へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

祝!Peachセントレア就航!「Peachひがし北海道フリーパスSP」で流氷を求めて。その2:祝!移転オープン「マリヨンヌ」でディナー。

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帯広での晩ご飯は予約しておいたお店がありました。「マリヨンヌ」です。

 

slips.hatenablog.com

ここは以前は帯広の屋台街「北の屋台」にあったお店。昨年1月に帯広に行った際にお邪魔したのですが、その旨さとコスパに大感激でした。そんな「マリヨンヌ」ですが、「北の屋台」を卒業し、5月にレストランとして移転していました。現在は新型コロナ対策として座席数を減らしており、料理もアラカルト提供は見合わせてコースのみで営業しているようです。今回はタイミング良く予約が取れたので、行ってみた次第。

 

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店内はオープンキッチンを囲むカウンター席とテーブル席が。なんだかモダンな雰囲気かな…。

 

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コースは5000円、8000円、10000円の3種類が用意されていますが、今回は8000円でお願いしました。内容はお任せなんですが、特にリクエストなどはせず「何が出てくるかな」をお楽しみ、ってことにしています。

 

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まずはビールを。「サッッポロクラシック生」といきたかったのですが、この日は生ビールの提供ができないとのことだったので黒ラベルで我慢。

 

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一品目はエゾシカコンソメ。底の方には茶碗蒸しみたいなフランが入ってます。エゾシカってコンソメにできるんだ!って感じですが、コンソメらしいお上品さにちょっとケモノっぽいワイルドさが感じられるのが面白いところ。

 

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2皿目はオードブル盛り合わせ。チーズと豚リエットのシュー、アンチョビ入りのクロワッサン、フォワグラのムース、にんにくペーストのカナッペ、パテドカンパーニュの5品が一口サイズで出てきました。

 

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3皿目は本鮪のタルタル。タルタルの下にはアボガド和えのクスクス、上にはカリフラワーのサラダが添えられています。

 

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4皿目に出てきたのはマリヨンヌのスペシャリテともいえる、パプリカのムース、生うにと甲殻類コンソメジュレ。相変わらず最高です。

 

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5皿目、真だちのソテー・サフランソースです。上に乗っている黒いのはイカ墨のビスケットです。「真だち」とは真鱈の白子のことですが、表面はカリッとソテーされて中はトロトロと、これも旨かったです。

 

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ここでドリンクも2杯目へ。この後の料理に合わせて白からチョイスをお願いしたところ、フランスのランドックのドメーヌ・ラ・コロンベットのシャルドネを勧められました。

 

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フランスワインらしい上品さと華やかさがありながら軽めで、料理には合わせやすい感じ。調べてみたらお値段もボトルで2000円ちょっとくらいで買えるようで、コスパもいいんですね、コレ。

 

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さて、ここからは怒濤の肉攻撃が始まりますよ。このタイミングでパンがサーブされましたが、これも地元の名店からのものなんだとか。

 

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6皿目に登場したのは羊のソテー・山椒のソースです。羊肉は臭みもなくソースとも良く合います。ホント、北海道で羊を食べるとイメージ変わるよな…。

 

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7皿目、エゾシカのソテー・マデラソースのフォワグラ添え。エゾシカも火の通し具合が絶妙で柔らかく頂けます。

 

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さぁ、いよいよクライマックス。熟成肉だよ! 8000円以上のコースにすると出てきます。

 

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…と、その前にもう一杯。こちらもお勧めで選んで貰ったのですが、この前に頂いた白ワインと同じランドックのドメーヌ、ル・グラン・ド・ガサックの赤はいかがですか、と。

 

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比較的フルーティで、まろやか系かな? これも食事に合わせるにはイイ感じのワインです。なお、こちらもボトルで2000円を切るくらいらしい髙コスパ

 

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8皿目が熟成和牛の炭火焼き・原木椎茸ソース、ゆり根のコロッケ添えです。熟成肉は滋賀の草津にある精肉店「サカエヤ」から仕入れたもの。十勝で滋賀の肉?と思ったらこの「サカエヤ」、熟成肉で超有名なお店なんですね。牛肉は十勝若牛で、それをサカエヤで熟成したもの、でした。実はヤバいくらいの高級肉だったんじゃん…。旨味が凝縮されてるのにサシも綺麗に入っていて脂もほどほどに、といった感じで、まぁ旨いわ…。

 

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最後にデザートが出てきてコースは終了です。シフォンケーキにヨーグルトムース、チーズソース、バニラアイスを添えた一品でした。最終的なお会計は1万1千円をちょい超えたくらいまでいきましたが、アルコールを3杯頼んだ上にこのコース内容なら、やっぱりお値打ちとしか言いようがないですな。これなら一番安い5000円のコースでもかなりの満足度が得られそうな気がします。屋台だった頃ほどの気楽さはさすがにありませんが、だからといって畏まったお店になったわけでもない。また来たいな、これは。