へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和元年20発目、アムトラック大陸横断。その5:Back to 60's! TWA Hotel宿泊(外観&パブリックスペース編)。

TWA Hotelの内部や外観を紹介していきますよ。

 

このホテル、2つの宿泊棟のうち「サーリネンウイング」の屋上には展望台とプールがあります。冬は結構寒いニューヨーク、展望台くらいは見ておこうと思ったのですが…。

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プールやってるやん(^^;)。しかも皆さんガンガン入っとるやん…。どうも温水(といってもぬるま湯程度でしたが)プールになっていて年中使えるみたいです。

 

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で、プールや屋上から見える景色がこれ。飛行機好きにはたまらん風景です。ここはターミナル4とターミナル5の間に位置するのですが、ターミナル4が米国キャリア以外でアライアンス外の航空会社が主に使っているので見られる飛行機のバリエーションが豊富でなかなか飽きません。で、その向こうは滑走路。

 

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翌朝にも再度行ってみました。このときには屋上への入口にスタッフがおり、ルームキーを確認していました。ここについては宿泊客専用扱いの模様。

 

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離発着する旅客機を眺めながら楽しめるインフィニティプールなんて世界でもココだけでしょう。しかも超繁忙空港でバンバン飛行機が飛び交うJFK。さすがに寒い時期はちょっと遠慮したいですが、もう少し暖かいシーズンに水着もって来てここで一日中プールに浸かってたい。

 

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TWAホテルの目玉の一つが「コニーラウンジ」。レシプロ機全盛時代に長距離路線の主役として活躍していた「ロッキードコンステレーション」をターミナル脇にドンと据えて、これをバーとして使用しているんです。この機体は「コニー」の愛称で親しまれTWAでもメインの機材として使用されていましたが、それもそのはず、ハワード・ヒューズがロッキードに作って貰った飛行機でもあります。

 

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機内は機体の前部と後部はラウンジ風にソファが設置されています。

 

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中央部には当時の旅客機の座席が設置されています。ここに座ればプロペラ時代の空の旅気分です。

 

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とりあえず飛行機シートのエリアに座り、1杯戴いてくつろぎます。カクテル類は16ドル程度でした。

 

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翼の上の座席だと窓からこんな景色が見えて、なかなかいい雰囲気。

 

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操縦席も見学可能。

 

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翌朝、明るくなってからの様子。まるごと1機そのまま置いてあるのって凄いよね。

 

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いやぁ、かっこいいです。

 

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ターミナルビルの内部のご紹介。ここはメインエントランスとなるエリア。その外側が車寄せで、旅客はここから入館し、両側に広がるチェックインカウンターへ向かう導線でした。

 

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館内に入って左手のカウンターエリアは現在、ホテルのチェックインロビーになっています。その対面の右手はフードコーナーになっていました。

 

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奥の方にはTWAに関するディスプレイも。ここにはTWAのカーゴスタッフの制服や地上設備などが展示されていました。

 

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チェックインを終えた旅客は、この階段を上がり出発ロビーへ向かっていました。

 

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ここがメインロビー。

 

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中央のウェイティングラウンジも美しいデザイン。ここも今はバーラウンジとして使われています。

 

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2階にはラウンジやレストランがありました。

 

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ラウンジだったエリアは、今ではTWAの歴代制服を展示するスペースになっています。

 

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レストランエリアは当時と同じ「パリスカフェ」として営業。

 

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ミッドセンチュリーなインテリアと開放的な大きな窓が気持ちいいエリアです。

 

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この滞在ではこちらで朝食を戴きました。

 

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「エッグサンドイッチ」16ドル也。お味の方は「至ってフツー」ですが、この雰囲気は来る価値ありだと思います。コーヒーも戴いたのですが、なぜかお会計にはコーヒー代が加算されていませんでした。無料サービスだったのかしら?

 

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このトンネルは、メインターミナルから搭乗ゲートのあるサテライトを繋ぐ通路でした。今はジェットブルーのターミナルビルからの入口と同時に、宿泊棟への通路として使われています。

 

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ヒューズウイングに繋がる方のトンネルの端には、ハワード・ヒューズのオフィスを再現したディスプレイが。

 

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サーリネンウイングの方は、エーロ・サーリネンのオフィスを再現したコーナーがありました。TWAフライトセンターの設計図面も見れます。

 

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館内にはショップもあって、TWAロゴのグッズなどが販売されています。

 

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では外観。ランドサイドの正面から見るとこんな感じです。

 

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TWAフライトセンターの後ろ側に見える2つの四角い建物が宿泊棟です。構造的にはサーリネンウイングの上層階の一部くらいからしか滑走路は見えなさそうですので、「Runway View」の部屋数はそんなに多くないのかもしれません。

 

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これはランドサイド、エアトレインの駅の方から眺めた様子。大きく翼を広げたようなダイナミックな造形が良くわかります。

 

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アサイド側からの眺め。

 

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展望台からターミナルビルを見下ろす眺めも楽しめます。

 

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夜は夜で、これまたいい雰囲気に包まれます。とにかく見ていて飽きない、そんなターミナルビルです。

 

正直、サービス面ではそれほど特筆すべきところはなく、ちょっとしたコンビニ的なショップも無いなど不便さもありましたが、この建物とハード、雰囲気は特別です。ああ、今度は夏に来てプールで遊んでやる!