奈良県の天川村。この洞川温泉にモノレールが2つもあるとのことで行ってみました。
今回はクルマで行くか迷った結果、鉄道とバスでアクセスしました。名古屋から近鉄特急で大和八木まで。
大和八木から橿原神宮行きの特急で4分だけ乗車。
橿原神宮では吉野行きの特急に乗り換え、下市口で下車しました。近鉄は特急だと2回までの乗り換えなら特急料金は通し計算になるのが有り難いところ。
下市口駅は小さいながらもタクシー乗り場にタクシーが待機していたりと、少し観光地への玄関口的な雰囲気は漂っています。
下市口駅からは近鉄特急にほぼ接続するスケジュールで奈良交通の洞川温泉行きバスが運行されています。
下市口駅から山道を登ること1時間20分、終点の洞川温泉に到着しました。
既にこの時間でお昼前。先に腹ごしらえを…とバス停前にあった「みやそい」へ。
猪のカツ丼を頂きました。意外とクセがなく、普通に美味しい。
では早速モノレールへ乗りに行きましょう。まずはバス停にもほど近い「面不動モノレール」から攻略です。
面不動鍾乳洞へ向かう登山道を少し進んだところに麓側の乗り場がありました。
暫くすると下りのモノレールがやってきました。丸太をモチーフにしたデザインで、思ったよりちゃんと「乗り物」じゃないですかコレ。
折り返し便に乗り込みます。代金は下車後の後払いでした。
モノレールは急勾配をぐんぐん上がっていきます。
乗車時間は5分程度ですが、謎の満足度がありますな…。
終点の面不動鍾乳洞に到着。このモノレール、基本的には面不動鍾乳洞へのアクセス用です。そのため乗車料金も片道300円、往復500円と往復利用を想定した設定になっていたりします。
乗車料金はこの面不動鍾乳洞の入場券売り場で支払うことになります。
ここからの眺めも結構イイ感じだったりします。
折角なので鍾乳洞も見ていきます。入場料は450円也。
鍾乳洞の中は一方通行で一回りして戻ってこれるようになっていました。
面不動鍾乳洞からはモノレールで下に降りず、そのまま洞川自然研究路を歩いてみたのですが、遊歩道みたいなモンかと思ったら結構ガチな山道でした。これ、お散歩というよりは真面目なハイキングのレベルですわ。
途中、全長120mの吊り橋、かりがね橋を渡ります。
洞川の街を跨ぐように架けられており、街並みを見下ろせます。
途中の大原山展望台で一休みします。
ちゃんと座って休める場所もあって、景色を眺めながらのんびりできます。
展望台の辺りから山道は下りとなり、暫く山上川に沿って設けられた歩道を進みます。
ようやく次の目的地、五代松鍾乳洞まで辿り着きました。
これが洞川にあるもう一つのモノレール、「五代松モノレール」です。
こちらのモノレールはこんな感じ。面不動に比べると「手作り」感がなんか凄いです…。乗車の際はヘルメット着用。
こちらもかなりの急勾配を上がっていきます。動力は先頭車?のエンジンのみ。よくアレで登れるなぁ…。
終点は五代松鍾乳洞の入口になります。ここはその他には何もなく行先もないので、鍾乳洞を見学するか、そのままモノレールに乗って戻るかしか選択肢はありません。
そういうわけで鍾乳洞を見学していきます。料金は450円。
五代松鍾乳洞は内部に狭い箇所も多いため、係員の案内で入ってきます。リュックなどは引っかかることもあるようで、案内所?で預かって貰えました。
およそ15分ほど、ガイドしてもらいながら一回り。
下りもまたモノレールに乗車です。鍾乳洞までは歩いても行ける…というかモノレールの輸送力を考えると「歩く」がメインじゃないのかって気はしますが、この急勾配を歩いて上り下りするのはキツそうです。なお、モノレール乗車料金は往復で600円でした。
折り返しの上り便が出発していきます。しかしまぁ、なかなか凄い見た目だわ。
モノレール乗り場は「ごろごろ茶屋」のすぐそば。
多くの来場者はここで「ごろごろ水」を汲むのが目的の様子。水自体は無料で汲めますが、ここに車を駐める駐車場代はかかる形です。皆さん、大きなタンクをいくつも持ち込んでる感じ。
こちらは水をたくさん汲んでいくわけにもいきません。茶屋で一休みとします。
「ごろごろ水」で淹れたコーヒーで、少しゆっくりしました。
あとは洞川の温泉街を目指して歩きます。途中、「洞川エコミュージアムセンター」に立ち寄ってみました。
この周辺の自然についての展示が中心。
その中でも興味深かったのは、大峰山の修験道を疑似体験できるコチラ。崖から逆さづりみたいにされてみたりとか過酷だわ。