へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

槇原敬之ツアー参戦と武蔵野さんぽ。

東京へはライブ参戦のためでした。

 

セントレア早朝発の羽田行きANA便で出発。驚いたことに機内はほぼ満席です。もともとこの便は羽田発の国際線への乗り継ぎのために設定されたようなもの。確かに東京が目的地っぽい人も乗ってはいましたけど、みんな国際線乗り継ぎじゃないよね?

 

機材はセントレアではお馴染みB737-800。予定通り搭乗は始まったのですが、ドアクローズ後に羽田空港混雑のため離陸が遅れる旨のアナウンスが入り、地上で30分近く待たされることに。

 

結局、羽田にも20分ほど遅れての到着となりました。武蔵小金井行きのリムジンバスで空港を離れます。

 

バスは首都高から中央道に入り調布ICで一般道へ流出。京王線調布駅へ立ち寄り、武蔵小金井駅の南口に到着しました。所用は定刻より少し早く1時間半ほどですが、ずっと座って来れるのはラクですね。

 

駅の北口からまたバスに乗り、都立小金井公園までやってきました。

 

西門を入ってすぐのところに、SLが展示されていました。

 

このC57、旭川機関区にいたやつみたいです。

 

で、お目当てはこちら「江戸東京たてもの園」です。ここは主に江戸後期から昭和初期にかけて東京などにあった建築物を移設・展示している施設で、実はこのビジターセンターになっている建物からして皇居前で行われた紀元二千六百年式典の式殿を移築したものだったりするくらいです。

 

敷地内には30棟の建物が並んでいます。西側のゾーンは主に住宅、東側には商業建築などが中心。

 

どれも見ごたえのある建物ばかりだったんですが、ハイライトの一つは間違いなくこの前川國男邸でしょう。戦後日本のモダニズム建築の第一人者として知られる建築家の自宅ですから、そりゃ見る価値あるってもんでしょう。

 

反対側の玄関口から内部の見学もできます。

 

非常にモダンなデザインながら、木の温もりがいい塩梅で中和するように、凄く居心地のいい空間になっています。

 

お隣の大川邸は田園調布にあった住宅ですが、なるほど「田園調布に家が建つ」の具現化みたいなお洒落なお家でした。

 

この三井八郎右衛門邸、見た目は地味なんですが…。

 

邸内に足を踏み入れたら、その豪華さにちょっと吃驚。建材や調度品がさりげなく高級品なのが一目で解るほどでした。

 

奥の方は農家など。東京も武蔵野あたりは江戸時代なんてのどかな農村だったわけですしね。

 

東側のゾーンで最初に見えてくる立派な玄関が高橋是清邸です。

 

ここに移築されているのは屋敷の一部分だそうですが、それでも結構な広さ。まぁ日銀総裁から総理まで務めたような人ですからね…。なお、226事件で暗殺されたのは、この2階の部屋だったそうな。

 

このエリアは数々の商業建築が目玉。

 

なかでも一際大きく目立つのが銭湯「子宝湯」。足立区の千住にあったものが移築されています。

 

脱衣場は広告なども当時のまま残され、時が止まったよう。

 

浴場の壁絵は富士山。

 

その隣の居酒屋「鍵屋」もいい雰囲気。

 

もとは台東区下谷にあったお店だそうですが、屋内は現役時代のような下町らしい雰囲気。ほかの商店も、現役当時の店頭の様子が再現されていました。

 

昼食は園内で戴くことにしました。この土蔵のような建物、これは移築されたものではなく周囲に馴染むようなデザインで新築されたものでした。

 

1階が休憩所、2階がうどん屋さんです。

 

名物の武蔵野うどんを頂きました。

 

結局、2時間以上も滞在してしまいました。都電もあったよ。

 

中央線で立川へ移動です。

 

ちょっと時間が合ったので、昭和記念公園へ行ってみます。

 

入ってすぐのところに「花みどり文化センター」という建物があるのですが…。

 

その一角にひっそりと存在するのが「昭和天皇記念館」です。ホントにひっそりしているので「閉館してないよね?」と思ってしまったほど。内部は撮影禁止ですが、初の国産御料車として昭和天皇も使われた日産プリンスロイヤルをはじめとした数々の縁の品や映像資料などが展示され、なかなか充実した内容でした。これは是非!とお勧めしたいところですが、もう昭和が終わってから30年以上も経過して「昭和の頃」を知らない人も増えてきたしね…。

 

そして今回の東京行の最大の目的「立川ステージガーデン」へ。諸般の事情?で活動休止状態だった槇原敬之の3年ぶりのツアー「槇原敬之 Concert Tour 2022 ~宜候~」の初日公演がここで開催されるんですよ。名古屋でも講演予定なんですが、まぁいろいろあった後でもあるんで初日を見ておくのもアリかな、と。

 

昨年10月に発売されたアルバム「宜候」を中心に…というか全曲出てくるセトリでした。冒頭でマッキー泣いてたな…。

 

翌日の帰りは羽田までモノレールで。一番前に座って前方を見ていると、かなりアップダウンの激しい軌道であることが良くわかります。

 

ANAの羽田のラウンジも久々じゃないかしら。

 

帰りの中部行きもB737-800。いつもゲートが端のほうな気がする。

 

こちらの便も羽田が混雑していたのかなかなか離陸せず、セントレアには30分ほどの遅延でした。往復ともこんなに遅れるの、珍しいなぁ。