7月の4連休は「青春18きっぷ」使用メインで行動しました。
名古屋からは新快速で豊橋へ向かい、浜松行きの各停に乗り換えます。豊橋~浜松間の普通列車には時々この特急車両の373系がやって来るんですよね。
浜松では静岡行きの「ホームライナー静岡36号」へ。330円のライナー券が必要ですが、ロングシートが基本のこの区間で快適なリクライニングシートで移動でき、各駅停車より10~20分程度は早く着けるのがメリット。考えてみれば国鉄時代から全国で「特急列車の回送の活用」として「座って快適に通勤」をウリに運行されていたホームライナー、いつのまにかJR東海とJR北海道にしか残ってません。JR東日本の「湘南ライナー」も今年から特急になっちゃいましたしね。
静岡からは三島行きに乗り換え。ここからは211系と313系のオールロングシート祭り区間に入ります。鉄道ファンには評判悪いんですが、個人的には313系のロングシートは座面のクッションがいいのか座り心地は悪くなく、あんまり嫌いじゃないんだよなぁ。
沼津駅ではここ始発の熱海行きが先行するので、そちらに移動。
熱海で上野東京ライン小金井行きへ乗り換えです。ここからはグリーン車を利用しました。JR東日本の普通列車グリーン料金はなかなか複雑で、購入が乗車前か車内かによって値段が違うし、平日と土休日の料金も別です。ところが、JR東日本のポイントサービス「JREポイント」だと、利用する距離に関係なく一律600ポイントで普通列車グリーン券に交換できるんです。
しかも今年の7~8月はキャンペーンで、なんと400ポイントで交換可能。51km以上の事前購入ホリデー料金が800円なので、実質1ポイント=2円という高レートという状況ですから、これは使うしかありません。JREポイントって、なんだか妙に貯まるんだよな…。
熱海駅を出るとすぐに、7月初旬の土石流の現場の近くを通過します。東海道線と新幹線の線路が高架になっている区間で、土石流がその下を通過したので線路は無事だったらしいのですが…。
品川駅で総武線快速の君津行きに乗り換えました。普通列車グリーン券は列車を乗り換えても有効なので、熱海から上総一ノ宮まで400ポイントで行けてしまう由。
品川駅で弁当を購入し、車内でお昼ご飯にしました。お弁当は東京駅の定番「チキン弁当」。登場は1964年10月だそうで、東海道新幹線の開業と同時じゃないですがソレ。まだ自分が田舎の高校生として鉄道旅を始めた頃、「チキン弁当」は都会の味としてキラキラして見えてました。未だにその頃のイメージが抜けない感じです。
君津駅で下車して反対側のホームに待っていたのは、内房線から外房線へ房総半島をぐるっと回って上総一ノ宮駅まで直通する普通列車。今年3月にこのエリアに投入されたばかりのE131系ですが、2両の短い編成になってます。まぁまぁお客さん乗ってるんだけどな…。
途中、安房鴨川駅で14分間の停車時間がありました。
駅構内のNewdaysに何故かセイコーマートの「北海道メロンモナカ」が売ってたので、これで三時のおやつにしました。なんか北海道フェアをやってたみたいなんですが、セコマの商品置くの!って感じ。
君津から3時間半、終点の上総一ノ宮駅に到着です。
まだ夕方6時くらいとですが、ここから先に進むとまん延防止措置やら緊急事態宣言やらでご飯の食べられるところが限られてきます。そこで駅前の「タカラ亭」へ。
魚料理で人気のお店なんだとか。ここでは特に制限もないのでビール頂きました。なんかお店でお酒飲むのって久しぶりかも。
まずはこちらの名物らしい、なめろうを注文。ビールに合いますな。
追加で刺身盛り合わせをお願いしたのですが、一人前でも2000円くらいしますけど、とのこと。刺身定食が500円からある店なのに何故…。めげずにアジフライを頼んだのですが、これはこれで正解。程よく脂ののったアジが旨いわ。
夕食を済ませて駅へ戻ります。
ここでもう1回グリーン車を使いました。
およそ2時間半乗り通して横須賀駅で下車しました。JRの横須賀駅って降りたのは初めての筈なんですが、横須賀線ってここから先が単線で、実質的にこのホームに上り列車も下り列車も止まるんですね。
その分、改札口まで階段がなく出口に行けるという便利な構造ですけど。
JRの横須賀駅は本来は軍港へのアクセスとして設置されたため、目の前は自衛隊の基地などが広がっていますが、横須賀の市街地からは大きく外れたところにあります。そこで、駅前からのバスで中心地へ向かうことに。