北海道3日目、今日は稚内を目指します。
ホテルからのんびり歩いて小樽駅まで。
快速「エアポート」に乗車し、札幌まで。721系って基本的には「エアポート」の運用からはかなり外されてる印象なんですが、今回は結構コレに当たってるな。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」では特急の自由席まで乗り放題なのですが、これに加えて4回まで指定席を利用することができます。そのカードの1枚をココで切りました。
この列車に充当されているのは789系、その昔は津軽海峡線の特急に使われていたモノの筈。指定席をとった1号車はグリーン車と普通車の合造車ですが、ここには普通車にも壁面にコンセントがあるのがポイント高い。
旭川駅に到着。
ここで、隣のホームに停車している特急「サロベツ」に乗り換えです。暫く前までは札幌から稚内を直行で結ぶ特急「宗谷」が一日3往復運転されていたのですが、車両不足により札幌からの直通は1往復のみに削減され、2往復が旭川~稚内間の特急「サロベツ」となりました。そのかわり、ダイヤは札幌方面との接続が考慮され、特急料金も通算するルールに。周遊パスで指定席を取る際も、「ライラック」と「サロベツ」の2列車分の指定席を取ることになるのですが、「4回まで利用可能」のうちでは「1回」のカウントで2列車の確保ができるようになっていました。車内は思いの外混んでおり、指定席をココで取ったのは正解でしたわ。
名寄駅到着前になんかヘンなものが。名寄市北国博物館の敷地に展示してある、鉄道の雪かき車の「キマロキ編成」らしいです。
稚内まであと少し、抜海付近で利尻島が見えます。雲かかってますが…と、どうもこのときは利尻では豪雨だったみたいです。
小樽からおよそ6時間半、稚内駅に到着しました。
稚内は言わずと知れた「日本最北端の駅」です。
今の稚内駅は以前より少し南に移動しています。以前の「終点」の位置は駅前にモニュメントとして残されています。駅舎も線路と平行して建てられていたんですよね…。なお、先ほどの「サロベツ」の折り返し特急の改札を待つ行列が駅舎の外まで伸びてました。
稚内駅前からは本日のお宿へ向かうべくバスに乗ります。この日、なぜか稚内の宿泊施設はかなり混んでいて、空きが少ないうえに価格もかなり上がっていたんです。何かイベントでもあるの?と思ったのですが、あの列車の混雑を見る限り、どうも「観光客が来てる」せいみたい。
ノシャップ岬を越えて日本海側まで向かう宗谷バス「緑町線」で約20分、「富士見4丁目」のバス停で下車。
そこから歩いてすぐの「和風ペンション富士門」が今日のお宿です。市内のビジネスホテルもかなり値上がっていたので、2食付きのこちらもアリかな、と選んだ次第。元値12000円のところGoTo適用で7800円でした。
お部屋はシンプルな6畳和室ですが、なんか無茶苦茶きれい。冷房はなく扇風機だけですが、ちょっと肌寒い位なので全然問題なし。
お茶セットにインスタントですがコーヒーが用意されているのが地味に嬉しいかも。
廊下もピカピカに磨き上げられていて吃驚するほど。ホコリひとつ見当たらないレベルなんですが。
トイレと洗面台は部屋にありますが、お風呂は共同。洗い場が3箇所ほどと小さいですが、施設の規模がそんなに大きなワケでもないので充分かと。本当は露天風呂があるのですが、故障中とのことで内風呂のみ利用可能でした。それでも浴室には海が見える大きな窓があって開放感はあります。
食事は食堂で頂きます。カニにタコしゃぶ、お造りに天ぷら等々、品数はかなり豊富。
ビールと一緒に頂きました。幸せ。
シメでご飯を頂いたときに出てきた味噌汁も帆立の稚貝が山ほど入った豪勢なやつでした。
翌朝。窓から利尻富士がきれいに見えました。
よく見たらすぐそばの草むらにエゾシカいるじゃん…。
朝食も食堂で提供されます。こちらも焼き魚とソーセージの両方が出てたりと、いろいろ出てきました。
食堂も海側に大きな窓があって、朝は明るい雰囲気。
9時前にチェックアウト。チェックインのタイミングが夕食の準備と重なったらしくなかなか気づいてもらえなかったり等、やっぱりホテルとは違う面もありますが、それも民宿とかの良いところ、かもしれません。女将さんは世話焼きで人柄もいい方。そういうのが気にならないなら「アリ」でした。とにかく掃除が凄く行き届いてるから驚くよ。
宿を出てバス停へ。
これから一旦、稚内駅へと戻ることにします。