へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

ガラガラに空いてる白川郷を堪能してきた。

トヨタ白川郷自然學校」をチェックアウトした後は、折角なので白川郷に寄ってみることにしました。

 

f:id:slips:20200611235049j:plain

まずは荻町城跡展望台へ。合掌造り集落を一望できる、定番の観光スポットです。

 

f:id:slips:20200611235351j:plain

でも、なんかちょっと違和感が…。普段なら観光客で溢れるメインストリートである本通も含め、人影が疎らなような。

 

f:id:slips:20200611235525j:plain

展望台からせせらぎ公園の駐車場にクルマを駐めます。普通車の駐車料金は1日1000円ですが、駐車場手前のお蕎麦屋さんが「食事すれば無料で駐車OK」って客引きしてたんで、そっちでもよかったかな。しかしまぁ、午前11時前と早めの時間とはいえ、駐まっている車の数が少ない! 当然ながらツアーなどもないので、普段なら何台も来ているはずの大型の観光バスは1台もいません。こんなに人がいない白川郷って見たことないぞ。

 

f:id:slips:20200611235851j:plain

荘川を渡って集落へ向かう「であい橋」。ここも普段であれば観光客で溢れる場所ですが、今日はこんな有様です。

 

f:id:slips:20200612000109j:plain

秋葉神社から本通へ続く小径も観光のメインルートにあたりますが…。

 

f:id:slips:20200612000653j:plain

本通も、見事に人がいません。白川郷は5月末まで「お休み」しており、6月から「再開」にはなっているのですが、この時点で営業を再開している店舗は全体の3分の1くらい、といった印象。かなりの店がまだ休業していました。

 

f:id:slips:20200612000856j:plain

まずは荻町の南端、かん町のほうまで歩いてみました。いかにも里山!といった長閑な風景です。

 

f:id:slips:20200612001018j:plain

このあたり、冬のライトアップの時によく写真で紹介されるアングルですね。3棟並んだ合掌造り家屋が山と青空に映えて、初夏の風景もなかなかいいでしょ。

 

f:id:slips:20200612001245j:plain

荻町の中心エリアに戻り、暫し散策。

 

f:id:slips:20200612001316j:plain

 

f:id:slips:20200612001332j:plain

 

f:id:slips:20200612001351j:plain

 

f:id:slips:20200612001419j:plain

…とまぁ、非常に空いてる白川郷を堪能させてもらいました。でも、この「日常の生活が息づく里山にちょっとお邪魔させていただく」ような姿が、本来の「白川郷」なのかもしれません。観光客で賑わう姿も活気が感じられて楽しくていいんですが、なんとなく「テーマパークに来てる」ような感覚が出てしまって、ここが「観光地」である前に御「生活の場」であることを意識できてなかったような気がしました。

6月下旬からは全国的な観光も解禁の予定ですが、いきなり白川郷が観光客で溢れるってことはないだろうし、来訪者のかなりの割合を占めていた外国人観光客が戻ってくるのはもう暫く先でしょう。今、空いてるウチにこの雰囲気を味わっておくことをお勧めしたいかも。

 

f:id:slips:20200612002056j:plain

荻町公園でちょっと一休み。その昔、ここがマイカーで来た観光客のための駐車場だったそうですが、逆にその昔は「この程度の駐車スペース」で回せる程度の観光客数だったんだろうなぁ。

 

f:id:slips:20200612002236j:plain

f:id:slips:20200612002249j:plain

もうお昼過ぎですが、やっぱり来訪者は疎らなまま。お土産店に立ち寄ったら、長い営業自粛期間のため賞味期限間近になったお土産用のお菓子などが大幅に割り引かれて売られており、職場のお土産に買ってみました。おまけに「もうすぐ賞味期限が来ちゃうものなんだけど…」とドリンクまで付けてくれたし。

 

f:id:slips:20200612002320j:plain

結局、3時間近くものんびり散策してしまいました。相変わらずガラガラの駐車場を後に、名古屋へ帰ります。国道156号を南下して荘川ICから東海北陸道にあがるルートを選択。

 

f:id:slips:20200612002816j:plain

暫く昼飯を食べ損ねたまま進んできましたが、荘川IC手前で気になる看板を発見。

 

f:id:slips:20200612002901j:plain

こちらの「蕎麦正」というお店、なんとなく寄ってみた形なんですが、実はかなり有名で高評価なお店だったんですね。

 

f:id:slips:20200612003529j:plain

30分ほど待たされて店内へ。そもそも混んでるお店なのに加えて新型コロナ対策で座席数を減らしているので、午後2時過ぎなんて中途半端な時間でも待たされることになったようです。さて、ちょっとお高めですが、「限定」の看板で気になってた「寒ざらしそば」を注文することにしますか。

 

f:id:slips:20200612004021j:plain

「そば」といえば秋に収穫するので、夏のそばは美味しくない、なんてよく言われます。そこで夏でも旨いそばを作ろう、というのが「寒ざらしそば」なんだとか。厳冬期にそばの実を冷水に浸して乾燥させる…というのを繰り返すと、そばの風味が増すんだそうです。ここ荘川では3000食限定で出しているとのことなので、ありつけたのはラッキーなのかな? で、その「寒ざらしそば」ですが…確かに「味が濃い」って印象。まずは塩で喰え、との案内だったので従って見ましたが、正直「そば」単体で何もつけなくてもうま味が感じられるくらい、風味が強かったです。うーん、これは普通のそばとはちょっと違うねぇ。偶然ですが、なかなかいいモノにありつけました。