へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

キャセイで行くGW、その1:香港で一悶着。

GWは海外で過ごしてきました。

コロナ禍の2020年に修行してJALJGC資格を取得したわけですが、今のところその恩恵に与っているのはJAL国内線利用の際のみ。そろそろ国際線でもステイタスによる「いい思い」をしたいところです。特にワンワールド加盟航空会社の一つであるキャセイパシフィック航空の香港のラウンジは評価が高く、是非一度体験してみたいと思ってました。そこで「キャセイ利用でしかも香港乗り継ぎアリ」という条件でチケットを探していたら、バリ島まで往復10万円程度のものが見つかりました。なかなか航空券の相場が下がってこないこのご時世、GW絡みでならまぁ悪くない感じです。

 

世間様のGW開始よりもちょっと早く出発。

 

セントレアではプライオリティパスの話題で持ちきり、といった感じで、お風呂に入れたり「フライトオブドリームズ」のレストランで飯が喰えたりしていますが、今回はそこまでの時間の余裕が空港でなかったのでパス。だた、以前からの特典の「国際線制限エリアのレストランでの食事」はいまだ健在で、こちらでお昼を戴くことにしました。セントレアの国際線制限エリアの飲食店は「海膳空膳」1店舗のみ。プライオリティパスでは「メイン+サイドメニュー+ドリンク飲み放題」か「サイドメニュー系から2品+ドリンク飲み放題」の2パターンからの選択になってました。今回はカツカレーにソーセージにしてみました。普通に旨かったよ。

 

まだ少し時間があるので「セントレアグローバルラウンジ」へ。ココはワンワールドサファイアの特典としてキャセイから頂いたラウンジクーポンで入りました。

 

コロナ前は1日3往復も香港便を飛ばしてたキャセイパシフィックですが、今はやっと週5便が戻ってきた程度でしかありません。それも本格的な再開はこの春に実現したばかり。特にセントレア発午前便がまだ再開していないので、アジア方面への乗り継ぎ利用が殆どできない状況は不便です。まぁ時間の問題なんでしょうけど、「空港での人手不足で便が増やせない」なんてハナシも聞きますからね…。

 

今日の香港行きはA330-300。

 

ビジネスクラスはフルフラットではなく通常の座席タイプで、短距離国際線仕様の機材だったみたいです。今回の利用はもちろんエコノミークラス、まぁ普通の感じです。

 

離陸して暫くすると、まずはドリンクサービスから始まりました。このあたりの流れは正常化してる感じ。

 

機内食も「前菜+メイン+デザート」と以前と同じような構成でした。アイスクリームはハーゲンダッツです。

 

香港空港への着陸はほぼ定刻だったのですが、離陸後の地上滑走が長くてスポットインしたのは15分後くらい。なんか香港の空港って地上で動いてる時間、長くない? 入国審査は比較的スムースに進み、コロナ検疫関連と思われるような手順も一切ありませんでした。今年2月の出張時に行ったような意味のなさそうなコロナ陰性証明持参のルールも既になくなってますし。

 

香港、ホテル代が無茶苦茶高騰してます。ちょっと普通のビジネスホテル程度のレベルでも1泊1万程度では無理で、「まとも」なところは1泊最低でも2万円程度はみないと厳しい感じ。香港なんてホテルは寝に帰る程度だから勿体ないなぁ…と久々に重慶大厦のゲストハウスに予約を入れてみました。彌敦道までなら空港バスで1本で行けちゃうのでA21バスで市内へ向かうことに。

 

20分おき程度の運転頻度の筈ですが、バスが来るまで30分ほど待つ羽目に。

 

空港発の時点でほぼ満席といった塩梅だったのですが、途中で空港近くの港珠澳大橋のターミナルを経由し、ここでもお客さんを拾っていました。

 

彌敦道を南下し、尖沙咀でバスを降りると重慶大厦は目の前です。

 

今回宿泊したのは「Nagaland Guesthouse」。実は「Fortunate Guest House」という別のところをagodaで予約していたのですが、いざ重慶大厦についてゲストハウスまで辿り着いたもののドアは施錠され、呼んでも誰も反応してくれません。すぐ隣に「New Fortunate Guest House」という別のゲストハウスがあったのですが、ここのスタッフが声をかけてくれました。まぁ親切な、と思ったのですが「お前の予約はこっちに入ってるぞ」とか言い出すじゃありませんか。ただ「今すぐ現金で宿泊代を払え」とのことなので予約確認書を見せたのに「その値段はもう有効じゃない」って? こりゃヤバいな、と「両替してくる」と一旦その場を離れることにしました。元のゲストハウスに電話が繋がったのですが、電話に出た相手が言うには「お前の予約なんて入ってない」「今日は日本人の予約なんてない」と…。いやオレ日本人だとか今言ったっけ? 「Fortunate Guest House」と「New Fortunate Guest House」、お前らグルだな。

いずれにせよココに泊まるのはヤバそう、と急遽agodaなどで探してみたのですが、ドミトリー形式のゲストハウスですら1万円越えとなっている中、ここ「Nagaland Guesthouse」だけが唯一、1泊6千円くらいのお値段で出ていたんです。もういいや、とここに決定。こちらもゲストハウスには誰もスタッフはおらず、呼び鈴などもなく途方に暮れかけたのですが、なんとか電話は繋がり、チェックインすることはできました。

 

お部屋は香港の安宿では一般的な「狭さ」。ただ清掃は一応はしっかり行われているようで、シーツなども真っ白で綺麗ですしヘンなニオイもありません。暫くするとネパール人のスタッフがやって来てパスポートの確認が。「お金払え」「agoda経由でもう払ってるぞ」「あ、ホントだ」「この部屋、2泊分しか空いてないぞ」「3泊分予約してるよ」「あ、ホントだ」みたいな遣り取りがあったりしたけどね。

 

トイレとシャワーが一体なのも香港の安宿では普通の構成。

 

まぁいい歳して重慶大厦とか泊まるなよ、って気もしますけど…。なんか謎の魅力があるんだよな、ここ。