へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

2年ぶりの雲丹ヘブン、「なごみの宿いい田」訪問記。

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やっと来れました…。

 

slips.hatenablog.com

 

個人的に超お気に入りの宿、北海道は積丹半島の「なごみの宿いい田」。ちょうど2年前に宿泊していますが、昨年は結局再訪する機会のないまま雲丹シーズンが終わってしまいました。今年は行くぞ!ということで。

 

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土曜朝のセントレア行き名鉄特急はかなりの混雑で、新型コロナ前の頃を思い起こさせます。ついに航空需要も復活か?と思ったら、皆さん改札を出て左側へ…。空港に併設のコンベンション施設「AICHI SKY EXPO」で何かイベントが開催されており、そちらの来場者の皆さんだったようです。

 

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今回はJALの朝イチの新千歳行きで出発。実は前日の夜の便で予約していたんですが、緊急事態宣言発令に伴う特例として無手数料での払い戻しや予約変更が可能になっていました。その恩恵を受けさせていただき、予約変更してこの便にした次第。

 

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空席があったので、久々にクラスJにアップグレードしてみました。

 

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新千歳空港に定刻で到着。

 

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これからレンタカーを利用。ちゃんと確認してなかった自分がダメなんですが、今日利用するのはJネットレンタカーで、とりあえずレンタカー会社のカウンターが並ぶエリアまで行ってみたものの、それらしい受付場所が見つかりません。新千歳空港は国内線ターミナルの到着階は2つのエリアに分断されており、一旦外に出ないと行き来ができません。レンタカー会社の受付があるのはANA系の到着口になるので、わざわざそちらまで歩いて行ったんですが…。案内所で聞いてみたのですが「レンタカー会社の電話番号はお分かりですか?」って知らんのかーい。「レンタカー会社に電話して訊く」なら自分でもできるし、その手間が省けそうだから案内所に訊いてるんじゃないですか…。

 

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結局、自分でJネットレンタカーの営業所に電話して訊きましたよ。JAL側の到着口の建物脇に送迎車発着所があって、そこからのピックアップでした。こういうことがあるんで、皆さんちゃんと確認しましょうね!というか空港に着いて案内もなく案内所のスタッフも知らないってのもどーよ。Jネットってそんなにマイナーな会社じゃないよね?

 

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クルマをピックアップしたら、そのまま高速を使って積丹半島を目指します。余市から一般道へ。温泉の屋上にスペースシャトルおるやんけ。

 

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クルマを飛ばして最初に立ち寄ったのは、積丹町の「田村岩太郎商店」です。雲丹丼の有名店で、過去に何回か来たことはあるのですが、入店したことがなかったんです。だって、いつ行っても凄い行列なんだもん…。それが今回は行列・待ち時間なし!そりゃ行くしかないでしょ!

 

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こちらのお店、実はメニューはなかなか豊富です。牛+雲丹とか平目+雲丹とかステキな組み合わせもあったりして。

 

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でも今回は初訪問ということで、一番「基本」の雲丹丼にしました。4600円と結構なお値段ですが、コレがマズいわけないじゃないですか。

 

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昼食が予想以上にスムースにいってしまったので時間に余裕が。ちょっと神威岬にも寄ってみました。

 

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ただ、岬の先端まで行く時間はなさそう。ここから眺めるだけにします。

 

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そのかわりレストハウスで…。

 

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積丹ブルーを表現したらしいミント味のソフトクリームとか頂いてみたりしました。

 

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そして午後3時、「なごみの宿いい田」に到着。

 

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部屋へ通して貰いました。実は今日は午後3時過ぎからオンラインでのミーティングが入っちゃったので、そのためにここまで急ぎ気味で来たという次第。

 

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お楽しみの晩ご飯です。相変わらず凄いメニュー…。

 

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既にテーブルの上にはたくさんの料理が並んでいます。

 

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で、主役の雲丹登場! 今回も「雲丹2倍プラン」にしましたので、これまた山盛りです。

 

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焼き物は桜鱒の幽庵焼き。こういうのが凄く旨いってのが、このお宿の侮れないところなんですよね。素材だけじゃなくて料理の腕も凄いんですよココ。

 

