へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

JR西日本「どこでもきっぷ」を使い倒せ!その2:まさかのバス早発?からの九州上陸。

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2日目は九州にまで足を伸ばします。

 

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今日は博多行きの「ひかり」から始まります。新大阪から博多まで運行する「ひかり」は数本しかない、割と珍しい存在。しかもN700系の16両編成だったりするのよね。

 

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一駅隣の新岩国で下車しました。

 

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駅前から岩国駅行きのバスに乗車。

 

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15分ほどで、錦帯橋までやってきました。これから少しだけですが観光します。

 

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この錦帯橋、実は橋を渡るのは有料でした。往復で310円かかります。橋なのに?と思ったのですが、そりゃこの「橋」自体が観光資源なんだから当然ですな。

 

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実は錦帯橋に来たのは初めて。参加メンバーの要望の一つとして採用された結果です。それにしてもこのアーチ、意外と高低差が大きいのでちょっと吃驚。入場門にも注意書きがありましたが、床面が濡れている分、確かに足もとが滑りそうなくらいです。

 

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滞在時間は30分ほど。対岸まで渡って折り返しました。

 

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錦帯橋は岩国の主要観光地ということもあって、比較的大きなバスターミナル的な建物があったりします。新岩国駅へ戻るバスは道路の反対側に設置されており、発車3分前くらいに慌てて戻ったのですが…既に新岩国方面へと発車してしまったバスが見えました。あれ?バスは1時間に1本くらいしかない筈じゃなかったかな?別のバスかな…と思ったのですが、暫く待っても乗る予定だったバスが来る気配はなし。どうもさっきのバス、時刻よりも早発しちゃったみたいです。同行者の一人が電話をかけ始めたのですが、バス会社に確認の連絡でした。今はGPSなどで路線バスの運行状況をリアルタイムでチェックできるらしく、やっぱり定刻より3分ほど早く出てしまっていたとのこと。たまたま通りかかったタクシーを捕まえることができたので予定通り新岩国駅まで戻ることはできたのですが…。それにしても路線バスや鉄道で「早発」って割と監督省庁から叱られちゃう案件のはずなんですよね。何処かの誰も乗らない田舎の末端区間(酷い言いぐさだなこれも)ならいざ知らず、一応は有名観光地のアクセスとなる路線でやっちゃったの、いったい何があったんだろう? 

 

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そんなわけでちょっとしたトラブルはあったものの、新岩国駅に帰還です。JRの在来線との接続のない、新幹線だけの単独駅なんですが、思ったより利用者は多い感じです。駅構内にはお土産物なども扱う売店まで。なお、一番目立つ位置に並んでいたのは「もみじ饅頭」、ここは山口県ですけど。

 

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新岩国からは「こだま」で更に西へ。その独特なスタイルでいまだに大人気の500系がやってきました。JR西日本の公式キャラ「カンセンジャー」もこの500系モチーフなんですが、本来の性能を封じるような改造を施された上に閑職に追いやられたような車両がベースのヒーローってどうなの。

 

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丸っこい車体のため、壁が斜めに迫ってくるこの感じは500系独特です。

 

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8号車にはお子様向けの運転台もあり、入れ替わり立ち替わりちびっ子たちがやってきて大人気でした。その合間に我々もちょっと座らせてもらったりして。

 

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およそ1時間ほどで新下関に到着しました。ここからは路線バスに乗り換えます。

 

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30分ほどバスに揺られて、唐戸市場まで来てみました。ここは卸売市場なんですが、週末になると「活きいき馬関街」として一般客向けに寿司などを販売します。コロナ禍で暫く営業自粛していたようなんですが、10月から再開したようです。このお寿司を目当てにやってきたのですが、場内は前に進むのもやっとという程の大混雑で、コロナ前の賑わいがもどったような状態でした。

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そんな中、なんとかお目当てのお寿司を各々ゲットしてお昼ご飯にしました。あ、昨日の昼もお寿司だった!

 

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今日はお天気もよく穏やかなので、屋外で関門海峡を眺めながら戴きました。

 

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食後は腹ごなしに唐戸エリアを散策。来訪者はかなり多く、駐車場の入口には渋滞もできてました。近場からちょっと遊びにくるには、確かに良さそうですもんねココ。

 

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唐戸からは関門汽船門司港へ移動。これもかなり混んでます。

 

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暫し本州に別れを告げ…。

 

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門司港の桟橋へ。九州上陸です!

