へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

三連休の秋田の旅、その3:武家屋敷経由で名古屋へ。

名古屋へ帰ります。

 

新玉川温泉のチェックアウトは10時ですが、次の田沢湖行きバスの出発時刻は11時過ぎ。売店やロビーで時間を潰し、やって来たバスに乗り込みました。

 

かなり雪は積もっている感じですが、これよりももっと積もるのが普通らしい…。

 

田沢湖駅には定刻より5分ほど遅れての到着となりました。

 

バスが定刻着なら田沢湖駅始発の大曲行き普通列車に間に合ったのですが、残念ながら列車は既に発車済み。

 

この区間、各駅停車は3時間に1本くらいしか運転されておらず、次の列車は秋田新幹線「こまち」しかありません。角館まで行きたかったのですがきっぷを買ってみたらなんと1090円もするじゃありませんか!たかだか10分程度の距離なのに何かの間違いかと思ったよ…。乗車券330円なのに、特急料金はその2倍以上の760円って高くない? 普通列車が少なく特急の方が多いような区間だと、近距離には低額な特急料金の設定があるケースが多いんですが、田沢湖線ではそういうものはないようです。まぁ地元の人、これならマイカーで移動しそうだもんな。

 

そういうわけで、なんとなくスッキリしない感じで角館到着。

 

ここで2時間ほど待ち時間があるので観光でも。

 

角館は武家屋敷が観光の目玉。駅前に案内所があったので地図を貰いましたが、オススメのお散歩コースなども新設に教えてもらいました。

 

駅からのんびり歩いて15分ほど、武家屋敷の建ち並ぶエリアまでやってきました。

 

建物を公開しているところもいくつかありますが、最初に目についた河原田家を見てみることにします。

 

いかにも、という立派な門をぐぐり入場。

 

自分で自由に見学することもできますが職員の方の案内もあります、とのことでお願いしました。こちらが建てられたのは明治に入ってからだそうですが、様式はこの地域の典型的な武家屋敷のもの。代々学者などを輩出したお家柄ということもあり、格式は高めです。

 

客間の隅のステージみたいなところ、これ「床の間」です。角館の武家屋敷では特徴的なものとのこと。

 

蔵がなんと屋内に建ってます、というか屋敷と繋がってます。雪国ではよく見られる形式ということですが、確かに雪が積もってもこれなら蔵への出入りに困らないなぁ。

こちら、そのほかにも犬養毅が書いた額だとか、宮沢賢治から送られたユリノキだとか、なかなか面白いモノがいろいろとありました。

 

もうちょっと街並みをぶらぶら。

 

こちらの青柳家のほうが角館としては「代表的な武家屋敷」だったようです。残念ながら今日は河原田家の見学で随分時間を使ってしまったのでスルーすることに。

 

角館駅に徒歩で戻ってきました。

 

これから秋田空港へ向かうのですが、利用したのは乗り合いタクシーの「秋田エアポートライナー」です。通常は角館から秋田空港まで片道1名4000円かかるのですが、「ANAアクセスナビ」経由で申し込むと1000円で利用できるというキャンペーンを実施中でした。そもそも秋田市内から空港までのリムジンバスの運賃が1000円くらいかかるので、角館から秋田まで行ってリムジンバス、なんて無駄なルートを取るよりはコチラ一択でしょ。電話で「15分ほど遅れそうです」という連絡があったのですが、結局はほぼ定刻で角館駅に来てました。意外と利用されているようで、この便はワンボックス車で満席の盛況っぷり。最後に乗る1名だった自分は助手席に座りました。

 

空港までは1時間ほどで到着しました。すこぶる快適。

 

最上階の展望デッキに行ってみます。デッキは雪で閉鎖ですが、航空関係の展示コーナーがあります。なんかANAっぽい飛行機みたいなものが置かれてるぞ。

 

中は操縦席?

 

これ、以前ANAで飛んでいたロッキード・トライスターの訓練用操縦席で、実際に大阪で使われていたもの。ANAから寄贈を受けて、ここに設置されたんだそう。

 

この近くに、なんか慎ましい感じで名古屋便の利用促進コーナーがありました。ジブリパークのパンフ置いてるだけだけど。

 

ショップなども冷やかしてみますが、この「サキホコレ」、旅行中いろんなところで見かけました。「あきたこまち」に続く新しい秋田のブランド米で、現在絶賛売り出し中、という感じみたい。

 

名古屋へのANA便、なんのトラブルもなく定刻で出発でした。

 

セントレアにも定刻で到着です。出発でゴタゴタしたけど、まぁ悪くない感じで帰って来れました。とはいえ、奥入瀬氷瀑は来年リターンマッチだな。