へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

近場で県境越えまくりの旅、その1:謎の高評価宿「海のホテル 一の滝」宿泊記。

8月の三連休は近場で過ごしました。

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和歌山の勝浦温泉に「海のホテル 一の滝」という宿があります。写真などで見る限りは「昔ながらの平凡な温泉ホテル」といった趣きで、素泊まりのみ受付というのもちょっと変わっています。ところがココ、妙に評判がいいんですよ。

 

travel.rakuten.co.jp

楽天トラベル」では評価点4.48。

 

www.jalan.net

じゃらん」でも評価点は4.3もあります。

 

一体コレは何なのか。泊まってみることにしました。

 

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今回は名古屋からマイカーでのドライブ旅行です。11時頃に名古屋市内を出発して名古屋高速東名阪自動車道伊勢自動車道>気勢自動車道と順調に進みました。紀伊長島を過ぎたところあたりの「紀北パーキングエリア」まで2時間ちょっとで到着、ここで小休止。

 

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気勢自動車道は現在、尾鷲北ICまで開通しており、そこからは国道42号を南下していきます。尾鷲の「ラーメン風見鶏」でお昼ご飯にしました。このあたりではかなり評価の高いお店のようで、昨年発行された愛知・岐阜・三重版ミシュランガイドにも「ミシュランプレート」として掲載されているそうな。

 

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「風見鶏」という店名の通り、こちらは鳥白湯スープのラーメンがウリ。どうも濃厚タイプの「純粋」や「醤油」が看板のようなのですが、今日は閉店間際に駆け込んだのであっさりの「塩」しか残っていませんでした。でも、コレも充分「濃厚」で、鶏の旨味は濃く感じられます。チャーシューは鶏と豚、両方乗ってますね。うん、これは確かに旨いわ。

 

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お、「残ったスープに入れよう」ってライスあるじゃん。

 

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このスープは確かにご飯入れて堪能したくなりますわ。ごちそうさまでした。

 

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熊野市に入ると「花窟神社」の看板が。ちょっと立ち寄ってみます。

 

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この「花窟神社」、日本書紀にも記されている日本最古の神社、ということになっているようです。

 

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この神社、この岩がご神体なんだそうです。

 

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花窟神社のすぐそばには道の駅がありました。ここが参拝の駐車場も兼ねている感じです。

 

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地元特産の柑橘「新姫」を使ったソフトクリームとかあるのね。ちょっと一休みしますか。

 

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「新姫」を使ったソースが思ったよりたっぷりかかっていました。ミルク味濃いめのソフトに程よい酸味のソースが合わさって、暑い夏にはピッタリのおやつでした。

 

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本日のお宿、「海のホテル 一の滝」には夕方5時過ぎに到着しました。

 

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スゴく「昭和」っぽい雰囲気のロビーですが、大きなガラス窓の向こうには海がどーんとお出迎えです。

 

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今日のお部屋は2階にあります。エレベーターなんて甘えたモノはないぜ!

 

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廊下もいい感じにレトロだなぁ。

 

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で、お部屋はこんな感じ。かなり年季は入ってるようですが、掃除は行き届いていて室内はとても綺麗です。既に布団は敷いてありました。

 

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で、部屋はバッチリなオーシャンビュー。

 

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漁船もいたりして、なかなか味のある風景です。

 

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では早速、温泉に入りましょう。大浴場は1階、ロビーからスロープを上がったところにあります。一応「バリアフリー」にしてるのかしら。

 

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大浴場の入口です。

 

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ここの温泉のウリは「源泉掛け流し」。確かに浴槽からはジャブジャブお湯が溢れていましたし、洗い場のシャワーも温泉のお湯です。残念ながら内湯のみで露天風呂はありませんが、浴場には海に面した大きな窓があり、開放感はかなりのもの。浴槽は2箇所あり、それぞれ熱めと温めのお湯になっています。温めの方がいつまでも入っていられるほどの快適さ。軽い硫黄の香りがするのも「温泉」らしくていいし、なんといってもお湯が滑らかでまろやかな感じなのがいいですね。泉質がいい、と評価されるのも納得です。このお宿の評価、かなりの部分がこの「温泉」から来てるな多分。

 

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ちなみに部屋にはトイレがついてますが、このトイレの水がなんと「温泉」なんですよ。どれだけ贅沢に温泉水使ってるんだ…。

 

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「一の滝」は素泊まりなので、夕食は外食するか持ち込むか、ということになります。フロントで尋ねると、いろいろお勧めのお店なども教えて貰えます。この手の温泉街は宿で食事する客が多くて夜営業している店が少ない…なんてところも結構ありますが、勝浦はマグロがウリということもあるのか、かなり夕食が取れる店が多いようです。「一の滝」からも、歩いて5分ほどのところに評判の良い居酒屋もあったりと、メシに困ることはなさそうです。ただ、勝浦で気になっていたのが「無人販売されるマグロ」。よく田舎に行くと野菜とかを無人販売してるじゃないですか。ココではあんな感じで「マグロ」売ってるんですよ。

 

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魚屋さんの店頭に、こんな感じで販売所が設置されているんです。

 

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売っているのは生鮮品なので、さすがにマグロは冷蔵ショーケースの中に置かれています。これで1パック200円。近くに代金を入れるボックスがあり、そこに自分で購入した分のお金を入れるというシステムです。で、このマグロが旨そうで…。今夜はここで仕入れたモノを中心に持ち込みで晩ご飯、ということにしてみました。

 

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思わず2パックも買っちゃいましたが、これで400円ですよ。マグロは時間が遅かったので販売所でも1種類しかありませんでしたが、もっと早く行けばいろいろあったみたい。

 

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近所のスーパーにも立ち寄り、追加アイテムも入手。地元の太地港で水揚げされた金目鯛とツバスのお刺身を買いました。充分楽しい晩ご飯になった感じです。

 

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翌朝、雲が多めですが朝陽も部屋から見れました。

 

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チェックアウトは朝8時過ぎ。「GoToキャンペーン」には参加していないらしく、書類などの案内は一切なし、でした。まぁ1泊7000円だったしなぁ今回…。ココ、温泉がずば抜けてイイことに加え、古いけどメンテがしっかりしていて快適に過ごせる、ってああたりが高評価のワケって感じですかね。オーシャンビューのロケーションもよく、部屋から海が見えてこの値段、ってのはこの近辺ではお買い得でしょう。個人的には昭和レトロな感じもナイスっでした。

 

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「勝浦漁港にぎわい広場」にちょっと寄ってみました。

 

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朝からマグロを食べようとする観光客で賑わってました。あ、もっと早めに宿を出てココで朝ご飯にすればよかったのか!