へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年17発目、アブダビ経由のフランス。その14:パリでも行けるユニテ・ダビタシオン。

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パリに到着してまず向かったのは、建築・文化財博物館。

 

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その名の通り建築に関する博物館でして、1階はフランス各地の歴史的建造物の一部の実物大レプリカなどを中心に展示。なかなか近くではじっくり見れないディテールなどを眺めることができます。

 

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2階は近代建築のフロア。こちらは建築模型などが中心です。

 

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ちなみに、この2階の窓からのエッフェル塔の眺めが結構よかったりするんですよね。

 

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でも、この博物館に来た最大の目的はコレ。どっかで見たような気がしませんか?

 

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実はこれ、今朝まで滞在していたマルセイユのユニテ・ダビタシオンの一番ポピュラーな住居ユニットの実物大レプリカなんです。

 

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これがユニットの断面図。1フロア半を占める住居が2ユニットで組になっており、3フロアの中央に通路が貫きます。

 

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このレプリカ、室内に入ることもできます。では玄関からお邪魔します!

 

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玄関を入ると、その先にリビング兼ダイニングがあります。

 

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手前がダイニングスペースで、奥のリビングスペースは2フロア分の吹き抜け。

 

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天井が高く、大きな窓が設置されています。

 

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リビングスペースから玄関の方を振り返るとこんな感じ。ダイニングの上は上階のフロアになっています。

 

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玄関そばのキッチンは、ル・コルビュジエの右腕的存在だったシャルロット・ペリアンがデザインしたもの。インテリアデザイナーとして知られ、第2次大戦前の日本にも政府の招請でやってきてデザイン指導などを行ったりしていますが、実は建築家としての才能も凄かったとか。ちなみに、ちょうどこの時期、同じパリにあるルイ・ヴィトン財団でシャルロット・ペリアンの回顧展を開催中だったらしいです。帰ってきてから知ったよ…。

 

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では、上のフロアへ上がってみましょう。

 

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ダイニングの上にあたるところがマスターベッドルーム。

 

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ここに隣接してバスルームが設置されています。

 

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マスターベッドルームの反対側には子供部屋が2部屋用意されています。

 

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マルセイユのホテル・ル・コルビュジエで泊まった部屋とよく似ています。これと同じ構成の部屋が隣にもう1室あり、子供部屋入口付近にはシャワールームもありました。なかなか快適そうなお家ですが、これで「第二次大戦後の復興計画の一環として庶民向けに設計」されたって、贅沢な感じですよね…。

 

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折角近くまで来たのでエッフェル塔も眺めてきました。

 

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昔は足下に自由に立ち入れたと思うのですが、今は周囲を柵で囲んでおり、限られた入場口からしかアクセスできないようになってるんですね。

 

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ノートルダム大聖堂にも行ってみます。正面側を遠めから見ると何事もなかったかのようですが、修復工事のため周囲は仮設壁でぐるりと囲まれています。

 

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周囲をぐるりと回ると、やっぱり火災の爪痕が感じられます。

 

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5年以内の修復を目指すそうですが、一日も早くもとの美しい姿になって欲しいですね。