケースが余裕で入りそうな大きさのロッカーもありますが、そもそも大きな荷物を持ってここまで来る人もあまりいないようで、空きは沢山ありました。荷物を預けるときに10台湾ドルのコインを入れる必要がありますが、後で戻ってきますので実質タダで使えますよ。
チケットカウンターは2階。今日は無料で入場できるそうで、チケットだけ発券されました。建国記念日の連休中だからかな。
ここから3階へ上がって…。
展示室の入口へ。
メインの展示室は3階と2階。
この南院ではテーマ毎に所蔵品を展示しているようです。
展示室毎にテーマがあり、それに沿って所蔵品が並べられていて、なかなか興味深く、台北の故宮博物院より「解りやすい」面はあるような。日本語の説明も説明文やパンフレットなど比較的多く出ていました。
あと、こちらの「目玉」とも言えるコーナーがこちら。故宮博物院の「名品」を入れ替わりで展示しています。この時期は「肉形石」、つまり台北の故宮博物館に今行ってもコレは観られない、ということ。
台北では人だかりができる一品ですが、こちらではほとんど混んでおらず、間近で見放題なのがいいですよ。
館内を一通り見た後は周囲を散策してみます。南院の外観はこんな感じ。スロープを上がっていった方がメインエントランスになります。
本来であれば正面玄関からこの橋を渡って本館へ向かう動線なんですが、なんせ歩行距離が長いのよ…。暑い日も多い台湾でコレだと相当不評だったのではないかと思われ、そのせいでシャトルバスの運行などが行われているのかも。
風景としてはいいんですけどね。
帰りは髙鉄嘉義駅行きの無料シャトルを使ってみます。1便の定員が7名しかないのですが、乗り場付近にいた係員さんに聞いたらこの乗車整理券を貰えました。
このワゴン車で駅まで送って貰えます。
髙鉄嘉義駅までは10分足らずで到着。路線バスなどが発着するところではなく、一般車の送迎エリアからの発着なんですね。
時刻表も掲示されていますが、30分ごとの運行と結構な高頻度。
この南院行きシャトルの乗り場は、髙鉄嘉義駅の3番出口を出たところにあります。路線バス乗り場への出口とは反対側の方です。駅構内にはこのシャトルの案内らしきものは一切見つけられず…。
ここからはBRTで嘉義市街へ。嘉義ではこちらの友人が泊めてくれるとのことで、ありがたくお言葉に甘えることにしました。
さすが地元民、夕食は絶対ローカルしか行かなさそうなお店に連れて行ってくれました。
こちらの小籠包、かなり大きくてスープもたっぷりでかなり旨かったです。水餃子も絶品なんだそうですが、残念ながら今日は品切れだそうで。
すぐそばにあったのが「嘉邑镇天宫」。なんか凄いもん屋根に載せてるな。
八掌溪という川にかかる歩行者用の橋「弥陀映月橋」。
郊外の貯水池「蘭潭水庫」では毎晩、音楽に合わせた噴水ショーが行われており、ここにも連れて行ってもらいました。