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蟹入りの餡のかかった白身魚のふわふわ蒸し、これも美味。

 

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大きな岩牡蠣も登場。ホント食べきれないくらい出してくるよね…旨いから喰うけど。

 

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食事のお供は北海道ですもの、サッポロクラシックで。

 

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お次は積丹の地酒「神威鶴」です。これって積丹でしか流通してないんですってね…知らなかったわ。

 

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最後はデザートで〆。杏仁豆腐をチョイスしました。

 

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朝ご飯も充実しているのが「いい田」のいいところなんですが、なんか前に来たときに比べて数段パワーアップしてません? これ以上豪華にしてどうすんだ。正直、クオリティ的には函館ホテルの朝食戦争に参戦して勝てるレベルですよ。

 

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相変わらず「朝から雲丹ご飯」も健在。サーモン寿司とかまで登場してるし。

 

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ステーキまで用意されています。

 

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デザート類も数種類揃い、コーヒーとともに頂きます。いやぁ満足。

 

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楽しい滞在をすっかり堪能しチェックアウト。以前に比べれば値上げ傾向にあるし、基本は「民宿」ではあるんですが、この食事のクオリティと居心地の良さで1泊2万円を切る価格はやっぱり破格。是非みんな行こうぜ!と言いたいけど知られすぎて混むのもイヤだし…。

 

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宿を出た後は積丹半島をそのまま岩内方面へ向かっていきます。国道229号は途中、泊原発の近くを通過するんですが、泊村のエリアだけ公共施設の建物が明らかにカネかかってる風に変わり、なかなか色々と考えさせられるモノが。

 

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ニセコパノラマラインに入り、神仙沼レストハウスで一休み。

 

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展望台に行くだけにしようかな、と思ったのですが…。

 

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結局、神仙沼まで行ってしまいました。

 

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歩いて疲れたのでレストハウスにてアフォガートを頂いて休憩です。

 

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ニセコまで降りてきましたが、ちょっとニセコ駅前へ。JR北海道のリゾート列車「ニセコエクスプレス」がクラウドファンディングで1両保存され、ここに設置されている筈なんです。おそらく木造の車庫の中だと思うのですが全く中の様子は見えず。結局、7月から正面の扉を開けるだけですが公開が始まったようです。

 

www.hokkaido-np.co.jp

 

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朝食があんな感じだったので当然ながら食べ過ぎ気味。ガッツリ昼飯という気にもならずに道の駅「ニセコビュープラザ」に来てみましたが、ココって直売所はあるけど食べ物系はスナックくらい、って感じなんですね。特にそそられるモノはないなぁ。

 

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…と思ったら、道の駅から通りを挟んだところにお客で賑わうパン屋さんがあるじゃないですか。「石窯パンマルシェ HARU」、なかなかの人気店のようです。

 

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イートインコーナーもあったので、こちらで少しパンを買って軽い昼食にしました。

 

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ニセコからは支笏湖経由で新千歳空港へ戻りますが、途中の「きのこ王国 大滝本店」にも寄ってみます。

 

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ここではきのこ汁をはじめ、様々なきのこ料理も頂けます。

 

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きのこの量がマシマシの「プレミアムきのこ汁」と…。

 

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きのこの天ぷらを注文。天ぷらは揚げ立てを出してくれます。

 

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支笏湖では少し遠回りをして「支笏湖ユースホステル」の建物も見てきました。フランク・ロイド・ライトの影響を受けたといわれる北海道の建築家、田上義也の設計で1960年に建てられたものです。ユースとしては今年閉館してしまったようで、この建物も行く末が気になるところ。隣接して「水の哥」などを運営する鶴雅グループが建物を買収したようですが、できればコレを生かす形で活用してくれればいいな。

 

www.nikkei.com

 

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レンタカーを返却、シャトルバスで空港ターミナルへ送ってもらいました。

 

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昨年JGCを取ったので、JALでもこうした優先レーンを通れるようになったんですよね…。出発前にお土産物などを物色していたのですが、エゾバフンウニの塩水パックの大きなものが3000円という激安価格で売られているのを発見。思わず買ってしまいましたが、どんだけ雲丹まみれなんだこの旅行。

 

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名古屋までの帰りもJAL。大人しく普通席でした。