へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

帰省ついでに鉄道宿へ、その1:名門大洋フェリー新造船「フェリーきょうと」で九州まで。

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この年末年始は久々に実家に顔を出しに行ってきました。まぁまぁの田舎なもので、今回はマイカーでの移動に。九州までずっと運転するのもダルいので、途中はフェリー利用、名門大洋フェリーが最近就航させたばかりの新造船「フェリーきょうと」にしてみました。

 

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名古屋からは東名阪→名阪国道→西名阪→阪神高速のルートで大阪南港まで向かいました。2020年に阪神高速6号大和川線が全通したおかげで、大阪南港までのアクセスがかなり便利になった印象です。

 

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ターミナルで乗船手続き。ここで検温が行われており、乗客全員が検温済み証を貰う必要がある運用でした。

 

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これが本日乗船する「フェリーきょうと」…ですがこの位置からじゃ全貌が全く解りませんね。この2021年の12月に就役したばかりの新造船で、名門大洋フェリーでは最大級の大きさとなりました。2015年に就役した「フェリーおおさかⅡ」「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」が全長183m、総トン数15000トンですが、この「フェリーきょうと」はもう少し大きく全長195m、総トン数15400トンとなりました。この船が代替する「フェリーきょうとⅡ」は全長167m、総トン数は9800トンですから、これから比べるとかなりサイズアップされていることになります。最近はトラックドライバー不足やモーダルシフトでフェリーの需要が高まっていますが、その流れなんでしょうね。

 

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午後7時頃に乗船となりました。

 

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トラック甲板からスロープでワンフロア下の乗用車用スペースへ。

 

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客室へ繋がるエレベーター入口には、自分の車を駐めた甲板がどこか解るようなカードが設置されていました。これは親切です。

 

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エレベーターで6階のエントランスエリアへ向かいます。

 

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案内所へ立ち寄り、客室の鍵を受け取りました。

 

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今どき珍しく?なのか、客室の鍵は一般的なシリンダー錠でした。今回利用したのは一人用の個室「ファーストS」です。

 

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「ファーストS」の室内はこんな感じ。広さは最低限ですが、プライベートが得られて一晩過ごすなら充分でしょう。なお、船体中央部にあるので窓はなく、携帯の電波も入りにくい感じです。ただ、船内WIFIは設置されており、1日3回まで、1回当たり30分まで利用可能。時々圏外になったりして使い勝手がいいわけではないのですが、それでもあるだけありがたい、というところでしょう、

 

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デスクの上には船内案内にポットなどのお茶セット、ティッシュなどが用意。

 

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室内には洗面台もあります。ロゴ入りのフェイスタオルもあって、こちらはお持ち帰り可能。歯ブラシも用意されています。

 

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ベッドの上にはナイトウェアと使い捨てスリッパもありました。

 

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おおむね快適なお部屋なんですが、ちょっと困ったのがこのエアコン。ベッドに横になると、吹き出し口からの風がモロに顔や体にあたる位置なんですよ…。ルーバーの角度は調整できるんですが、どのポジションにしてもあまり改善されませんでした。結局この日は寝るときはエアコンをオフにしてしまったのですが…。

 

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まもなく出航。デッキに出てみます。

 

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お隣には四国オレンジフェリーの「おれんじおおさか」が。9月に乗ったばかりの船ですが、こちらも「フェリーきょうと」と長さ・トン数ともほぼ同じサイズの大型船です。

 

slips.hatenablog.com

 

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19:50の定刻で出航。地上スタッフの皆さんがライトでお見送りしてくれました。

 

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大阪南港を離れ、一路新門司港まで一晩の航海へ出発です。

 

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出航後、船内レストランで晩ご飯としました。名門大洋フェリーのレストランはどの船も基本的にはバイキング形式での提供です。このときは新造船就航キャンペーンとして、通常1600円のディナーバイキングが1000円、朝食が750円のところ500円という割引価格になっていました。そのためレストラン前はかなりの行列で、少し入店まで待つことに。

 

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レストランのキャパは結構大きな印象。中央にはビュッフェ台があり、各種の料理が並びます。

 

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特段豪華な食材が出てくるわけではありませんが、九州各地の名物料理もあったりと悪くない充実っぷり。生ビールはサーバーで提供され1杯500円、あわせて1500円で済んでしまいました。

