へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

晩秋の京都で紅葉を。

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秋の京都へ紅葉を観に行く、という割と普通の旅をしてきました。

 

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金曜の夕方に京都入りし、この日は「モクシー京都二条」に宿泊。JR嵯峨野線二条駅からすぐの場所ですが、京都駅からバスも利用可能です。

 

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お部屋は「うめスタンダード クイーン」、モクシーらしいお洒落っぽいカジュアルさのある内装になっています。

 

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バスルームもホテルというよりは海外のアパートメントとかにありそうな感じ。

 

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「冷蔵庫が小さい」ってのはモクシーブランドのポリシーなんでしょうか? 暫く前に泊まったモクシー大阪新梅田みたいに「ペットボトルくらいしか入らない」まで小さくはないけど…。

 

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この日の宿泊プランにはホテルでの飲食2000円分のクレジットがついていました。夕食はコレを使って、1階のロビーバーで戴きます。

 

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チェックインの際に貰ったウェルカムドリンクのチケットもあったので、ホテルオリジナルの「薑」をチョイス。ハイボールに山椒を効かせた、大人な感じです。和の素材を合わせてるのも京都っぽいね。

 

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フードは基本的にバーフード系が用意されています。ほうれん草と茸のクリームパスタと、ペッパーポークフラットブレッドのハーフサイズを頼んでみましたが、これで結構なボリュームになります。お味の方もちゃんと旨いし。追加でビールももう1杯頼んでしまいました。

 

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朝食はセットメニューで、お粥かワッフルを選べます。コーヒーやジュースなどはドリンクコーナーから自由に貰うスタイル。悪くはありませんが、すぐ近くにコメダもあったりするんで、敢えて選ぶ、というほどでもないのかな。

 

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ホテルをチェックアウトして京都駅へ、ここで友人と合流します。今回の「割と普通な京都旅」はこの友人のお誘いの結果だったりします。

 

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もう12月に入り紅葉シーズンも終わりかけですが、京都駅前のバス乗り場はコロナ前の喧噪が戻ってきたかのような混雑。まずはバスで八坂神社を目指しました。

 

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ここで少し紅葉を楽しみながら散策。

 

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八坂神社からは花見小路などを通りながら河原町方面へと歩きます。花見小道は「撮影禁止」の看板が至る所に出ていました。インバウンド全盛の頃は色々あったらしいですけどね…。

 

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で、今日のランチを戴く「フォションホテル京都」に到着です。折角京都に来たんだし京都らしいモノを!と選んだ次第。だってフォションホテルってパリと京都にしかないんでしょ?と。

 

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ロビーに足を踏み入れると、なんだか別世界。こりゃおっさん単独では来れないですわ…。ショップも併設されていますが、こちらもオシャレ全開でした。

 

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レストラン「グランカフェフォション」は最上階に位置し、清水寺方面など東山を一望できる景色もご馳走って感じです。本当はアフタヌーンティーのほうがよかったんですが、そちらの予約はこの日は満席。ランチなら取れたんですよね。

 

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ランチは前菜+メイン+デザートの構成。メインはサーモンかポークから選べ、追加料金でビーフも頼めます。

 

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ここは昼から泡いっちゃいましょうか。

 

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前菜は「フォション京都サラダ」、ピンクに染められた茹で卵など、どことなく見た目が華やかです。

 

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パンもいい感じ。

 

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メインは「京もち豚のグリエ ローストしたグリーンパプリカ ワイルドルッコラのペースト ラズベリーマスタード」にしてみました。豚肉の火の通し具合が絶妙で、そのままでも充分美味しく頂けましたが、ピンク色のソースがラズベリーの酸味がいいアクセントで変化がつきます。

 

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友人は「フォション特製サーモンパイ包み焼き」にしてました。少しシェアして味見させて貰いましたが、こちらも旨いです。

 

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デザートはチーズケーキ。濃厚ながらお上品な味わいです。

 

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食後にはコーヒーか紅茶がついてきますが、そりゃフォションですもの紅茶にしちゃいますよねぇ。で、これが大正解。ちょっと和紅茶を感じさせるブレンドティーで、鉄瓶で出てくるのもニクいところです。ランチ5500円は結構なお値段ですが、このロケーションと雰囲気と料理を考えればリーズナブルとも言えるかも。

 

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優雅なランチのあとはバスに乗って北野天満宮まで。ここの「もみじ苑」の紅葉はまだ見頃らしいです。

 

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「もみじ苑」は別に1000円の入場料がかかります。

 

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まぁカネ取るだけの眺めが楽しめるんですけどね…。

 

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苑内はぐるっと一周歩いて巡れるようになっており、出口付近には温かいほうじ茶の呈茶サービスもありました。入場の際にお茶菓子を戴いていたので、これでちょっと一休み、です。

