へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

「JWマリオットホテル奈良」にポイントで泊まってきました。

ホテルブランドのグレードって解りにくいですよね。自分がプラチナステータスを取ったマリオット系列は他のホテルチェーンを買収したりした結果としてブランドが猛烈に多く、しかもまだ増えてるような状況です。そんなマリオット系列のホテルブランドの中で「最高級」と位置づけられているのが「リッツカールトン」「セントレジス」、そして「JWマリオット」です。その中でも「JWマリオット」は創業者の名前を由来とする、マリオット直系のブランド。そんな虎の子ともいえるブランドが日本初進出の地として選んだのが奈良でした。なんでやねん、という気もしますが実は奈良県には外資系ホテルの進出はこれが初めて。訪日外国人が増加している中で奈良の課題は「京都や大阪から日帰りされちゃう」でしたから、「宿泊して過ごす」を増やしたい地元としては目玉となる国際ブランドのホテルの開業は有り難かったはずです。

来年には東京にも開業予定ですが「JWマリオット」は今のところ日本では奈良だけ。そんな高級ホテルにマリオット ボンヴォイのポイントで泊まる機会を得ることができました。しかもクリスマス!なんだそれ。

 

名古屋から奈良って意外と行きにくい位置関係です。名古屋から奈良を通って大阪の天王寺までを結ぶ「関西本線」というのはありますが、途中の区間は閑散ローカル線となってしまっているため、アクセスルートとして使い勝手はイマイチ。JRだと京都、近鉄だと大和八木から大回りしないといけません。ただ名阪国道を通る高速バスがあって、これでも2時間半ほどで到着することができます。そんなわけでバスでの移動としたのですが、この日の名古屋はなんと大雪。バスは定刻から少し遅れて名鉄バスセンターを発車したのですが、名古屋高速が通行止めとのことで一般道経由で東名阪道の名古屋西ICを目指しました。しかしながらIC手前で東名阪道も除雪のため通行止めとなったらしく運休が決定。そこから名鉄バスセンターへ引き返すことになってしまいました…。何故か桑名の方まで進んでから折り返す謎の大回りルートで帰還となったうえ、降雪で道路も渋滞気味。結局、2時間バスに揺られて行きの名古屋をタダでドライブするだけ、ということになってしまいました。

 

結局、新幹線で京都まで向かい、そこからJR奈良線に乗り換えるルートで行くことに。本当は名古屋~京都~奈良の通しで乗車券を買いたかったのですが、降雪の混乱で駅の窓口は大混雑。並んで待ってたらいつ買えるか解らないような状況だったので「EX予約」で購入してIC乗車、京都から先は別でIC乗車、ということになりました。この方がちょっと高くなるんだけど仕方ないか…。

 

そんなわけでお昼過ぎに「JWマリオットホテル奈良」に到着しました。JR・近鉄奈良駅とホテルの間はシャトルバスがあるのですが12時台は運休とのことで路線バスで来たのですが、「奈良市庁前」バス停が目の前にあるのでアクセスには困りません。あとでシャトルバスの時刻表貰ったら運休なのは13時台だったけど、ね。

 

ロビーは奈良らしく和の雰囲気も感じさせるつくり。

 

大きなクリスマスツリーも飾られ、年の瀬らしい感じ。

 

全般的にモダンラグジュアリー、といったトーンですね。

 

廊下を進んで…。

 

今日のお部屋は一番スタンダードなデラックスルーム。流石にクリスマスイブの週末ということもあってアップグレードは空きナシ、レイトチェックアウトも午後1時まで、でした。

 

冷蔵庫にはミニバーのドリンク類が揃います。

 

グラス類なんかもこちらに。

 

ネスプレッソのマシンもありました。

 

バスルームは広々としています。

 

バスタブも足を伸ばして入れる広さ。

 

洗面台のまわり。

 

アメニティ類も充実です。

 

クローゼットの中にセーフティボックスがありました。

 

 

ランチはちょっと豪華に?とホテル1階のレストラン「フライングスタッグ」で頂くことに。この時期のランチはメイン1品選択+サラダや前菜、デザートのビュッフェ、という形式でした。

 

種類は多くはありませんが、洒落た品々が並んでました。

 

メインは魚料理をチョイス。

 

デザートも。どれも旨かったですがマカロンが特に美味だったのが印象に残ってます。

 

このホテルは奈良県コンベンションセンターに隣接して建てられています。同じ敷地内には蔦屋書店もあったので、ちょっとお散歩がてら出かけてみました。奈良に関する書籍なども多く売られています。

 

こんなところに「せんとくん」が。最近は奈良市内では「しかまろくん」のほうが露出度が高い気がしますが、アチラは「奈良市」のキャラ。奈良県のキャラとなる「せんとくん」が県営施設にいるのは当然、なわけね。

 

エグゼクティブラウンジでは夕方5時から前菜が頂けますが、今日は利用者が多いため1時間で入れ替えの3部制だそう。午後6時半からのスロットで予約しました。

 

利用した人のブログなどでも情報は得ていたけど、ここのフードプレゼンテーションはもう「前菜」とかってレベルじゃなく、ちょっとしたディナービュッフェと言っても過言ではないくらいでした。ローストビーフも出てきましたが、明らかにランクの高い牛肉だと解る旨さ。カレーなどもあって、ランチが重かった分ここで夕食として充分頂いてしまいました。

 

館内には「鹿」モチーフのオブジェや装飾がいろいろな所に見られます。部屋にも鹿の角みたいな装飾あったな、そういえば。

 

こんな装飾も。鹿、寝てるの?

 

翌朝、ドアノブにはこんなクリスマスプレゼントが掛けられていました。

 

朝食もエグゼクティブラウンジでの提供です。

 

朝食は和食中心にしてみました。ラウンジ内ですがオムレツなどを作って貰えるエッグステーションもあり、いろいろ楽しめる内容でした。

 

ホテルのすぐ近くには「ミ・ナーラ」というショッピングセンターがあります。もともとは1989年に「奈良そごう」としてオープン、「そごう」撤退後は「イトーヨーカドー」となりましたが、それも5年ほど前に撤退。そこから観光客向け施設なども揃えた「ミ・ナーラ」として再オープンしたという経緯を持っています。

 

ここにある「奈良金魚ミュージアム」に入ってみることに。奈良は大和郡山を中心とした金魚の一大産地なんですよね。

 

この「奈良金魚ミュージアム」、なかなかヒトコトでは説明できない施設でした。「金魚の博物館」ではあるんだけど、ソレよりも「金魚のいる映えスポット大集合」みたいな感じ、といいますか…。館内はかなり広く、エリア毎に趣向が凝らされた展示が行われているので、入館料1200円というのも納得感はあります。開館直後はガラガラだった館内も次第にカップルを中心にお客さんが多数押しかけてきており、観光スポットというかデートスポットとして定着しているようです。この不思議な空間、以外とオススメかも。

 

ホテルをチェックアウトして路線バスで近鉄奈良駅前まで。何か軽くお昼でも…と駅近くの「そば切り 百夜月」へ。

 

「柚胡椒そば」、蕎麦の風味が良くて美味しゅうございました。思ったより汁がピリ辛だったけど。

 

食後の甘味として12月だけどかき氷。有名店の「ほうせき箱」です。

 

「奈良いちご氷」にしてみましたが、こりゃ確かに冬でも予約がなかなか取れない、というのが納得できる出来。フツーのかき氷器で作ってるようにしか見えないのに、なんで氷がこんなにフワフワなの?

 

帰りも往路と同じくJRで。京都から新幹線、と割とノーマルな感じの経路でした。