へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その2:「霧島ホテル」の超巨大風呂。

f:id:slips:20200223091736j:plain

本日のお宿は「霧島ホテル」です。およそ300年前に開湯した硫黄谷温泉を引き、坂本龍馬も新婚旅行の際に滞在したとか与謝野鉄幹・晶子夫妻が泊まったとか、由緒のあるお宿だったりします。

 

f:id:slips:20200222161112j:plain

霧島周遊観光バスを降りたところの向かいにあるバス停で、鹿児島空港から来る路線バスに乗り換え。

 

f:id:slips:20200222161820j:plain

丸尾のバス停から5分ほど、硫黄谷バス停にて下車します。

 

f:id:slips:20200222162034j:plain

バス停のすぐそばが霧島ホテルの入口です。ただ、ホテル自体はここから坂を登った高台に位置しており、この待合所内にある電話でフロントに連絡すると、ここまで送迎車が迎えに来てくれます。

 

f:id:slips:20200223092728j:plain

早速チェックイン。部屋まではホテルスタッフによる案内がありました。

 

f:id:slips:20200222162919j:plain

今回アサインされたのはシングルルーム。この手の大型温泉ホテルだと、添乗員やバス運転手、バスガイドなどがツアー客と一緒に宿泊するようなニーズを見込んで、いくつかシングルルームを設置することがあるようなのですが、ここも恐らく、そうした部屋ではないかと思われます。このフロアに通じるエレベーターないですしね(予約時に注意書きがありました)。とはいえ、部屋の設備も不足なく、広さもあって快適でした。

 

f:id:slips:20200222174704j:plain

この手の部屋は窓から何も見えないような位置にあることが多いのですが、こちらは中庭からの眺望がなかなかステキ。

 

f:id:slips:20200223075319j:plain

で、早速温泉へゴー。

 

f:id:slips:20200222200554j:plain

この霧島ホテルの名物はなんと言ってもこの庭園大浴場でしょう。浴場内は撮影禁止なので看板の画像…。実際はこの画像以上の衝撃でした。奥行き25メートルあるそうですが、中に入るとそのスケール感は笑うしかないほどの凄さ。奥の方では源泉がどんどん注がれる贅沢な造りです。中央の大きな浴槽は深さ140cmもあるエリアもあって、ほとんどプールですよ。その周囲には違う源泉をひきこんだ浴槽がいくつも並んで、まさに温泉三昧って感じでした。実はこの奥には露天風呂もあります。露天風呂も庭園風で悪くないのですが、内湯がこのスケールなので、相対的に露天風呂がこぢんまりしているように見えてしまう…。いやぁ、この温泉、これだけのために来てもいいくらい楽しいわ。

 

f:id:slips:20200223085811j:plain

これが庭園大浴場の全体図。「レディースタイム」なんてのが設定されているのですが…よく見たらこの温泉、混浴じゃん! 「フリーゾーン」と「女性専用ゾーン」の間には出入り口があるのですが、通常時は女性がここを通って「フリーゾーン」に来てもオッケー、という仕組みのようです。で、「レディースタイム」はフリーゾーンを男性立入禁止にして女性専用として解放する、というわけ。まぁ実際のところ、フリーゾーンに入ってきた女性は見かけませんでしたけどね。

 

f:id:slips:20200223075404j:plain

温泉入口には浴場の模型が置いてありました。中央の庭園大浴場の一部が女性用に仕切られていますが、その一部に開口部があるのが解って戴けるかと。

 

f:id:slips:20200223075305j:plain

昔の姿と思しき大浴場の案内図もありました。以前は混浴ゾーンがもっとエグく大きかったようですねぇ。まぁこのスケールの温泉ホテルだと昔の主要顧客は社員旅行みたいな団体さんとかだったでしょうから、女性の入浴事情はそこまで考慮しなくてもよかったのかもしれません。男湯に比べて女湯が妙に小さい旅館とかも以前はよくありましたしね。

 

f:id:slips:20200222200335j:plain

晩ご飯はレストランで戴きます。

 

f:id:slips:20200222200405j:plain

「杉パレス」という名前の通り、窓の外にはライトアップされた杉林が。

 

f:id:slips:20200222190657j:plain

こちらが本日のお献立。

 

f:id:slips:20200222190950j:plain

地ビールがあったので、そちらで始めます。

 

f:id:slips:20200222190641j:plain

テーブルには前菜など一部が既に並べられた状態でスタンバイ。

 

f:id:slips:20200222191643j:plain

その後はタイミングをみてサーブされます。

 

f:id:slips:20200222192742j:plain

2杯目はホテルオリジナルの芋焼酎の水割りにチェンジ。

 

f:id:slips:20200222192752j:plain

温かい料理は温かい状態でちゃんと出てきます。

 

f:id:slips:20200222193140j:plain

メインは黒豚のしゃぶしゃぶ。あ、昼飯も黒豚だった…けど旨いから問題なし。

 

f:id:slips:20200222193659j:plain

焼き物の鰆にも薩摩揚げが添えられていたりと、郷土料理のテイストも上手く取り入れていますね。

 

f:id:slips:20200222194804j:plain

ご飯は筍の炊き込みご飯。全体的にボリュームも充分で、美味しく戴きました。さすが老舗旅館ですな。

 

 

f:id:slips:20200222195531j:plain

デザートも柿などちょっと和風のテイストを取り込む感じでなかなか凝ってました。

 

f:id:slips:20200223085526j:plain

朝食はバイキング形式での提供です。

 

f:id:slips:20200223085510j:plain

品数はとにかく豊富で迷うほど。また鹿児島っぽい料理もいろいろ用意されていて、観ているだけでも楽しめました。

 

f:id:slips:20200223080421j:plain

まぁ、そうなるとやっぱり取り過ぎ傾向となっちゃうわけですが。

 

f:id:slips:20200223091351j:plain

館内にはホテルの歴史を紹介する写真パネルや展示もありました。

 

f:id:slips:20200223091428j:plain

昔のパンフレット類などもあって、これもなかなか面白かったです。

 

f:id:slips:20200223091728j:plain

ホテルの敷地内も見所アリ。すぐそばには立派な杉林があります。夕食のレストランの窓から見えてたヤツね。

 

f:id:slips:20200223092301j:plain

「百年杉庭園」として、きちんと管理されてきたものです。

 

f:id:slips:20200223092148j:plain

林の中には遊歩道も整備され、朝の散歩にはもってこいでした。