へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和2年1発目、日高線代行バスと「スーパービュー踊り子」。その2:帯広プチグルメまつり。 

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帯広について真っ先に向かったのは六花亭の本店。当初は午後2時には着いてる筈だったので、「カレーショップ インデアン」で遅い昼食、ってとこから始めるつもりだったんだけどな…。

 

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六花亭といえば「マルセイバターサンド」など「北海道のお土産」イメージが強いかと思いますが、本拠の帯広エリアでは生ケーキも販売しており、これが安くて旨いんですよ。

 

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本店ではケーキを注文すると「お持ち帰りですか?こちらでお召し上がりになりますか?」と訊かれます。え?と思っちゃいますが、店内にイートインスペースがあるので、「食べていきます」と言うと紙皿に乗せて提供。しかもイートインコーナーには無料のコーヒーサービスもあったりします。神か。

 

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今回はケーキはお持ち帰りで購入し、六花亭の一部の店舗でしか入手できない「雪こんチーズ」をイートインで戴きました。これは薄焼きのココアビスケットでチーズケーキを挟んだもの。注文するとその場で作ってくれ、「2時間以内に食べるのがお勧め」なので「お土産に購入」というワケにはいかない感じのレアアイテムだったりします。

なお、本店の2階には喫茶室があるのですが、営業時間は夕方5時まで。今回は間に合いませんでした…。

 

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六花亭本店のそばには帯広唯一の百貨店「藤丸」があります。いつのまにか、北海道で札幌以外にデパートがある都市は函館と帯広だけになってしまったんですね。

 

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地下はいわゆる「デパ地下」ですが、十勝エリア地場のこだわりの品々を集めたコーナーもあって、お土産探しにはぴったりな感じで一見の価値ありです。十勝も舞台となったNHK朝の連ドラ「なつぞら」グッズも売ってました。

 

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お次は晩ご飯。やってきたのは「北の屋台」、北海道での屋台村ブームの火付け役とも言われているそうで、狭い路地に20店舗が並びます。あ、「屋台」といってもココは北海道、お店はオープンエアではなく「小屋」になってます。

 

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この一角にある「マリヨンヌ」が本日のお目当て。7~8名も入ればいっぱいになる小さなお店ですが、地元産にこだわった本格的なフレンチをお手頃価格で出してくれるお店として人気で、2017年ミシュランガイドでビブグルマンに選ばれたほど。この日も帯広に着いてから電話してみたのですが満席。席が空いたら連絡します…とのことで待っていたら夜7時半くらいに折り返し電話を戴き、ワクワクでお出かけしました。

 

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小さいお店ながらメニューはかなり豊富。こちらは前菜系のラインナップ。

 

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メインディッシュも魚介に牛肉、鹿などのジビエっぽいのもあったりして。

 

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加えてパスタ、ピザ、リゾットと「食事」系も用意されています。

 

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グラスでサーブされるワインも、ちょっとこだわった品揃え。マーケットプライスで一本2000~3000円くらいのお手頃価格ながら評価の高いものを手堅く選んでいる印象です。

 

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最初に「お通し」として、噴火湾産黒ソイのマリネが出されました。ドリンク一杯目はスパークリングワイン、スペインの「ダミア」でした。

 

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一皿目は「十勝産パプリカのムース 生ウニとコンソメジュレ」。まぁこのビジュアル、グランメゾン東京ですかここは。お味も繊細で、コレが1200円ってどーよ、って感じです。

 

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二皿目「宮本さん原木椎茸と厚岸産カキの香草バターソース」をチョイス。お供も白ワインに変え「ドメーヌ ラ コロンベット」のシャルドネにしました。まぁ見てくださいよこの大ぶりのカキ、プリプリでジューシー。椎茸も「生産者の顔が見える」ってやつですが、確かに味が濃い感じ。軽い感じのバターソースであっさり戴けます。これも1200円とかなんですよ皆さん。

 

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メインディッシュは「牛ヒレとフォアグラのロッシーニ風」で。もーフォアグラですよフォアグラ。ワインも赤にスイッチ、「マス・ド・ドマ・ガサック」のカルベネソービニョンで戴きます。

 

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あんまり旨そうなんでアップ。絶妙にレア加減で火が通された牛フィレ、表面カリカリで香ばしい風味もついたフォアグラ、至福のひととき。すげぇ旨ぇ。これが1300円って何が起きたんですか。

なお、お隣の方は「和牛トモサンカクのロティ」を召し上がられていましたが、旨そうな上にかなりのボリューム。あっちもいいなぁ、と思いつつ、こちらの看板メニューという「牛ヒレとフォアグラのロッシーニ風」に落ち着いた次第。次はあっちにするぞ!

これで、トータルのお会計は約7000円。普段の晩ご飯ではこんなに出さないよ、って金額ですが、この内容を考えれば格安です。同じモノを名古屋や東京で喰ったら幾ら取られるんだろ…。ここはリピートしたいです!って帯広が遠い。

 

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良い気持ちでホテルに戻ったら、今度はデザートタイム。先ほど六花亭で買ってきたケーキを堪能しましょう。これは「苺のテリーヌ」、税込250円也。

 

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モンブラン」も買っちゃいました、税込260円。六花亭のケーキですが、見た目にも美味しそうでお洒落なのにお値段がどれも1コ250円前後とリーズナブルなのも魅力の一つ。お味の方は、これが不味いわけないでしょ?って感じです。帯広って、白樺みたいな見た目の「三方六」で有名な「柳月」など、お菓子屋さんが妙に多いのが凄い。いや帯広住みたい。