へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

ただ船に乗りに行く瀬戸内、その1:地味にゴージャス、四国オレンジフェリー「おれんじおおさか」で愛媛まで。

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大阪からは瀬戸内で船に乗って「青春18きっぷ」を消化する旅に出発です。

 

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午後7時半過ぎ、大阪南港フェリーターミナルにやってきました。大阪メトロの南港ポートタウン線フェリーターミナル駅に直結なので、すごくアクセスが便利な港です。

 

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今日はここから四国オレンジフェリーで愛媛の東予港まで向かいます。ちょうど1年ほど前にも逆方向ですが乗ってますね。

 

slips.hatenablog.com

 

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搭乗手続きを済ませて、しばし2階の待合室で待機。出港は午後10時ですが、大阪港も東予港も基本的には午後8時から乗船が可能な上に、レストランや大浴場なども乗船時から利用可能になってるんです。そういえばこのフロア、小さな売店があった筈なんだけど撤退したっぽいなぁ。

 

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午後8時、乗船開始と同時に乗り込みます。

 

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四国オレンジフェリーは大阪港~東予港を毎日1便、「おれんじえひめ」「おれんじおおさか」の同型船二隻で運行しています。今日乗るのは「おれんじおおさか」のほうです。一番安いカテゴリも含め全席個室!というのが大きな特徴で、船内案内図に小さなコマがびっしり並ぶ姿はちょっと圧巻です。

 

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案内所にはスタッフが立ち、自分の客室の行き方などを案内してくれます。デラックスシングルより上の等級は部屋の鍵もここで受け取るようです。

 

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船内の通路を進みます。一番下のクラスになる「シングル」は船の中央のブロックに配置。

 

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それぞれ小部屋に分割されたエリアに、「シングル」が並びます。

 

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これが「シングル」の室内。必要充分な広さじゃないでしょうか。テーブルに椅子、鏡のところにはコンセントも設置。備品はスリッパだけですが、浴衣は100円でレンタルできるようです。

 

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まずは展望浴室で汗を流しましょうか。

 

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さっぱりした後は晩ご飯です。このフェリー、実質的な運行時間は8時間程度と決して長くないのですが、立派なレストランが設置されています。しかも夜だけでなく到着前の朝食の営業まで行っているという厚遇っぷり。ちょうど大阪は緊急事態宣言下で、飲食店は夜8時までの営業+酒類提供NGなのですが、フェリーは適用外なのかバリバリ営業中でした。この航路はトラックの利用も多く、ドライバーさんの遅い夕食の需要も多そうなので、簡単に休業はできないのかも。

 

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もともとはカフェテリア形式ですが、感染症対策で全てオーダー制での提供となっていました。まぁ元々オレンジフェリーのレストランは殆どの料理はオーダー毎に調理して出してましたけどね。

 

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まずは生ビール+おつまみ2品で1000円のセットから。最近、外食で酒を飲むってのが殆どなくなったので新鮮な感じが。

 

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メインで唐揚げ定食を追加注文。前回乗ったときも唐揚げ食ってるじゃん俺…。なんか旨いんだもん、しょうがないよ。

 

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夜10時、定刻に大阪南港を出港。

 

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このフェリー、全席個室なのにパブリックスペースも意外と充実してます。最上階には拾い展望ラウンジがあり、ここだけ見るとちょっといいクルーズ船くらいの雰囲気。

 

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レストランが立派な割に、実は独立した売店がないというのもユニークなところ。アルコール飲料はレストランでしか販売していないのですが、どうせ自販機を置いてもフェリーなら夜11時には販売停止になるんで同じことかと。ちょっとしたお土産物もレストランで扱っています。自販機はソフトドリンク中心で、加えてアイスやお菓子などを扱っています。

 

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ロビーのある4階の自販機コーナー脇にはコーヒーマシンと、無料の貴重品ロッカーがありました。「シングル」は個室ですが鍵は内側からしか掛けられないので、心配な人はここを使うことになりますね。

 

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上のフロアの5階にも自販機が少し置いてあるのですが、こちらにはタオルや歯ブラシなどのアメニティ類も売られていました。

 

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朝6時、東予港に着岸。大阪からの所要時間8時間って実はポイント高くて、トラックドライバーの労務管理上、「8時間」というのは法規制上で必要な休憩時間をちょうど満たしているんだそうです。

 

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東予港では各地へ向かう連絡バスが3方向に用意されています。松山行きは有料ですが、新居浜行きと今治行きは無料で乗れてしまいます。どれも通常の路線バスとして運行しているので、搭乗手続き時に希望の行先のバスへの整理券を貰う形になります。

 

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ターミナル前には3台のバスが。1番目は新居浜行き、次が今治行き、3台目のオレンジのバスが松山行きです。2台目の今治行きに乗り込みます。

 

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6時20分に各バスは同時にターミナルを発車しました。

 

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観光バスタイプの快適なシートに揺られ、約40分で今治駅前に到着しました。本当にコレって路線バスで、普通に途中の停留所で地元のお客さんが乗り降りするのね。

 

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ここから「青春18きっぷ」の最後の1日分か活躍するぜ。今治駅へ向かいます。

 

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今治といえば「しまなみ街道」の玄関口。ここから本州側の尾道までのサイクリングを楽しむ人も多いのですが、駅前のサイクルターミナルはコロナ対策で休業中でした。愛媛県もまん延防止措置になってますしね…。