へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

JALのビジネスクラスに乗りたかっただけなんだ、その1:ジャカルタまで。

実はJALビジネスクラスに乗ったことがありません。

スターアライアンス系やスカイチーム系は出張で何度か乗ったりとかしてるんですが、ワンワールド系には縁遠かったんですよね…。そんな中、JALが国際線就航70周年記念として特典航空券のマイル減額キャンペーンを実施しました。路線限定ではありますがビジネスクラスも対象、というわけで、この機会に乗ってみようと思った次第。

 

朝のセントレア

 

JALの成田行きで出発です。

 

機材はB737-800ですが国際線仕様。JALの場合、ビジネスクラス特典航空券だと国内乗り継ぎ区間はクラスJが取れるようで、この区間でもビジネスクラスのシートに座ることが出来ました。

 

とはいえ、成田までは1時間ちょっとで着いちゃうんですけどね。

 

乗り継ぎ便は夕方発なので待ち時間はたっぷりあります。ちょうどバスもあったので、久々に「航空科学博物館」に行ってみることに。

 

展示内容は大きく変わった感じはありませんでしたが、旅客機の機内モックアップの座席がANAのお古?に入れ替わってました。

 

ここ、展望台からの空港の眺めがいいんですよね。

 

ついでなので、隣接する「空と大地の歴史館」も見学。

 

世界的にも「空港建設の失敗例」として反面教師にされちゃうような歴史の展示なので、何度来ても凄い迫力だな、と感じさせられます。今では何となく「極左が暴れてたんでしょ?」と思われがちな成田闘争ですが、政府側が強硬姿勢を崩さずチカラで押し切ろうとしてきたことにも大きな要因があります。それを示すのがこの資料、成田商工会議所が成田開港前に集めた署名です。要は「国も反対派もいいかげんにしろ」的な表明になっており、当時の地元がどちらにも非がある、という認識だったことが伺えます。

 

お昼過ぎにバスでまた空港へ戻りました。

 

お昼ご飯は第1ターミナルにある「やきすき やんま」。

 

最近、プライオリティパスで無料の食事が出来るレストランとしてラインアップに加わったお店です。

 

特典で頂けるのは「やきすき」定食とデザートのミルクプリンのセットで、ドリンクは別料金です。コレ、かなりお得かも。お肉は柔らかくて旨いし、特製のタレも濃厚でご飯が進みます。

 

テーブルにはちゃんと食べ方の解説もありますよ、と。

 

ご飯のあと、第2ターミナルへ。

 

出国は上級クラス利用者などが対象となるファストトラックを使ってみました。そんなに混んでなかったんでどこのレーンを使っても大して変わらないような感じでしたが、やっぱビジネスクラスの特典として使ってみたいじゃないですか。

 

そしてお楽しみ、JALサクララウンジ。昨年のカタール航空利用時は諸事情?でファーストクラスラウンジに入れてもらえたので、成田のサクララウンジ潜入は初めてだったりします。

 

さすがJAL拠点空港だけあって、かなり広い面積が取られています。3階がダイニングエリアとして食事に特化されており、下のフロアはドリンクとおつまみ程度で寛ぐ場、みたいな分け方なんですな。

 

3階のダイニングはこのカウンターで料理を注文、受け取ります。奥の方のエリアでは座席に貼られたQRを読み込んでオーダーし、料理が出来上がったらカウンターに取りに行くようになっていました。

 

オーダーできる料理は写真入りで紹介されています。このほかにビュフェスタイルで用意されているような食事はなく、パンが少しある程度でした。

 

ではせっかくなのでお食事を頂きましょうか。フィッシュ&チップスにサラダ、です。

 

JALのラウンジと言えばカレーでしょ。これはハーフサイズも用意されているのが親切。

 

デザート系も頂いちゃいます。

 

ラウンジには大きな窓があって開放的。

 

食事は一通り頂いたので、2階へ降りてみます。

 

こちらもかなり広く、色々な種類の椅子があって過ごし方が選べるのがいいですね。

 

ラウンジを出て次の便のゲートへ。今回利用したのはジャカルタ行きでした。そもそも特典航空券の枠が希望の日程で空いてるのが大前提ですが、加えて「できるだけ東南アジアで長時間飛ぶところ」「機材が新しくてシートも最新のタイプが入ってる路線」とか条件をつけていたらココに落ち着いた、というワケです。JALの国際線に入るワイドボディ機は大半がフルフラットタイプのシートになってますが、昔ながらのライフラットのものも残ってますからね。

 

機材はB787。成田発ジャカルタ行きは1日2便あるのですが、午前発はB767が充当されます。それはそれで悪くなんだけど、せっかくだから新しい飛行機のほうが快適そうだし。

 

座席は「JAL SKY SUITE」、個室みたいなタイプのもの。

 

窓側にすると通路とは細いスキマで結ばれるという感じなので、ガチで個室感強いです。

 

正面には大型モニターがでんと鎮座。23インチって一昔前のご家庭のテレビのサイズですからね…。

 

離陸してからなかなかベルトサインが消えず、サービス開始は1時間以上経過してからになりました。シャンパンをお願いしてみたり。

 

ただ、そのまま程なくして食事のサービスに入っていきました。今日は既に和食が他のお客さんが選んでしまって売り切れとのことでしたが、もともと洋食にしようと思ってたので問題なし、です。JALの場合、事前リクエストもできるので「絶対和食!」なら頼んでおけばいいんだしね。

 

メインはビーフで。

 

そのあとにデザート。

 

食後はコーヒーをお願いしました。

 

あとは到着まで寝てしまおうかと。座席をフルフラットにするとこんな感じです。「エアウィーヴ」のマットレスとか敷いてくれるのは北米・欧州などの長距離便だけの様子。

 

到着前は稲荷寿司かアイスクリームのサービスがありました。飛行中に注文できる軽食も「うどんですかい」とかだけだったので、やっぱりJALビジネスクラスを楽しみ尽くすのはもっと長距離便に乗るべき、なのかも。ただ、「JALのビジネスはいいよ」という人が結構いるのは何となく理解できました。なんかクルーが「しっかり見てる」感があるんですよ…。他とは何だか違う「丁寧さ」も感じさせて、ちょっと独特かも。

 

定刻より20分ほど早く、ジャカルタスカルノ・ハッタ空港に到着しました。空港が無茶苦茶広いのか、到着ゲートから入国審査まで15分以上歩かされた…。

 

入国審査では他の旅客がかなり時間をかけてブースを通過していたので「検査厳しいの?」と思ったら自分の番ではすぐに通れたのが謎。深夜12時過ぎなので公共交通はなく、市内まではGrabで移動しました。