 

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お次は嵐電で嵐山へと移動します。

 

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渡月橋のあたりも多くの観光客で賑わい、楽しげな雰囲気が漂います。やっぱり「観光地」ってのは少しくらい賑わいがないとダメなのかもしれないなぁ…。これまで「ガラガラの行楽地」ばっかりで、空いてるってのは悪くないけど「寂しげ」なのはイヤだな、やっぱり。

 

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外国人観光客にも大人気だった「嵯峨野トロッコ列車」ですが、11月から12月にかけては沿線をライトアップして夕刻に臨時列車を運行しています。なんとか下り列車の予約が取れたので乗ってみました。

 

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改札を通ると、ちょうど列車がホームに入線してくるところでした。到着した列車も満席だったようで、多くのお客さんが降りてきます。

 

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次のトロッコ嵐山駅でも乗車するお客さんもいて車内は本当に満席になりました。ここからは車内の照明は消され、沿線のライトアップを楽しむ区間に入ります。で、これがかなり綺麗でした。もう紅葉は見頃を過ぎているんじゃないかと思うんですが、ライトアップで底上げされてる感じ、なのかも。

 

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トロッコ保津峡駅ではタヌキがお出迎え。

 

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ライトアップどころかイルミネーションのレベルになってるところもあったりして。これで乗車運賃は昼間と同じってお得じゃないですか?電気代とか余計にかかってるだろうし…。

 

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終点のトロッコ亀岡駅に到着。予想以上に楽しかったです。うん、これは乗る価値あるわ。

 

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折り返しのトロッコ列車は満席でチケットが確保できなかったので、歩いて10分弱ほどのところにあるJR嵯峨野線馬堀駅から京都まで戻ることに。さっき20分以上かけて走ってきた区間を、こちらは10分かからずに抜けてしまいます。トロッコ列車が走る線路は、もともと嵯峨野線山陰本線だったところ。電化・複線化のために今の線路に付け替えられたのですが、景色のいい区間を走っていた旧線を活用するためにトロッコ列車を走らせることにした、という経緯なんですよね。

 

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京都駅に着いたら、今夜のお宿にチェックインです。今日泊まるのは京都駅八条口の目の前にある「都ホテル京都八条」です。

 

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土曜日の午後7時前で紅葉シーズンということもあって宿泊客も多かった様子で、チェックインは大行列。15分ほど待たされることに…。

 

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お部屋はよくある「シティホテル」な雰囲気。もともとは1975年に「新・都ホテル」として開業した、割と老舗のシティホテルなんですよねココ。実は本館の設計は村野藤吾だったりしますし。

 

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夜は東寺の紅葉ライトアップに行ってみました。この時期、紅葉ライトアップをする寺院や施設は結構あるんですが、その多くは11月中で終了となってしまいます。東寺は京都でも盆地内にあって紅葉の見頃が長いのか、12月初旬まで実施していました。

 

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こちらも拝観料?で1000円かかります。が、これがお値段に見合った見事さだったりするから仕方ないですなぁ…。

 

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五重塔と紅葉の組み合わせ、そりゃ似合わないわけがありません。なんかズルい。

 

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この日は風も殆どなかったので、水面に映る紅葉も綺麗に見えました。あと、ライトアップ自体も見せ方が巧い、って感じです。

 

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夕食は京都タワー地下の「KYOTO TOWER SANDO」のフードホールにしました。

 

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夜10時までと営業時間が短縮されていましたが、なかなか楽しめました。

 

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日曜は単独行動。午前中は「京都市京セラ美術館」へと向かいました。

 

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こちらで開催中の特別展「モダン建築の京都」を観に来た次第。

 

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京都といえば「古の建築」ばかりが注目されますが、明治以降の建築にスポットを当てるというユニークな内容です。天皇が東京に移り「都」でなくなった京都を「建築」で再定義しようという動きが明治以降にあったようで、東洋と西洋をどう融合させるのか、繋ぐのか、といった模索が見られたりする…というのは面白い視点でした。

 

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京都駅に戻り、名古屋に帰る前にランチとしました。お手軽に済ませようと京都駅ビルの「拉麵小路」へ行ってみましたが、考えてみたらココって「全国からラーメンの有名店集めました!}がコンセプトなのよね。道理で名古屋でみかける「麺屋はなび」とかあるわけだ…。そんな中でも京都のお店も2軒入っています。「ますたに」は既にかなりの行列だったので、まだマシな混み具合だった「たか松」へ。

 

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全粒粉の麺はまるで日本蕎麦みたいな見た目でちょっと吃驚。麺の香ばしさがイイ塩梅でした。