へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

青森の星野リゾート梯子旅。その5:「星野リゾート 青森屋」宿泊。

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星野リゾート」のホテル2連泊ってなんか贅沢なことしてるな。

 

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奥入瀬渓流ホテルから無料送迎バスで約1時間、三沢の「青森屋」にやってきました。こういう送迎バスがあるってことは、2軒を梯子するってのも想定内なわけですね。

 

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早速チェックイン…なのですが、特にフォローもなく30分待たされました。奥入瀬渓流ホテルではベルトパーティションを設置して床面に線を引くなどして「ソーシャルディスタンス」にも配慮してる感あったのですが、こちらでは特にそういうのもなし。「星野リゾート」ってこんなレベルだっけ?

 

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このホテル、規模が大きくて内部が複雑なため、案内図を頼りに部屋へ向かいました。エレベーターホールには青森を模ったオブジェがあったりと、雰囲気はいいんだよね。こういう「演出」は上手いんだけど…。

 

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今日のお部屋は高層棟の西館の最上階となる12階。窓からは「青い森鉄道」の線路が見え、一応「トレインビュー」の部屋でした。それにしても広いなオイ。窓側のソファが足置きまであって、ダラダラするには最高でした。

 

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ベッドのところには充電用のUSBコンセントが2箇所設置されていて、今風。

 

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ソファの対面にはテレビや冷蔵庫、お茶セットなどが纏められています。

 

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お茶やコーヒーなどが用意されています。

 

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では早速、温泉に浸かりましょう。ここの露天風呂は池の上に浮かぶようなロケーションがウリ。

 

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温泉の入口そばには「りんごジュースの出る蛇口」とかあったりして。

 

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温泉などのある「じゃわめぐ広場」から西館への通路は金魚のねぶたで装飾されています。

 

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その装飾の裏には…これ、時刻表の鉄道路線図だよね?

 

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しかも、よく見たらこんなものも。青函トンネル開通記念と、JR北海道発足10周年記念の品のようです。なかなか貴重なものだと思うんで、こんな粗末な扱いしなくても…。そういえばこのホテル、昔は「古牧温泉グランドホテル」として営業しており、「行ってみたい観光地」で全国1位になったこともあったらしいのですが、2004年に経営破綻。その後、星野リゾートが運営に参加して再生した、という経緯を持っています。この記念品も時期的には恐らく旧経営陣の時代に戴いたものなんでしょう。

 

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そうえばチェックインの際にこんなチケットを貰ってました。折角なので行ってみます。

 

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ショーの会場は「みちのく祭りや」、本来はショーを観ながら食事が出来るレストランだったようです。

 

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現在は新型コロナ感染防止のため「ショーを観るだけ」になっており、客席もソーシャルディスタンスを取って置かれていました。チケット記載の入場時間が妙に細かかったのも、密を避けるために少人数ずつ5分おきに会場に案内していたからでした。

 

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ショーでは五所川原弘前、八戸に青森のねぶた祭りでのお囃子が披露されました。今年の夏はどの祭りも中止されてしまったので、意外と貴重な機会になったかも。演者はホテルのスタッフの方のようですが、かなりお上手。最後に演者の紹介があったのですが、お名前的に外国人らしい方もいたようです。

 

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ショーの後は夕食。こちらも予約時にはセットメニューということになっていたのですが、7月からビュッフェスタイルが再開となっていました。

 

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ビュッフェ台は一部に実演コーナーもある充実したもの。料理の上にはアクリルのカバーもつけられています。

 

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では戴きます! 帆立の貝焼き、昨日泊まった奥入瀬渓流ホテルでも出てましたが、こちらは醤油味で和風仕立て。

 

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実演コーナーのステーキなども。

 

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せんべい汁イカメンチもありました。

 

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帆立の貝焼きをおかずにご飯と味噌汁で〆ました。

 

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デザートはアップルパイで。料理を取るときにマスク着用&ビニール手袋着用、ってのが面倒だけど仕方ないよね。どの料理もなかなか美味しかったです。

 

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夕食の後は館内をお散歩。「じゃわめぐ広場」の隣には「ヨッテマレ酒場」があります。地酒の飲み比べセットとかもあったりして楽しそうですが、夕食でお腹いっぱいのため今回はスルー。

 

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本館にはフリースペース「囲炉裏ラウンジ」が。ソファや小上がりなど、ここも過ごしやすい雰囲気です。

 

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ここにはコーヒーメーカーもあり、いつでも使えます。

 

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で、一晩明けたら朝食。就職と同じく「のれそれ食堂」でのビュッフェスタイルです。

 

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朝からのっけ放題の海鮮丼とか。

 

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朝からラーメンもあるし。この「まつも」って三陸では高級な海藻として好まれているものだそうです。あっさり味で朝にもぴったりでした。

 

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ホテルの敷地内にはもう一箇所、外来入浴も受け付けている「元湯」という温泉もアリ、宿泊客は無料で利用できます。ちょっと離れた場所にありますが、行ってみることにしました。この歩道は恐らく、2012年に廃線となった十和田観光電鉄の線路の跡じゃないかな。

 

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こちらが「元湯」、なんかレトロな街中の温泉、という雰囲気が漂います。地元の方も外来でよく来ているようで、このときもそれらしき利用者は割といました。

 

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こちらは露天はありませんが、内湯の雰囲気が長閑でいい感じ。

 

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この青森屋、とにかく敷地が広大です。少し散歩してみます。

 

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中央には大きな池があり、その周りを一周できます。

 

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池を眺めながら入れる足湯もあります。

 

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池に突き出すように建てられているのが「浮見堂」です。

 

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この「浮見堂」には、岡本太郎の書による額が。このホテルを作ったのは渋沢家の秘書だった杉本行雄という人。このホテルで成功し、「奥入瀬渓流グランドホテル」も建設しました。そう、今の「奥入瀬渓流ホテル」ですね。で、この杉本さん、岡本太郎と懇意だったそうなんです。この「古牧温泉グランドホテル」にも以前は「岡本太郎記念公園」なんて施設もあり、作品も多数展示されていたんだとか。今はそんな作品も殆ど撤去されてしまったようなのですが、唯一今でも残っているのがコレらしいです。「奥入瀬渓流ホテル」の暖炉も、岡本太郎との関係から依頼したものだそうで、宴会場の緞帳とかも岡本太郎作品らしいのだけど、あんまりホテル的にウリにしている感じはナシ。まぁ再生にあたって「過去の痕跡」をなくしたかったのかもしれないけど…。

 

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「渋沢大門」なんてのもありました。案内図には全く触れられていないのが謎。