そろそろ夕暮れ。
グランド・クリュにも灯りがともり始め、また雰囲気が変わります。ただ、夕方5時頃になるとお店も閉まり初めてきます。そろそろ帰り支度かな。
帰りはバス停までシャトルバスには乗らず、歩いてみることにしました。
…のですが、実は3km近く離れていたことに途中で気がつきました(^^;)。
時間に余裕があったはずなのに、バス停に着いたのは発車時間ギリギリになっちゃいました。まぁ景色が楽しめたからいいけどさ。パリへの戻りはレンヌ経由でTGVに乗車するルートを選択。バス代15ユーロ+TGVが25ユーロで計40ユーロでしたが、レンヌ~パリ間の運賃は購入のタイミングによってかなり変動するようです。
モンサンミッシェルから1時間10分でレンヌ駅に到着。
レンヌ駅はかなりモダンな建物で、ショップなども比較的充実しています。やっぱりここでもTGVのホームへは改札を通らないと行けないようになっていました。
レンヌ駅19:37発のパリ・モンパルナス行き。ここが始発駅らしく既に入線してました。
マルセイユからパリに来るときに乗ったのと同じ2階建てのTGVですが、内装は古いタイプらしく、電源コンセントもwifiもなし。スマホのバッテリーの残量が心許ない感じだったので充電したかったんだけどなぁ。
約1時間半でパリ到着。モンサンミッシェルからちょうど3時間で帰ってきました。
ちょっと遅くなっちゃいましたが晩ご飯。今日はモンパルナス駅から徒歩5分ほどのところに位置する「Le Relais de l’Entrecôte(ル・ルレ・ドゥ・ラントルコート)」へ行きました。実はフランスでは「ステーキとフライドポテト」って結構定番メニューだったりするのですが、このお店はその有名店の一つで、パリ市内に3店舗あります。この日ももう夜9時過ぎだというのに店頭には行列ができており、入店まで30分ほど待たされました。基本的に予約はとらないお店です。
ちょっとクラッシックな雰囲気のウェイトレスさんに席に案内されると、いきなり「焼き加減は?」と訊かれます。このレストラン、メインメニューはステーキセットしかないので、そういうことになるわけですよ。こりゃ日本の「いきなり!ステーキ」どころじゃなく「いきなり」ステーキなお店じゃないですか。「Entrecôte」って牛肉の高級な部位という意味らしいけど、それが店名に入ってるくらいだし。あ、あと飲み物も訊かれます。焼き加減はレア、赤のハウスワインをグラスでお願いしました。
最初にサラダが出されます。胡桃が入った、マスタード風味のクリーミーなドレッシングがなかなか旨い一皿です。
で、お待ちかねのメイン、ステーキとフライドポテトが出てきました。このレストランのウリはこの緑がかった色のソースで、レシピは秘密、らしいです。ハーブとか入ってるんだろうけど、赤身肉によくマッチした美味しさでした。フライドポテトにこのソースを浸すのもイケます。パンも使ってソースは完食しちゃいました。
で、最初に出てきたステーキを食べ終えた頃、第2弾のステーキがお皿に盛られます。このレストランでは肉が冷めないよう、1人前を2回に分けてサーブするようになっており、1回目を食べている間、2回目の分はウェイトレスさんが保温してキープしてくれています。面白い仕組みですが、知らずに来店したら驚くよねぇ。フライドポテトも一緒にどっさり盛ってくれますが、コレが「お替わりし放題」という説も…。
食後はやっぱりデザートを勧められます。今度はメニュー登場ですが、メインはステーキしか選べないのにデザートの選択肢は妙に豊富。
こちらのレストランでも人気メニューという、チョコソースのプロフィットロールを戴きました。なお、これで今日の晩ご飯は合わせて39.5ユーロ。お値段も悪くない感じです。