へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

紀伊半島ぐるり、その2:2位じゃダメなんですか?な長距離路線バス「熊野古道ライン」乗車記。

2025年3月で廃止です。

 

温泉のあとは紀伊勝浦の街を散策。

 

港の方まで歩いてきました。

 

「勝浦漁港にぎわい市場」へ立ち寄り。

 

外が暑すぎて、思わずかき氷なんか食っちゃいました。

 

「WEST EXPRESS 銀河」車内で貰った散策マップに載っていた古い郵便局に来てみたのですが、どうも取り壊し中の様子。

 

古いポストはそのまま残ってましたけどね。

 

勝浦には鮪の刺身なんかを無人で販売しているところが点在しています。駅から歩ける範囲の町外れにも1軒あったので言ってみたのですが、隣に鮪丼のお店があるじゃないですか。この「鮪十屋」、最近オープンしたところのようです。

 

メニューは3種とシンプルですが、周囲の他のお店と比べてもお値段はお安めの印象です。

 

店内はあまり広くないのですが、ちょっと中心から外れたところでまだ知られていないせいか、割と空いてます。

 

二食丼を頂きましたが、たしかにもちもちの鮪でかなり美味。あら汁はセルフサービスでお替わり自由なんですが、あら汁というよりは鮪の味噌煮か?というくらい鮪の身がゴロゴロ入っていて、コチラもハイレベル。こりゃ穴場だわ。

 

では、そろそろ移動。紀伊勝浦駅へ戻ります。

 

特急「南紀」名古屋行きに乗車です。こちらも1年ほど前に新型のHC85系に車両が更新されました。この日は4両編成に増結されていましたが、自由席は1両のみ。

 

ちょっとのんびりな感じで進んでいきます。

 

40分ほど乗って、熊野市で下車。

 

ここからはバス旅。日本最長の路線バスとしては奈良交通の「八木新宮特急バス」がよく知られていますが、本州で2番目に長い路線バスがあるのがそのお隣の三重県三重交通の「松阪熊野線」です。「熊野古道ライン」という愛称もつけられていますが、イマイチ盛り上がってないというか…。他に北海道に長距離路線バスがいくつかあり、それをカウントすると日本では5位くらいになっちゃう、みたいな微妙さのせいかしら? ただ、1970年開設の「南紀特急バス」から続いたこの路線も、来年2025年の3月末で廃止されることが決まってしまいました。

 

熊野古道ライン」の始発はここからもう少し南下した「三交南紀」ですが、今回は熊野市駅のバス停から乗車します。

 

バスはこの路線への投入を想定した仕様で、路線バスながら背もたれが高く、長距離乗車にも配慮されています。

 

バスのルートはだいたい国道42号を北上していく感じ。暫くは海が見えたりするのですが…。

 

どんどん山奥に分け入って峠道を進んでみたりと、車窓の変化が凄い。「八木新宮特急バス」も山奥の路線ですが、それでも沿線には集落が点在しているので、それに比べるとこちらの方が「人里離れてる間」は強いですね。海と山の風景がどちらも出てくるところも違うし。

 

熊野古道センターも経由します。

 

熊野市駅前から約1時間15分。尾鷲の町外れにある海山バスセンターで15分停車します。トイレ休憩を兼ねていますが、周囲には自販機くらいしかありません。

 

隣には松阪から熊野市を目指す反対方向のバスが停まっていました。

 

休憩を終えて発車。銚子川を渡ります。

 

ここからも山道ですが、だんだんと平坦な道が増えてきます。

 

熊野市駅前から3時間弱で道の駅奥伊勢おおだい着。ここで2回目の休憩として15分停車です。ここ、3年くらい前に来てるな。

slips.hatenablog.com

 

午後4時過ぎだとスナックコーナーとかは全て営業終了。アイス売ってたのでコレで休憩です。

 

途中でVISONも経由。ここから乗ってくるお客さんも割といました。

 

松阪の市街地に近づいてくると道が混み始め、定刻よりも10分ほど遅れて松阪駅に到着しました。

 

地味な路線ですが、八木新宮特急バスよりは若干アクセスしやすいし、海あり山ありの景色は変化に富んでいて、コレはコレでアリだと思います。もうちょっと注目されてもいいんじゃないかしら。