夕方からはルーブル美術館へ。アブダビで分館に行ったのにコチラで本家に行かない、ってのもなんかヘンな気がして…。
最近のルーブル美術館は大混雑でチケット購入に1時間待ちも珍しくないとかってハナシも聞くので、事前にウェブでチケットを購入しておいたのですが、遅い時間だったせいもあるのか思ったより空いてました。ただ、ホントは今こちらで開催されているダヴィンチ展も観たかったんですよね…。10月末から来年2月まで、ダヴィンチ没後500年を記念した過去最大級の展覧会とのことで現地でも大きな話題になっており、特別展の入場には完全予約制のチケット購入が必須。10月中旬頃にこの件を知り予約サイトにアクセスしたのですが、既にその時点で11月中旬頃までの分のチケットはほぼ完売状態で、自分が行けそうな日程でのチケット入手ができなかったんです。なんせチケット購入サイトに接続するに30分待ちだったくらい(今では改善されているみたい)なので、相当な人気なのが解ります。特別展の入場料は通常の入場料と同じなので、「通常料金ダヴィンチ展なし」で入るのはなんか損した気分。
混み具合もほどほどで、ゆっくり観て回れる感じです。水曜と金曜は夜9時45分まで開館しているので、遅い時間を狙うってのはアリなのかも。
ただ、クローズしてしまう展示室もあるみたいです。この日は古代オリエントの一部エリアが閉まっており、割と「コレ見とけ」リストに出てくる「ハンムラビ法典」は見られず、でした。スタッフに聞いたら「今日はクローズしてます」という説明だけ…。ルーブル美術館、久々に来ましたが、こんなにイケてない感じだったかなぁ、という印象でした。所蔵する美術品は文句なく凄いのですが、とにかく広すぎる。で、広いのに「今どこにいるか」が凄く解りにくいんです。フロアマップには室番号があり、大抵の美術館はこれが目印になるのですが、ルーブルの場合は各展示室の番号表示がなかったり、あっても解りにくい場所に出ていたり、と「目印」が少ない感じです。改修工事による通路の閉鎖などもマップには反映されていなかったり、仮通路が謎に一方通行だったり…。アブダビのルーブルは結構解りやすかったのにね。
人気作品ですが今日はそれほど人も多くないので、結構じっくり観れました。
この展示室にはこんな看板が。どうも日本テレビが展示室の改修を支援したようです。
これも有名、「サモトラケのニケ」。
で、こちらの展示室には…。
ダヴィンチの「モナ・リザ」です。「ダヴィンチ展に移設して展示されてる」説もあったのですが、いつもの定位置にあり、「ダヴィンチ展」に入れなくても鑑賞可能。
ただし、ルーブルが所蔵する他のダヴィンチ作品は特別展へ移動中。そちらのチケットをゲットしないと観れない状態です。
この展示室、最近改修されたばかりの様子。「モナ・リザ」はこんなに遠巻きで観るような構造です。正面から観るには行列に並ぶようになっていますが、この日は空いていたのでラッキー。多くの来場者は「モナ・リザ」と一緒に記念撮影してました。
フェルメールも「レースを編む女」「天文学者」の2点を所蔵。どちらも小型の作品ということもありますが、かなり「ひっそり」と置いてあります。
結局、いろいろ巡りながら3時間ほど堪能した次第。地下にはルーブルの遺構の展示もあり、この建物の変遷などが解るようになっていました。
ルーブルの後は晩ご飯を食べてホテルへ帰ります。今日のディナーはルーブルから徒歩5分ほどのところにある「Bistrot Victoires」です。
もう夜9時過ぎなのに店内は満席で賑わっています。ちょうど1席テーブルが空いたところで、すぐ案内して貰えました。
メニューは英語版あり。前菜が6ユーロ前後、メインも10ユーロくらいからと、お値段はお手頃な感じです。
まずは白ワインをグラスで戴きます。
前菜は山羊チーズトーストのサラダ。
メインでオーダーしたのは、こちらのお店の看板料理という鴨のコンフィ。お肉はホロホロと崩れて柔らか、味付けも絶妙でした。付け合わせのフライドポテトも旨いけど、合わせると結構なボリュームです。
食後はコーヒーとデザートの盛り合わせを注文。クレームブリュレ、チョコレートケーキにマカロン、フルーツソースをかけたヨーグルトとバラエティに富んだ内容で満足でした。これでお会計はトータル30ユーロ切ってるって安いよね。