東京は豊洲市場そばにオープンした「ラビスタ東京ベイ」に泊まってきました。いまは「プレオープン」という扱いで、グランドオープンは7月の模様。「ラビスタ」は「ドーミーイン」で知られる「共立メンテナンス」が展開するホテルブランドで、ドーミーイン豪華版、みたいな感じと考えれば解りやすいかもしれません。「ラビスタ」は「眺望」という意味、つまり「眺めが自慢」という位置づけ。有名なのは豪華朝食で名高いラビスタ函館ベイでしょうが、アレも最上階の温泉大浴場からの函館港の眺めが自慢でした。この「ラビスタ東京ベイ」も東京の夜景がウリらしいです。
ホテルはゆりかもめ「市場前」駅にほぼ直結。かなり大規模に見えますが、このグループのホテル全体で見ても最大級じゃないですかね?
パブリックエリアは撮影をご遠慮ください、とのことだったので写真少なめです。夜9時頃にチェックインしたのですが、幸いなことに待ち時間はほぼナシ。ただ、宿泊代金の精算がチェックイン時とチェックアウト後の両方で対応している様子なのが謎。自分は「先に精算です」だったのですが、お隣でチェックインしていた方は「チェックアウト時に」と案内されていました。
客室はスタンダードフロアのダブルルーム。洗面所などのエリアと居室が仕切られているのはドーミーイン系ではよく見るレイアウトですね。
お部屋は割と広め、やっぱり「ビジホ」よりもワンランク上想定であることが解ります。窓側には大きなソファも。
ベッドサイトにはエアコンやライトのコントロールパネル。電源はコンセントとUSBソケットが用意されています。
テレビの脇にはペットボトルの飲料水が2本。
引き出しにはグラスやカップなどが用意されていますが、お茶などはここにはありません。1階フロント脇にアメニティバーがあって歯ブラシやひげ剃りなど必要な分だけそこから持って行くようになっているのですが、お茶などもそこに用意されていました。
その下にタオルと館内着。大浴場があるので、タオルを入れて持って行ける手提げバッグもあります。
部屋にはトイレとシャワールームしか設置されていません。
大浴場があるのでこの程度なんでしょうが、シャワールームも広くて使い勝手は良さそうです。
客室からの眺めはこんな感じ。豊洲方面に面した「シティサイド」です。
最上階の温泉大浴場はレインボーブリッジなど東京湾の夜景が広がり、確かに絶景でした。内湯も大きな窓がありますが、露天風呂もあります。また脱衣場には外に出られるテラスもあるので、今くらいの時期なら涼むにはちょうどいいかも。同じフロアには湯上がりラウンジもあり、夜はアイスキャンディー、朝はジュースなどが無料で振る舞われます。
ドーミーイン系といえばもう「名物」ともいえる夜鳴きラーメン、この「ラビスタ東京ベイ」でも提供されています。ただありつくまでに30分近く並んで待つ羽目に…。そこまでして喰いたいか?とか言われそうですが、なんか旨いのよコレ。で、何も具の入っていない麺とスープだけの器を渡されて吃驚。えっ素ラーメン?と思ったのですが、別のコーナーにメンマやチャーシュー、海苔などの「具」バイキングが用意されているんですね。提供の効率は上げられるだろうし、お客としても好きな具を好きなだけ載せられるしで、そんなに悪くないやり方かもね。
朝食も2階ロビーフロアのレストランで戴きます。朝食券はなくルームキーで確認するのですが、こちらも入場まで30分ほど待つことになりました。受付が終わると自由席とのこと。窓に面したところが一部カウンター席になっているので、そちらに陣取ります。
こちらの朝食、噂には聞いていましたがかなり豪華。「ラビスタ函館ベイ」名物の「いくらかけ放題海鮮丼」がここでも堪能できちゃうんですから。ほかにもカンパチやタイなど充実してました。
フルーツやデザート類も割といろいろあって、かなり楽しめます。
チェックアウト時間となる11時ちょっと前に出ようとしたのですが、皆さん考えることは同じらしくチェックアウトは大行列でした…。ただ、チェックイン時に精算が済んでいる客はフロントデスクで簡単な確認のみで済むところ、チェックアウト時の精算となった客は精算機での支払いとなるらしく、かなり待たされている模様。このホテル、ハードウェア的には申し分ないんだけど人的・ソフト面が「まだまだ」なのかも…。特にお客が集中する時間帯の捌き方は改善の余地ありですな。まぁ今はプレオープンなので多めに見てあげないとダメでしょうけど。
大人げなく最前列のシートを確保して出発進行!
汐留で降りてやってきたのは「中銀カプセルタワー」。去年の夏に室内見学にきたところです。
その時点でも既に取り壊しの方向性は決まっていたのですが、いよいよこの春から本格的な解体工事が始まったとのこと。もう一度、あの姿を見ておきたいと思ったんです。既にタワーの半分には足場が組まれ、仮囲いも伸びてきています。これはあと1週間もすればビルの姿は一切外から見えないレベルまで行っちゃう感じだったな…。
すでに「土台」にあたる部分は仮囲いで完全に覆われていますが、カプセルの姿はまだ拝むことができます。
裏手にあった別棟は既に完全に取り壊し済み。おかげで、今までよく見えなかった裏側からのカプセルタワービルの姿が見れたのはよかったかも。それにしても外観はかなり痛んでおり、よく今まで保ったなぁ、という気がしなくもありません。
解体にあたっていくつかのカプセルは取り外され、様々なところで保存される予定だとか。中には宿泊できるようにする計画もあるらしいですが、また見られるところが決まれば是非訪問したいところです。