行ったり来たりして使い倒します。
ホテルをチェックアウトして倉吉駅へ戻ります。なかなか立派な駅舎で、1階にはセブンイレブンがあるのに加え、隣接して地元の産品を中心に販売するショップもあったりしました。
ここからは倉吉始発の京都行き特急「スーパーはくと」に乗車します。日本の鉄道の中でも結構ぶっちぎりな爆走ディーゼル特急に乗りましょう、ということで。
最後尾にあたる自由席に陣取りました。非貫通型の先頭車なので、後面ですが展望車っぽい感じ。
京都寄りの先頭車は指定席ですが、今日は貫通型の車両になってました。指定を取ろうと思って座席表をチェックしたら、最前列は埋まってたんですよね…。おそらく非貫通型の展望席狙いだったんだと思うんですが「スーパーはくと」の先頭車はガチャみたいなもんですな。
相変わらず時速130kmで山陽線をかっ飛ばしてくれます。
当初は新大阪まで乗車する予定だったのですが、この時点で数分遅れになっていました。新大阪では次の列車に10分弱での乗り換えの予定だったので、手前の三ノ宮で下車することに。
地下鉄で新神戸へ移動。新神戸での地下鉄から新幹線への乗り換え、凄く高低差があって吃驚しました。どんだけエスカレーター乗るんだよ!って感じ。
新神戸では博多行きの「こだま」へ。これ、「ハローキティ新幹線」が投入されてるヤツです。
2号車自由席は「KAWAII! ROOM」としてキティの装飾バリバリになっています。今回はココを選んで乗ってみました。ごく普通のリーマン風のおじさんが前に並んでいて「大丈夫かな?」と少し心配してしまったのですが、その方もキティ目当てだった模様。
シートカバーにキティが、というだけでなく窓のブラインドにもキティが。
2号車の車内にはこんなフォトスポットも用意されています。
手荷物置き場にもキティ。
なんせ喫煙ルームですらキティの装飾なんですから。キティ的にはタバコ関連の仕事はいいのだろうか。多分よさそうだけどな。
1号車はフリースペースと売店のある「HELLO! PLAZA」ですが、これもキティ好きにはたまらんのでしょうな。実際、これ目当てらしい乗客はそこそこいた感じです。
キティとは岡山でお別れ。
すぐの接続で「のぞみ」に乗り換えます。
…で、また広島に戻ってきてしまいました。
広島からは呉線で呉まで移動です。
ここで少し遅めのランチとします。駅前の呉阪急ホテルに向かいました。
呉では「呉海自カレー」という取り組みが行われています。これは海上自衛隊の呉基地の艦船や潜水艦で食べられているカレーを忠実に再現し、市内の飲食店で提供するというもの。各船毎に違うレシピの提供を受け、自衛隊員の指導も受けて習得したんだとか。
ここ呉阪急ホテルではロビーラウンジで潜水艦「いそしお」、レストランでは護衛艦「うみぎり」のカレーを提供しています。ここでは潜水艦のほうを選択。ちゃんと艦長さんから認定証を貰ったりしてるのね。
これが潜水艦で食べられているカレーです。無水調理ということでドロッとしたルーが印象的ですが、そもそも潜水艦みたいな環境でこんな旨いカレー作れるのか、ってのが驚きですねぇ。
昼食後にやってきたのはこちら「海上自衛隊呉史料館」です。そんなお堅い感じのトコ行ったの?とお思いかも知れませんが…。
通称「てつのくじら館」です。海上自衛隊で実際に使用されていた潜水艦をまるごと水揚げして展示しているという、なかなか珍しい施設です。しかも無料。おそらく潜水艦なんて機密の塊みたいなもんだと思うんですが、それを公開するとか太っ腹です。
感染症対策で入館方法は通常時と違う形。事前予約は不要ですが時間を区切って入場を受け付け、3つのグループに分けて順次入館させるような流れでした。オペレーションが凄く熟れた印象…。ココの展示の目玉は当然ながら「ホンモノの潜水艦」なんですが、呉基地の「もと」となった第2次大戦後の掃海作業や、自衛隊における潜水艦の歴史の紹介など、それ以外の展示も充実しています。
すぐそばにあるのが「大和ミュージアム」。正式には「呉市海事歴史科学館」で、別に戦艦大和に関するモノだけじゃなく、軍港としての呉の歴史なども紹介しているところだったりします。今回はあまり時間もなかったので入館しませんでしたけどね。
呉からは快速で広島まで戻ります。
広島では「さくら」新大阪行きに乗り換えです。
「さくら」は姫路で下車、ここで大阪行きの特急「はまかぜ」を捕まえました。「はまかぜ」っていつの間にか全席指定席になってたんですね。姫路では播但線の2番線からの発車なんですが、この列車を姫路から東へ行くのに使う人なんて普通いないせいか、発車案内の表記がどこにもないのはちょっと焦りました。
キハ187系に乗るのは今回が初めてなんですが、良くも悪くも「普通の特急車両」って印象です。これも新快速などに伍して走らなきゃいけない区間があるので最高時速130kmくらいでぶっ飛ばします。
同行者は三ノ宮で下車、最後は一人になって「はまかぜ」の終着である大阪に着きました。これ、取り替え対象となったキハ181系にちょっと似てる感じがするな。
せっかく「JR西日本エリア乗り放題」なので、遠回りですが大阪環状線経由でJR難波まで来ました。
あまり利用者が多くなさそうなこの駅ですが、当初は関西空港アクセスとして大いに期待されていました。ここ始発の関空行き快速も走ってましたし、1996年に地下化された際にはここで国際線の一部のチェックインが可能で、預け手荷物を輸送する貨物スペースまで快速に用意されたくらいなんですから。その期待感からか、こんな壁画まであったりして。
改札エリアも心なしか広く取られているような気がします。
今日は大阪で一泊しますが、宿泊先は「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」にしました。
夕食は裏なんばエリアに呑みに出かけてみることに。以前は時々お邪魔していた立ち飲みの「ひでぞう」へ入りました。
ご時世柄、こういう雰囲気のお店は避けていたんですが、もうそろそろ解禁かな、と。やっぱり「気ままに飲み歩ける」って幸せなことなんだなぁ。
翌日はちょうど大阪市立美術館で開催中だった「メトロポリタン美術館展」を鑑賞。フェルメールも一点来日してたりしました。
お昼は新世界商店街の「肉のさかもと」で。
名物の「ビフカツサンド」を注文。その場で揚げ立てを用意してくれましたが、肉汁がパンで吸いきれないジューシーなカツは大変美味でございました。
名古屋への戻りも近鉄特急「ひのとり」で。快適なのはいいんですが、これって実質的には特急料金の値上げではあるんだよな…。