最近目立たない気もするけど、実は100年以上の歴史を持つ高級ホテルなのよね。
マリオット・ボンヴォイのポイントがそこそこ溜まったので、ちょっといいホテルに!と「ウェスティン都ホテル京都」に泊まってみることにしました。2021年に大規模なリノベーションを終えたばかりで1泊6万円は下らないようなホテルですが、ローシーズンの5万ポイントで確保。ホテルまでは京都駅から無料のシャトルバスが運行されているので、これを利用。京都駅にはホテルの案内所もあり、手荷物の搬送サービスなども受けられるようです。
ホテルまでは15分ほど。実はこれ、村野藤吾の設計だったりします。
ロビーでチェックインの列に並んだのですが、プラチナエリートであることを確認するとラウンジへ案内され、そちらで手続きとなりました。案内の流れが洗練されてる印象です。
部屋はワンランクのアップグレードで「平安京ビュー」になりました。
ホテルは小高い丘の上にあるので、ベランダからは平安神宮方面が見渡せます。
冷蔵庫やコーヒーメーカーなどはこちらに。
バスルームも広く取られています。
ただ、このホテルにはステキな温泉大浴場があるんですよね。SPA「華頂」は敷地内の泉源を利用した天然温泉。内部は広く立派で、宿泊者専用なのが勿体ないほどです。露天風呂エリアにはくつろげる寝椅子なども設置され、居心地の良さに滞在中3回も通ってしまいました。
折角なのでラウンジも使わせてもらいます。夕方からはカクテルタイム、フード系は和洋取りそろえたセットをテーブルサービスで提供していました。
夕食はホテルから出て取ることにしました。平安神宮にある「ロームシアター京都」にある「京都モダンテラス」です。この「ロームシアター京都」は「京都会館」として前川国男が設計したモダニズム建築の傑作の一つ。
TSUTAYAが手がけているだけあって内装はお見事。モダニズム建築の良さを上手く生かしている印象です。
こんな雰囲気のお店ですが、お値段は意外とリーズナブル。ディナーのコースは前菜+メイン+デザートで4000円を切るくらいです。前菜盛り合わせは湯葉を使ったカプレーゼなど、ちょっと京都っぽいモノも。
メインは4種程度からチョイスできますが、サーモンフライを選んでみました。タルタルソースには京漬物が使われています。サラダのドレッシングは「梅と苺」というユニークな一品です。
デザートも結構ガッツリ出てきました。これにコーヒーか紅茶もついてきます。
朝食はラウンジでも提供されますが、レストランを選択。ビュッフェスタイルです。
「まっとうな高級ホテルの朝食ビュッフェ」でした。
結局レイトチェックアウトの特典を活用して午後1時過ぎまで過ごしてしまいました。最後にホテルの歴史などを展示した「都ギャラリー」を見学。
古くから「京都の迎賓館」として著名人を迎えてきた歴史など、なかなか興味深いですね。
でも「京都」で居心地のいいホテルに泊まるってのも「せっかく来たので観光したい」「せっかくいいホテルにきたので外に出たくない」のせめぎ合い、って感じで贅沢な悩みができますねぇ。