 

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まずは門司港駅へ。

 

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門司港レトロエリアを少し歩いてみました。こちらも賑わいが戻ってきた感じで、出店なども多数出ています。

 

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門司港駅に戻ったら、ちょうど観光列車「36ぷらす3」が停まっていました。日曜は大分から門司港経由で博多までの経路を走っています。

 

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こちらはここから普通列車で小倉まで向かいます。国鉄時代製造の415系でした。

 

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門司港から小倉まではJR九州線なので、もちろん「どこでもきっぷ」適用範囲外で別料金の支払いが必要となります。

 

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ただ山陽新幹線は博多までJR西日本の路線なので、「どこでもきっぷ」で九州まで足を伸ばすことも可能なわけなんです。小倉からは「のぞみ」に乗車、博多まで行っちゃいたいところですが今日はここから東へ戻ります。

 

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4名のうち2名は「のぞみ」で大阪方面まで戻って2日間の旅程を終えますが、自分含む残り2名は明日まで動きます。岡山で「のぞみ」を下車。1時間以上の待ち時間ができてしまったので、少し早いのですが軽く夕食でも、ということになりました。駅ビル内で見つけたのはこの「みのるダイニング」。全農が運営するお店らしく、岡山の産品を使ったメニューが揃っていたのが魅力的。

 

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食事ものだけなくデザート類も地物をふんだんに使って旨そうで迷います。ところが、なんと「軽めの食事+ミニデザートのセット」という、まるで今の自分のために用意されてるようなメニューがあるじゃないですか! 野菜がふんだんに使われたスープに岡山県産の豚肉や牛肉を使った小さめの手作りハンバーグのプレートを選択。

 

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デザートは岡山県産の黒豆を使ったパフェ、これも美味でございましたよ。

 

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岡山からは山陰へと向かいます。乗り込むのは特急「やくも」、山陽と山陰を結ぶメインルートとして1時間1本程度の高頻度で運転されているのですが、コロナ禍による乗客減により半分程度まで間引かれてしまっています。おかげで岡山駅で待たされる羽目になったのでした。なお、この飛び石連休でも運転本数の間引きはそのまま。さすがに減らしていた編成両数は戻したようですが、土曜の午前中など利用の集中しそうな列車は大混雑だったようです。ただでさえガタの来てる振子車両ということもあって、立ち客が体調を崩して非常停止ボタンが押されたりとカオスだった模様。これじゃ「ぐったりやくも」だよ、って誰がうまいこと言えと言った。

 

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この「やくも」、今ではレアとなった「国鉄時代に製造された特急車両」を使った列車。山岳路線などカーブの多いところでも早く走れるように設計された381系です。車内は座席も取り替えられて間隔も広げられているなどアップデートされていますが、乗り味はやはり年季を感じさせます。まぁそれを目当てにコレに乗ってるんですけどね。

 

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「やくも」は米子で下車。

 

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米子では鳥取行きの特急「スーパーまつかぜ」に。このキハ187系、こんな「やっつけ仕事」みたいな見た目のくせに振子機能搭載で最高速度120km/hまで出せるという、なかなか凄いヤツだったりします。

 

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およそ30分で到着した倉吉。今日の旅程はここまでとなります。

 

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今夜泊まるのは駅から徒歩5分ほどのところにある「ホテルアーク21」です。

 

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フロントロビーはこぢんまりした印象。接客はアットホームな感じで、ホテル作成の飲食店ガイドが置かれていたりと、「おもてなし」感は強いですね。

 

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お部屋はごく一般的なビジネスホテルのシングルルームといったところ。充分快適です。

 

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まだ夜9時過ぎなので、ちょっと軽く呑みでも、とお出かけ。ただ、日曜がお休みのところが比較的多いようでした。鳥取名物でもある牛骨ラーメンの「ごっつおらーめん」へ入ります。

 

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チャーシューなどをつまみに軽くビールを1杯。〆に牛骨ラーメンを戴きましたが、想像以上に「牛骨!」って味わいでした。

 

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ホテルには最上階に大浴場があり、お休み前に入浴。時間帯で男女入れ替えですが思ったより広く、結構ゆったりできました。