へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

佐世保から帰還まで。

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佐世保ワシントンホテルで一泊のあとにオリーブベイホテルへ行ったわけですが、昼間の予定は特に決めていませんでした。ちょっと距離はありますが、平戸の方にクルマのCMなどでもよく使われる景色のいい道路があるとのこと。その先の大バエ灯台を目指しました。

 

ikitsuki-sunsetway.com

 

この「サンセットウェイ」、平戸の先にある生月島の西海岸側を通る道路です。崖の上の起伏の激しいエリアを縫うように通っているので運転していても変化があるし、確かに景色もなかなかです。名前の通り、夕日が綺麗に見えるようなので、ホントなら夕方に来るのがいいのかも。

 

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大バエ灯台からの眺めも、遮るものがあまりなく水平線が見渡せます。

 

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大バエ灯台の近くにあるのが御崎柱状節理。柱のようになった玄武岩が続く風景が眺められます。

 

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生月大橋そばに「ふれあい広場」があり、食堂やお土産物店などが並んでいます。

 

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でも、こんな張り紙が…。

 

www.city.hirado.nagasaki.jp

 

その割には、平戸市のウェブサイトでは周遊観光バス運行したりリアル宝探し企画をやったり、絶賛誘客中に見えるんだけどなぁ。

 

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まぁ看板の通り「ふれあい広場」のお店は遠慮させていただき、その隣の敷地のラーメン屋でランチとしました。あごだしラーメンの元祖?らしい「大気圏」です。

 

www.agodashi-ramen.com

 

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店内はラーメン屋というよりはバブル期のカフェバーみたいな雰囲気。

 

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一番ベーシックな「あごだしラーメン」を頂きました。お値段750円也。ちょっと甘みを感じさせる透明感あるスープが美味でした。

 

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平戸から引き返してオリーブベイホテルへ向かう途中、佐世保の船越展望所へ立ち寄りました。

 

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ここから佐世保から平戸のあたりに広がる景勝地九十九島を一望できます。うーん、これは確かに絶景じゃないですか。

 

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オリーブベイホテルには午後3時半頃到着しました。実はここからクルマで30分ほど、崎戸島の先端に「北緯33度展望台」というのがあり、夕日の名所になってるんだとか。折角なのでちょっと行ってみることにしました。その道すがら、蛎浦島の崎戸橋を渡るあたりで、もうこんなに日が傾いていました。この眺めもいい感じ。

 

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ナビの指示に従って展望台の近くまで来てみたら、ホテルが立ちはだかっています。これは「サンセットリゾートサキト」というホテル。展望台はこの前を突っ切ってホテル裏手の方にあるみたいです。

 

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確かに先へ進んでいくと、確かにそれらしいものがありました。

 

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展望台は円形。周囲は殆ど海、水平線がバッチリ広がります。

 

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ただ残念ながら今日は下の方は厚い雲に覆われてしまっており、綺麗な夕日を拝むことはできませんでした。

 

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オリーブベイ宿泊のあとは名古屋へ戻るべく、また新門司港のフェリー乗り場へ向かうわけですが、その途中でいくつか気になるところに立ち寄ります。まずは佐世保市内繁華街にクルマを駐め、デパート「佐世保玉屋」へ。百貨店が一軒もない県もあるような昨今、ちゃんとデパートが健在なだけでも凄いですが、こちらも最近売り場を縮小するなど、決して安泰ではなさそうです。

 

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この佐世保玉屋に寄ったのは、ここでしか手に入らない名物を手に入れるため。1階の「ラヴィアンローズ」で売られているサンドイッチです。昔はイートインコーナーがあったようなのですが今は見当たりません。なので、一箱テイクアウトで購入しました。

 

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雨模様のために「そのへんのベンチで喰う」みたいな手が使えず、クルマの中に戻って頂くことに。

 

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見た目オーソドックスなサンドイッチなんですが、たっぷり入ったマヨネーズが独特の味なんですよ。かなり甘く、アメリカとかでよくある瓶入りマヨネーズに近い感じ。中華料理のエビマヨのソースの味みたいでもあります。この独特の味わいが地元では人気なんだそうです。

 

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お次は松浦鉄道に乗車します。繁華街の真ん中を線路が高架で横切っており、「佐世保中央」と「中佐世保」と2つも駅があるはずなのですが、どこに駅があるのかまったく解りません。アーケード街にも道路標識にも駅の場所を案内するような表記が全くないんです。なんとがあたりをつけて中佐世保駅を発見。これもマンションの間の路地を入っていったらありました!みたいな感じでした。もうちょっと鉄道に優しくしてあげようよ佐世保市…。

 

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ここから2駅、佐世保駅まで乗車です。

 

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まぁ短距離なんですぐ佐世保駅に着いちゃうわけですが。

 

