へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

「みんなの九州きっぷ」リターンズ、その2:もうすぐお別れ、長崎発特急「かもめ」などを巡る。

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こちらも「まもなく見納め」ですね。

 

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佐世保でのお宿は「ホテルリソル佐世保」です。実は日付を一日間違って予約しているのを直前に気づいて取り直す、というポカをやっちゃいました。吉都線の運休チェックミスといい、今回はちょっと「うっかり」が多いな俺。

 

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シングルで予約していたんですが、ツインの大きめの部屋をアサインしてくれました。

 

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長崎県も「まん延防止」なので飲食店などの時短が行われており、夕食はテイクアウトをお部屋で戴くことに。こちら、佐世保バーガーの有名店の一つ「ヒカリ」で買ったものです。

 

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佐世保駅構内にも「ログキット」という、こちらも有名店があるんですが、残念ながら夜7時までの営業。そこで駅の「みなと口」側にあるショッピングモール「させぼ五番街」に出店している「ヒカリ」に来てみた次第。この時点ではイートインは不可でテイクアウトのみだったので、お持ち帰りしてお部屋で、ということになったわけです。

 

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この「させぼ五番街」、なかなかいい雰囲気じゃないですか。

 

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買ってきたのは看板メニュー「スペシャルバーガー」です。ベーコンにチーズ、目玉焼きが入る、イカニモなバーガーで食べ応え充分。

 

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そしてもう一つ、佐世保の隠れたB級グルメ「サンドイッチ」も。佐世保玉屋の「ラヴィアンローズ」と「サンドイッチ ロン」が二大巨頭らしく、「ラヴィアンローズ」は経験済みだったんですが、この「ロン」のサンドイッチが駅構内のスーパーで売られていたんで確保したワケ。

 

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佐世保のサンドイッチの特徴は、この独特なマヨネーズソースでしょう。かなり甘さを感じるマヨネーズは、ちょっとアメリカとかで出てくるモノを感じさせます。このあたり、やっぱり米軍経由でのアメリカの影響があったりとかするんでしょうか。

 

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翌日は佐世保から大村線経由で長崎を目指すところからスタート。

 

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大村線はほんの暫く前までは国鉄時代のキハ66とかバリバリ走ってたのに、今や全て新型車のYC1に取り替えが完了済み。YCって何やねん、って感じですが「やさしくて力持ち=Yasashikute Chikaramochi」の頭文字を取ったんですって。そんなんで形式名付けるか普通…。なお、車内はロングシートが基本なんですが、せっかく風光明媚な大村湾沿いの車窓風景が楽しめるのに、ちょっと勿体ない気がします。

 

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まぁそんなご意見もあろうかと、ってことなのか一応、数カ所だけボックスシートがあったりはするんですが。

 

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こういう風景が結構良く出てくる路線なんですよココ。ちなみに、昨日乗った「はやとの風」車両を分捕って走らせる「ふたつ星4047」が走るのはこのルートだったりします。

 

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途中、諫早駅に到着。在来線ホームの隣では西九州新幹線のホームの建設工事が佳境を迎えていました。

 

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諫早から先は長崎本線の旧線へ入ります。こちらも途中までは大村湾沿いとなり、おだやかな海が車窓に広がる路線。

 

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佐世保から2時間以上かけて、終着の長崎に到着です。

 

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在来線ホームの隣には新幹線ホームが。西九州新幹線は今年秋頃の開業予定だそうですが、あと半年くらいなのか!意外とすぐだな。

 

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高架駅の周辺は工事の真っ最中。

 

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駅周辺の整備は2025年には終了予定のようで、駅構内には完成予想図が掲示されていました。バス乗り場は駅前にも設置されるようですが、路面電車の駅はそのままの様子。鉄道駅から電停まで、かなり遠いままになってしまうみたいです。

 

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以前は改札口へ繋がっていた広場は撤去され、再整備されるようです。

 

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長崎からは博多行きの特急「かもめ」で折り返し。特急「かもめ」は最大で1時間に2本程度運転されるほどなんですが、これも西九州新幹線が開業すれば、そちらに役目を譲ることになります。長崎駅のホームで見る在来線特急も間もなく見納め、ですね。

 

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長崎本線有明海に沿って海岸線をクネクネ進んでいくので、これも車窓風景がなかなか良かったりするんですよね。

 

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佐賀では下りのホームに「ななつ星」を発見。

 

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新鳥栖で4分の乗り換え時間で九州新幹線「さくら」に乗り換え、熊本まで乗車しました。

 

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熊本からはまたD&S列車、特急「A列車で行こう」に乗ってきます。熊本から三角まで、1時間ほどの短い区間で運行しています。三角からは天草までの高速船に接続していたりと、天草観光のアクセス的な役割を担っている様子。

 

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列車名の由来は某有名ゲーム…なワケは無くジャズのスタンダードナンバーから。車内にはジャズがBGMとして流れ、オトナな雰囲気が漂います。

 

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車内にはカウンターバーも設置され、ここでお洒落なアルコールなどを嗜みながら汽車旅を楽しむのがツウな感じなんですが、残念ながら現在は酒類販売中止中。

 

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ハーカウンターに繋がる貫通路のドアも、ちょっとしたバーのエントランスっぽいでしょ。

 

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終点の三角まではあっという間、という感じ。

 

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特急「A列車で行こう」の運転開始は九州新幹線全通と同じ年の2011年。三角駅もこれに合わせて綺麗に整備されました。

 

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今日は三角で折り返してまた熊本に戻るのですが、待ち時間でお昼ご飯を。駅前には「三角町物産館ラ・ガール」があり、地元産品や海産物などを売るお店などが並んでいます。

 

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こちらの「レストラン あいランド」でランチとしました。

 

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就労支援を行うNPOの運営のようです。お手頃なお値段で定食やカレーなどが戴けます。

 

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カレーも旨そうだったんですが、「天草産」のフレーズに惹かれて白身魚フライ定食を選択しました。小鉢についてきた茶色い物体が実はマサラカレーで、結局カレーも食べられちゃったのでラッキー。

 

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三角駅に戻ります。

 

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熊本への戻りもまた同じ列車。

 

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今度はバーカウンターでドリンクなど所望してみました。ウリは地元のデコポンを使った「Aハイボール」…ですが、アルコール販売中止のため提供はナシ。そこで同じシロップを使う「Aサイダー」で我慢。これはこれで旨いんだけどね。

 

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熊本では久大本線経由で別府まで向かう特急「九州横断特急」に乗り換えました。

 

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車両はもともと四国の特急用として国鉄時代末期に製造されたキハ185系。JR四国になって新型ディーゼル特急車両が導入されたことから余剰となったのですが、非電化路線で使っている古い急行用車両の取り替えを必要としていたJR九州に引き取られてきたものです。車内は木材を多用した内装に改められており、JR四国時代とはかなり印象が違います。

 

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久大本線宮地駅で本線のスイッチバックがあるあたりがハイライトかも。

 

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宮地駅を出ると暫く逆走し、スイッチバックを経てもとの方向へ走り出します。

 

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年末にクルマで訪れた新阿蘇大橋のあたりも通過。

 

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阿蘇山の麓なども通り、大分を目指します。

 

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熊本ぁら3時間、終着の別府に到着です。

 

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本日の旅程はここで終了。別府で一泊です。