今年のGW、密かに北海道へ行っておりました。
今回はご時世柄で密回避!というわけで、久々にマイカーをフェリーに乗っけて出かけようと企画。名古屋から北海道へは苫小牧行きの太平洋フェリーが運航していますが、仙台経由で2晩と結構時間がかかります。実は日本海側へ出た方が早く、新日本海フェリーの敦賀~苫小牧東航路を使うと、名古屋市内を夜8時過ぎに出れば翌日夜には北海道上陸、という便利さ。ただしGWは貨物量が減るせいか運行予定がありませんでした。そこで同じく新日本海フェリーの新潟~小樽航路を往復で利用することに。
名古屋から新潟港までは500kmくらいの距離なんですが、フェリーの新潟港出港時間は昼の12時。未明に起きて行くのも…と前日のうちに適当な地点まで行って一泊、翌朝また新潟へ向かうコースにしました。中央道に入って駒ヶ根SAで晩ご飯。
舞茸天そばとソースカツ丼のセットを注文。ちょっと信州っぽいでしょ。
岡谷JCTから長野道へ流入。姨捨SAで2回目の休憩にしました。
姥捨といえば鉄道では「日本三大車窓」の一つですが、SAからも長野の夜景が綺麗に眺められました。
更級JCTで上信越道、上越JCTで北陸道と経由し、上越ICで高速を降ります。ここからクルマで5分ほどのところにある「ホテル門前の湯」が本日のお宿、夜11時には到着できました。
客室はシンプルな感じですがまだ新しいのか、かなり綺麗な感じです。
室内には洗面台とトイレを設置。
「WIFI完備」とのことでしたが、客室内にルーターが備え付けてあって有線LANコネクタに繋いで使う形でした。このほうが「電波が弱くて使いにくい」とかはほぼ無いので逆にいいかも。
こちらのホテル、天然温泉の大浴場があります。外来入浴もできる温浴施設を併設しているような感じで、夜12時まで利用可能。朝も6時半から使えるので、客室に風呂がなくても問題なし、なんですね。浴室はかなり広く、別料金ですがサウナも完備。小さいながらも露天風呂もあって、非常に快適でした。
翌朝、新潟港へ向けて再出発。
何故か米山SA名物として「サバサンド」推し。由来はよくわかりませんがコレで朝ご飯にしますか。
中身は至ってシンプル、サバのフライとオニオンスライスにレタス1枚が塩胡椒で味付けられており、これにレモン汁をかけて戴きます。トルコのイスタンブール名物のサバサンドに通じるものを感じさせますが、それもそのはず。実際にそっちを参考にして「これをウチの地区でも名物にしよう!」と始まったものらしいんですよ。
新潟西ICで一般道に流出、出航1時間半前に新潟港のフェリーターミナルに到着しました。
こちらが本日乗船する新日本海フェリー「あざれあ」です。2017年に就役した、この会社では最新の船になります。船首が垂直に切り立ってるのが外観上では大きな特徴。
出港1時間前には乗用車の積み込みが始まり、船内へ。
今回利用する等級は「ツーリストA」、下から2番目にあたります。
この「あざれあ」には昔のフェリーにあったような雑魚寝の大部屋はなく、一番安い等級でも半個室のベッドタイプです。この下に「ツーリストC」の設定があって運賃も少し安いのですが、スペック上では違いがドコになるのか全然わからないよ…。
ベッドの内部はこんな感じ。枕元には照明とコンセントが一箇所。また、ちょっとした棚が用意されてるのも何気に便利です。
足下側にも荷物棚が設置されています。シーツは用意されているものを自分でセットします。
昼12時、定刻に小樽へ向けて新潟港を出港しました。
新潟港は新潟空港にも近く、ちょうどpeachのA320が着陸するところが見れました。
では、お昼ご飯とします。
新日本海フェリーって食事がそこそこ旨い上にお値段的にも比較的「ふつう」なのがいいんですよね。乗船のときはたいてい船内で喰ってます。
こちらのレストランはカフェテリア方式。
今日は海老味噌ラーメンとカレーのセットにしました。ラーメンはきちんと海老の強い風味が出てるし、カレーは鉄板。これで1130円なら悪くないでしょ。
食後は売店で売ってた、これまた新潟名物?のヤスダヨーグルトのフローズンヨーグルトでまったり。
このあたりで船内をうろついてみます。
客室は4階・5階・6階の3フロアに広がっています。
新日本海フェリーといえば船首部分に窓を配した「フォワードサロン」が名物みたいなもんで、「あざれあ」も5階にありますが、今日は「新型コロナ対策」として閉鎖されていました。まぁコチラって冬期も閉鎖してたりするんですけど。
6階には男女別の大浴場。大きな窓からの海を眺められるのはもちろん、露天風呂まであったりするんですよね。サウナもあるので、ここでのんびり、なんてのも可能。
大浴場は小樽行きでは夜10時まで利用可能。翌朝は入港時間が早いので開いてません。
5階には売店がありますが、新日本海フェリー寄港地の各地のお土産なんかも揃っていたりと、なかなか取り扱いは豊富。
売店脇には小さなパブリックスペース。この船、意外とパブリックスペースは少なめ、という印象です。
航行中に出られる外部デッキは5階部分のみ。デッキへ繋がる通路にもチェアなどが置かれています。
デッキにもテーブルや椅子が置かれていて、ここも過ごしやすい感じ。夏だとバーベキューとかできるらしいんだけど…。
5階のレストランの隣にはカフェがあり、レストランが開いていない時間を中心にこちらが営業する形。メニューはレストランと変えてあり、コチラではピザなども提供していました。
4階のロビーには大きなテレビの置かれたコーナー。
その反対側には椅子とテーブルの置かれたパブリックスペースを用意。
夕食もレストランで戴きました。
晩ご飯で選んだのは特製ザンギ定食。揚げ立てが提供され、これもなかなか旨かったです。お値段も定食で1000円ですし。
食後はちょっとビールなど。サッポロビールの新潟限定「風味爽快ニシテ」を船内で売ってました。
フェリーで一晩過ごし、翌朝4時半に小樽港に入港。いよいよ北海道に上陸だ!