本来の用事は夕方から。まだ行ったことがない柳川を観光してみることにしました。博多から地下鉄で天神に移動し、西鉄福岡駅へ。
大牟田行きの特急に乗車。
柳川までは約50分の道のり。西鉄福岡を出るときには空いていたのですが、隣の薬院駅からかなりのお客さんが乗ってきました。
柳川駅はかなり近代的な雰囲気。
駅には観光案内所と、柳川観光といえば外せない川下りの案内所も設置されていました。
柳川で川下り観光船を運航しているのは数社あり、少しずつコースが違ったりしています。駅に案内所があるのは「柳川観光開発」で、西鉄との企画切符を買ったときに付いてくるのも、ここの乗船券です。駅前から乗船場まで無料のシャトルバスで移動。
乗船場までは柳川駅から歩いても5分くらいの距離なんですけどね。
ここから川下りはスタートします。
では出発!なんですが、お堀のまわりは普通の住宅街って感じなのね…。まぁ城下町のお堀ですから、そりゃ周囲には普通に「街」なのは当然ではあります。
船頭さんが竿で漕ぐ船はのんびり進んでいきます。乗客の半分くらいは外国人観光客で、船頭さんもカタコトですが英語での案内もしていました。今日は土曜日なので日本人が多いけど、平日は外国人が8割ということも珍しくないそう、「外国人観光客が来ないと大変なんですよ~」だそうですよ。
だんだん、それらしい雰囲気になってきました。
このあたりが川下りルートでいちばん「映える」エリア、だそうで。ポスターなどでもよくこの辺りで撮影された画像が使われているようです。
途中で見えた歩道橋。暫く前にトラックがぶつかったそうで、衝突の痕跡が残っています。
コースの途中には、船から買える売店もありました。
川下りコースの中で一番低い橋。ホントにギリギリでした。以前はこれより石垣一段分低かったというのですが、ソレ頭ぶつかるよね。
終盤で若干権利関係の処理状況が心配になる看板が出てきたりしますが。
およそ70分の船旅で終点、御花に到着しました。
まだ11時半頃と早めですが昼食を。柳川名物「鰻のせいろ蒸し」の有名店、若松屋にやってきました。
お昼時より少し早めの時間だったので、待ち時間なく席に案内されました。ここはノーマルに「鰻せいろ蒸し」を注文です。
10分ほどでせいろ蒸し登場。
蓋を開けると鰻のいい香り。せいろで蒸されて饗されるので、かなり熱々の状態が続きます。鰻の量も「並」でも充分満足できる感じ。これで3100円ならお値打ちじゃないでしょうか。最近は鰻もお高いし。
ここから柳川駅までは川下り利用者用の無料バスを各社が出したりしていますが、時間も余裕があるのでお堀沿いに歩いて戻ることにしました。
お堀沿いには遊歩道が設けられ、散歩にはもってこいの雰囲気。
「梁」とかあったり。
この辺りまで来るとお堀なのか微妙な風景になってきますけど…。
柳川の「繁華街」らしい京町通りには柳川や周辺の特産品を中心に扱う「柳川よかもん館」があります。
中には柳川の風習「さげもん」の展示も。女の子の生まれた過程で、その成長を祝って飾るものなんだそうです。
このエリア、シャッターを閉ざした店舗も多く見られました。
柳川駅からまた西鉄特急で福岡へ戻ります。やってきたのは観光列車?の「水都」仕様。外装も内装も観光列車風になっていますが、座席や車内設備などはごく普通でした…。
宿泊先は博多駅周辺なのですが、今回は「天神乗り換え地下鉄利用」ではなく「薬院駅下車でバス乗り換え」ルートを使ってみました。地下鉄の天神駅から西鉄福岡駅って実はそんなに近くないんですよね。それに比べて、薬院駅は改札を出ると目の前にエスカレーターがあり、降りてすぐのところが博多駅方面のバス停なので乗り換えは結構便利。バスの本数も5分おきくらいには出てるくらいと多い上に、都心えりあなので1乗車100円で行けます。このルート、かなり使えるぞ…って往路で「薬院駅で乗る人が多い」のはこのせいか!