「星野リゾート 界 長門」へ向かう前、「秋吉台国際芸術村」へ立ち寄りました。
ここは日本のポストモダン建築を牽引してきた存在である磯崎新が設計を手がけたことで知られています。加えて宿泊施設もあるのですが本来は施設利用者のため用意されているので宿泊費が格安で、「名建築家の建物に安く泊まれる」ことでも有名。ただし、新型コロナ対策で利用制限がかけられており、一般の宿泊受け入れを再開したのはつい数日前だったため、今回は宿泊には至らず。ただ、建物は見学しておこうと思ったワケです。
名前の通り秋吉台エリアにありますが、山奥にひっそり、といった感じで佇んでいます。道路標識はしっかり出ているので、迷うことはないですが。
こちらがホールや研修室を備えた本館棟。
1階…といっても建物的にここは「地下1階」なんですが…に事務室への小さな入口があります。
この事務室で手続きすると、館内の見学ができます。ホールや研修室などの内部の見学を希望しなければ自由に見て回れます。ホールなどはスタッフが案内してくれるそうなのですが、時節柄できれば遠慮して戴ければ…という雰囲気だったので自由見学でお願いしました。濃厚接触は避けた方がいいし。
受付では検温や連絡先の記入などが求められました。対策ばっちり。
まずはエレベーターで3階に上がります。
中庭を囲むような造り。
2階に降りてみます。こちらはギャラリー。
まさに「ミニマムモダン」ですね。
中庭もちょっとした野外劇場のような雰囲気。
1階にはカフェスペースも。
本館棟の見学のあとは宿泊棟へ。こちらはレストランなどもあります。
今日のランチはこちらの「レストラン ラルゴ」で戴くことにしました。
コンクリート打ちっ放しのクールな印象ですが、天井が高くて開放的な空間になっています。
で、コチラのお店、なんだか凄くお値打ちなんですよ。フレンチのコースで税別1100円ってマジっすか。しかもメインは魚料理と肉料理が両方出てくるなんて。またメニューにちゃんと料理の説明が書かれているのも親切です。
ランチメニューは月替わりで用意されているようです。7月は前菜としてサラダ、チョリソーとお米のパピヨット、枝豆のロワイヤルの3品。
続いて、とうもろこしの冷製スープ。
魚料理はキスゴとカレーポテトのファルシー。ほんのりカレー風味のマッシュポテトを白身のキスゴで包んだ一品です。
肉料理は牛肉とかぼちゃのブルゴーニュ風。このお値段でメインに牛肉出すの?とちょっと吃驚。薄切りビーフとカボチャのマッシュを合わせ、トマト風味のソースで纏めています。ソースが結構美味。
最後にデザートとしてメロンアイスを載せたミルクプリンが出てきました。やっぱりコレで1100円プラス税、って安すぎると思うよ…。こちらのレストラン、結婚式場にも使えるみたいなんで、料理のレベルが高いのも納得。正直、かなりお勧めです。追加料金でメインをアップグレードしたり、デザートを増やしたりもできます。
こちらが宿泊棟のメイン部分。どのタイプの部屋でも一泊ひとり4000円以下という驚きの価格なんで、次回は是非泊まろうっと。