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わざわざこんなことをしたのは、この「鉄印帳」を手に入れるためです。「鉄印帳」とはこの夏からスタートした企画ですが、全国40の鉄道会社を巡って御朱印ならぬ「鉄印」を集めましょう、というもの。鉄道好きってこういうコレクションものって好きなんだよね…。おかげで鉄印帳は大人気、そもそもコレクションに必要な鉄印帳そのものが販売すればすぐ売り切れで入手困難、みたいな状況が続いているんです。10月にも増刷分が各鉄道会社に配分されたようなのですが、これも売り切れてしまったところが多かった様子。その中で松浦鉄道は鉄印帳企画に参加してはいるものの、ウェブサイトでの「推し方」などがそこまで強い感じがしませんでした、これはもしかしたら…と思って前日に駅窓口で訊いてみたところ「鉄印帳?まだ結構在庫ありますよ」とのお返事。ただ、実際に乗車しないと鉄印だけでなく鉄印帳そのものも販売しないルールとのことだったので、今回は2区間ですが乗車してきた、というわけ。

 

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鉄印を頂くには記帳料300円が別途必要になります。鉄印帳に直接記帳してくれる会社もあるようですが、多くが書き置き印を用意しているようで、松浦鉄道でも書き置き印で頂きました。まぁかなり手間っぽいんで仕方ないかな。

 

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佐世保駅からはアーケード経由で歩きながら戻りました。この日は飛び石連休の間の平日でしたが、商店街はなかなか賑わっていました。

 

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佐世保からは国道498号経由で伊万里方面へ向かいましたが、途中こんな幻想的な風景が。国見の棚田で、麓のほうが雲に覆われて絶景になってました。

 

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伊万里の郊外、国道202号沿いの「ドライブイン鳥」でランチとしました。ここは「地域共通クーポン」が使える店を探しているときに見つけたですが、名前のインパクトが凄い。普通「ドライブイン」に「鳥」って名前はつけないでしょ。

 

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ただ、実はココってかなり人気店らしく、アニメ「ゾンビランドサガ」とか「ユーリ!!! on ICE」とかにも登場し、聖地巡礼で訪れている人もいる様子。確かにこの日も午後2時過ぎだというのに6組ほどが待っていました。

 

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メニューブックにも表紙にでっかく「鳥」。

 

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ここの看板は自分で網焼きする焼き鳥、鳥めしに鳥スープ。その3つが揃った「1番定食」にしてみました。ただ、平日ランチタイム限定で伊万里牛や黒毛和牛などもついて税別2000円ってのもあったので、そっちでもよかったかなぁ。

 

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ガスコンロがでんと置かれたテーブルに案内されます。なんとオーダーはタブレットから行う仕組み、こんな店なのにハイテクだなオイ。

 

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こちらが一番定食。一言で言えば「鳥うめぇ」。鳥めしも鳥スープも鳥のダシがしっかり濃厚に効いていて美味。若鶏はジューシーでプリプリ、新鮮さが良くわかります。焼き鳥のタレもかなり旨く、これは確かに人気なわけです。この日も平日ということもあってか、クルマで移動する仕事中のサラリーマンらしき皆さんがどんどん入れ替わりで入ってきてました。

 

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伊万里からは西九州道=>福岡高速=>九州道のルートで小倉東ICで流出し、新門司港へ向かいました。

 

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乗船手続きはかなり混雑しており、30分ほど待たされることに。

 

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船内へ誘導されたのは午後7時過ぎ。今回はトラック甲板の下の甲板へ。船室まではエレベーターでの移動です。

 

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定刻の午後7時50分に離岸、岸壁では作業員の皆さんがライトを振ってお見送りしてくれました。

 

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復路の船での夕食は、乗船前に買い込んだもの。小倉東IC近く、日豊線下曽根駅前に「サニーサイドモール」というショッピングセンターがあるのですが、その中にスーパーマーケットや産直市場などもあって「地域共通クーポン」も利用可能。そこで、そちらで調達してきたというわけ。アルコールも昨晩の「ちょうちょうさん」の残りがあるしね。船内でロックアイスを買えばカンペキ。

 

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朝8時半、定刻で大阪南港に到着しました。

 

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フェリーターミナル近くのガソリンスタンドが「地域共通クーポン」対応だったので、こちらで給油してみました。こちらではスタッフに地域共通クーポンを渡すと、その金額分を給油機にセットしてくれ、あとはセルフで給油すると金額分で自動的に止まる、というような流れでした。地域共通クーポンはお釣りが出ないので、この流れで利用する場合、給油する量が確実に「使用したい地域共通クーポンの金額を上回る」でないとソンするわけです。この辺の判断、なかなか微妙なときもありそう…。