 

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もつ鍋や皿うどんなんかもあったりして。

 

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デザートもフルーツやソフトクリームなどが揃っていました。

 

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夕食の後は大浴場へ。阪九フェリーのような露天風呂はありませんが、大きな窓を備えた広めの展望風呂です。洗い場がブース毎にパーティションで仕切られているのですが、ちょっと区画の幅が狭いかな…。

 

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少し船内を探索してみましょうか。客室は6階から8階までの3フロアに設置されていますが、最上階の8階は全て「デラックス」と「スイート」と、この船の最上等級の客室のみ。主にその下の2フロアにパブリックスペースがあります。

 

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6階の案内所近くにはキッズコーナーがありますが、感染症対策で使用中止でした。

 

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そのわりにはゲームコーナーは稼働中。

 

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この船で最もリーズナブルな客室はカプセルタイプの2段ベッドが並ぶ「ツーリスト」で、いわゆる雑魚寝部屋はありません。それでも鍵のかかるスペースが無いのが心配な方向けに、貴重品ロッカーやコインロッカーが設置されています。有料の携帯充電器もありますが、客室には全てコンセントあり。

 

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これも有料ですが冷蔵ロッカーがありました。要冷蔵のお土産なんかをうっかり買ってしまったときなどに重宝しそうです。

 

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売店は案内所脇にありますが、加えてソフトドリンクやアルコール、カップヌードルにアイスなどの自動販売機コーナーも充実。ウォーターサーバーや給茶機もあり、紙コップも備え付けられていました。

 

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エントランスエリアにはテレビコーナーも。

 

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6階と7階の間は吹き抜けの階段で結ばれています。

 

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展望大浴場があるのは7階ですが、同じフロアに展望ラウンジもあります。こちらは夜には照明が落とされ、窓から瀬戸内の夜景が楽しめるようになっています。

 

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こちらのフロアにもテレビコーナーがありました。

 

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翌朝8:30、定刻で新門司港に到着しました。

 

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名門大洋フェリーは大阪側の乗り場は大阪メトロの南港ポートタウン線「フェリーターミナル」駅前にありますが、新門司港でも無料の送迎バスで門司駅小倉駅まで行けるのでクルマなしの徒歩乗船でも便利です。新門司港ターミナルの玄関口には送迎バスが4台、今日は徒歩乗船のお客さんも結構多いみたいです。

 

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下船の時に、ちょっと気になるエリアをのぞき見しました。「フェリーきょうと」から新しく設定された等級「コンフォート」です。

 

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個室ではありませんが1段ベッドで、「ツーリスト」と「ファーストS」の中間みたいな位置づけですね。料金的にもその中間くらいではあるんですが、正直ビミョーかな…。通常期で「ツーリスト」に1300円出せばこの「頭上のゆとり」が得られますが、コレにあと1800円足すと「個室」になる、といった感じなワケでして、それなら個室のほうがコスパいいんじゃね?という考え方もできそうな。「ファーストS」だとタオル・歯ブラシ・ナイトウェアもついてきますしね。

 

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着岸して暫くすると、車両甲板の開放が始まりました。階段で自分の車を駐めたフロアへ戻ります。

 

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この上のトラック甲板の下船が先に行われ、3階の下船が始まったのは着岸後20分ほど経過したあとでした。

 

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で、九州に上陸!

 

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こうしてみると、やっぱり大きな船です。なんか違和感があるなぁ…と思っていたのですが、よく見たら「車両甲板の開口部」がこの船にはありません。名門大洋フェリーの船だと、今まではどれも「車両甲板には大きな開口部がある」だったのですが、この「フェリーきょうと」は「壁」です。何かコンセプトの変更でもあったのかしら。

 

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船内で朝食を採らなかったので、下船後に九州ならではのファミレス「ジョイフル」へ。愛知県内にも店舗はあるんですが、わざわざ行くような場所にないので縁遠いのよね。

 

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なんだか旨そうだったのでパンケーキを注文。ただ、このくらいになるとお値段的に田のファミレスに比べて圧倒的なコスパの良さを感じるほどではなくなっちゃいますねぇ…。