ちょっと不完全燃焼かも。
朝、ホテルの窓から網走駅を出発するキハ183系が見れました。
今日はレンタカーを借りて終日網走エリア観光の予定。夕方16時45分の観光砕氷船「おーろら」を予約しているんで、この時間まで適当にいろいろ巡ってみようか、という感じです。「おーろら」ですが今年は大盛況らしく、1ヶ月ほど前に確認したら既にこの日は全便満席。後で設定された臨時便をなんとか確保できました。
まずは天都山の展望台へ。
ここからは網走の街並みとオホーツク海が一望できるのですが、流氷はかなり沖の方に流されてしまっている感じです。なんかイヤな予感…。
「オホーツク流氷館」にも入ってみました。実は網走駅に貼ってあったポスターには「改装のため休館中」という案内があったので開いてない前提で来たのですが、実際に入ってみたらバリバリ営業中じゃん!
館内はシアターや流氷に関する説明展示、オホーツク海の生き物などが見られるコーナーなどがあります。
当然クリオネもいますよ。
実際の流氷も展示されています。
この部屋は室温もマイナス15度。入室の際に濡れたタオルを渡されるのですが「振り回したりしてください、凍りますよ」とのことで実際かなりカチカチになります。
見学の後は「流氷ソフトクリーム」で一休み。網走で有名なジェラートショップ「Rimo」が作ったんだそうです。
お次は「博物館 網走監獄」です。
2020年末に来てますが、その時は1時間ほどしか時間が取れず…。今回はゆっくり見れそうです。
網走に刑務所が出来たのは北海道開拓の歴史と切り離せません。網走までの道路建設に囚人が駆り出されたわけですが、建設現場ではこんな簡素な小屋で過ごしていたとか。
この「監獄歴史館」では、そうした網走刑務所の歴史を詳しく知ることができます。実は網走刑務所、随分前から刑期10年以下の犯罪者を収容する施設になってるの知ってました? 映画とかの影響で凶悪犯が行くところみたいなイメージあるでしょ。
様々な展示物がありますが、やはりココのメインは「五翼放射状平屋舎房」でしょう。
中央から放射状に5棟が伸びる独特な設計は、一箇所からの監視がしやすいようにするため。
刑務所ですがこの木造の雰囲気はちょっとお洒落なホテルといった趣きもあり「星野リゾートの新しいホテル」とか言われてもちょっと納得しそうです。実際、旧奈良監獄は星野がホテルとして運営をするみたいですしね。
「博物館 網走監獄」を出たらもう午後1時半。結局2時間以上も見学してしまいました…。お昼ご飯は網走駅前で評判の良さそうなレストラン「アルカディア」を狙っていたのですが予約で満席とのことで断念。北浜駅の喫茶店「停車場」まで来ました。
こんな時間でも満席、少し待って入店です。
今回は4名での入店だったので、窓側のボックス席に座れました。列車の座席を使ってて、一度はここで食べてみたかったのよね。
ランチメニューからカツカレーを頂きました。
食事中、ちょうど網走行きの「流氷物語号」が駅にやってきました。
さて、これからどうするか、という問題が発生です。風向きの関係か次の15時半発の「おーろら」は「流氷なし運行」になってしまっています。またかなり天候が悪化し、風も強まってきました。このまま予定通り16時45分の「おーろら」に乗っても流氷が見れない可能性はかなり高そうだし、そもそも強風で欠航になる恐れも出てきました。ただ、斜里より先の知床半島には流氷が接岸しているのは確実っぽい。そこで、「おーろら」乗船はパスしてこのままクルマで知床方面へ向かい流氷を見る、というプランを提案しました。雪の中、斜里を越えて国道334号を先に進みオホーツク海が見えてくると、やっぱり海岸まで海を埋め尽くす流氷が見えてきました。今回同行の3名は皆さん流氷は見たことはあっても、観光船から見た程度。これだけびっしりと流氷があるのは始めて見たそうで、いたく感動しておりました。コレがホンモノの流氷だい!
もう少し先、オシンコシンの滝のあたりまで来てみました。
お天気がイマイチで見通しがききませんが、氷に覆われた海の姿は実感できます。
「いつまでも眺めていたいほど」だそうですが、なんせ寒い!しかも雪もかなり激しく降っているので、ほどほどで退散。網走へと戻りました。それにしてもここ数年、あんまり「完璧な」流氷が見れてないなぁ…。氷で閉ざされた海、みたいなのが圧巻だったりする気がするんだけど「観光船で氷が浮いてるのを見る」程度で「流氷」とか思われるのはちょっと残念な気がします。
今日の晩ご飯は網走で。なかなかモダンで洒落た雰囲気のお店「SUSHI BAR THE END」へお邪魔します。
牡蛎と真だちポン酢。
知床牛のシチューも美味。
SUSHI BARなのでお寿司も頂きましたよ。