へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

GWギリシャ紀行、その9:帰国します。

日本へ帰ります。

 

楽しかったギリシャの旅も終了、帰国の日となりました。朝9時過ぎにホテルをチェックアウトし、歩いてすぐのシンタグマ広場近くにある空港バス乗り場まで。アテネ空港までの公共交通によるアクセスは空港バスと地下鉄がメインで、ここシンタグマ広場からはどちらも利用可能ですが、地下鉄だと9ユーロかかるところバスだと5.5ユーロと安いんです。そりゃ安い方で行くでしょ。

 

空港まではおよそ40分で到着しました。

 

帰りも往路と同じく吉祥航空利用で上海経由です。既にチェックインは始まってましたが、今回もスタアラゴールドのステイタスでビジネスクラスのカウンターで受け付けてくれました。

 

身軽になって空港内をいろいろ見て廻ったのですが、「空港敷地からの出土品を展示するプチ博物館」がありました。ここでも遺跡かよ! 今のアテネ空港は2004年のオリンピックに合わせて2001年に移転オープンしたものなので、建設の際にここからいろいろ出てきちゃったんでしょうね…。

 

出国審査と保安検査を抜けると免税店。最近の国際空港のトレンドでもあるウォークスルー型店舗の構成がここでも採用されています。

 

通路には吉祥航空アテネ便の広告が掲出されていました。最近就航したばかりの新路線なんで、空港側も認知拡大に協力中、なんですな。

 

アテネ空港の非シェンゲン区域内には4つのラウンジがあるようです。

 

吉祥航空でのチェックインの際に「Goldair」のラウンジクーポンを頂いたので利用します。

 

大きな窓に面して明るい雰囲気。

 

ラウンジで軽く昼食。

 

搭乗開始は午後1時頃でした。帰りも機内はほぼ満席。

 

定刻で上海に向けて離陸です。

 

上海行きではガッツリな機内食が2回出てきました。1回目はこんな感じ。

 

到着前の2回目、ヨーグルトやフルーツがついてるので恐らく「朝食」扱い。メインは焼きそばですけどね。

 

上海には朝5時、ほぼ定刻での到着でした。

 

トランジットカウンターで手続きして待たされるのは往路と一緒でしたが、今度はラウンジ利用券を出してくれました。えっ使えたの? 指定されたのは中国東方航空のラウンジでした。

 

そんなにお腹が空いていたわけではないのですが、オーダー制の麺料理とかもあって意外と旨そうだったので注文。

 

ラウンジで1時間強過ごして、いよいよ最後のフライトとなるセントレア行きに搭乗しました。

 

機材はA320neo。

 

こちらの便はかなり空いていて、ざっと三分の一程度の埋まり具合と行った感じ。窓側をオーダーしましたがアサインされたのは通路側で、しかも他が開いてるのに隣はギッチリ人が乗ってる状況でした。CAさんに頼んだら空いてる窓側席への移動OKとなったからヨシ。

 

この区間でも機内食はしっかり出てきます。往路はパンみたいなのだけでしたが、今度はホットミールも提供。

 

セントレアまでは約3時間、ほぼ定刻で帰ってきました。

GWギリシャ紀行、その8:世界遺産「メテオラ」へ日帰りツアーで。

日帰りでも結構楽しめました。

 

今日は実質的にギリシャ滞在の最終日、世界遺産「メテオラ」への日帰りツアーに参加します。ツアーの集合場所までは地下鉄で移動。

 

集合場所はギリシャ国鉄アテネ駅前。首都の拠点駅としては随分質素ですが、国内の鉄道路線はそれほど多いわけではない様子。一応メテオラまで行くのも、観光の拠点となるカランバカという街まで4時間ほどで結ぶ列車があるのですが、昨年から水害のため運休中となっています。メテオラ行きのツアーでも鉄道利用のコースもありましたが、当然ながら列車が運休中なため全てバス移動になってました。

 

駅前には同じツアー会社の用意した観光バスが3台も用意されており、メテオラの人気のほどがうかがえます。名簿で自分の乗るバスを確認し、朝8時に出発。

 

アテネを離れ、バスは順調に北へ向かって進んでいきます。車窓風景もなかなか風光明媚。

 

アテネからメテオラまでは実に300km以上、名古屋から東京まで行くくらいの距離があります。ちょうど2時間ほど走ったあたりで休憩、「マケドニア」というドライブインで30分ほど停車しました。ほかにも同じようなツアーと思われるバスが多数立ち寄っており、観光客で大賑わい。食事も取れるレストランにカフェ、売店などが揃った「ドライブイン」のようなところでした。

 

休憩を終えてまた2時間ほど進むと、メテオラの麓にあるカランバカの街中に入りました。バスの乗客の半分ほどは名前を呼ばれてここで下車。いくつかのツアーコースの相乗りみたいな感じだったようです。

 

バスはカランバカ郊外の「TRAVEL STOP METEORA」というドライブインに到着。

 

今回参加したメテオラへの日帰りツアーの代金は79ユーロでしたが、10ドルでランチを追加することができました。お昼ご飯はここで頂くようで、クーポンの配布が。

 

カフェテリア形式で並んだ料理から選びます。

 

メインは豚肉のトマト煮込みシチューに温野菜を選択、これにギリシャ風サラダがついてきます。500mlの水のペットボトルも貰えました。味の方も特に問題なく、これで10ユーロなら悪くありません。

 

昼食時間は20分ほどしかなく、急いでかき込みます。ここからはバンに分乗してメテオラの観光へ出発です。このクルマには自分を含め6名が乗車。これにドライバーさんと専属ガイド(英語のみだけど)がつきました。現在メテオラには6つの修道院がありますが、そのうち3つに入場して観光、残りの3つも外観は見学できるコースで廻るとのこと。

 

最初に訪問したのは「聖ニコラオス・アナパフサス修道院」。ひゃぁ、もの凄い崖の上に建ってるじゃん!ってソレが世界遺産になった理由だからね…。険しい岩山が聳えるメテオラは既に9世紀の頃からギリシア正教の修道士の修験の場とされており、最盛期には24もの修道院があったそうです。今では階段なども整備されていますが、その前は縄梯子などで上り、資材などもそうやって運んで建てていたとか。

 

長い階段を上ってきて、やっと修道院の建物がみえるところまで来ました。キツい! 資材を運ぶエレベーターらしいですが、コレに乗せて!とお願いしたくなるくらい。

 

修道院への入場料は3ユーロでツアー代金には含まれず、現金で現地払い。結局このギリシャ旅行で「現金のみ支払い」だったのはサントリーニ島の路線バスとメテオラの修道院の入場料だけだったわ…。屋上には展望台のような場所があったので上ってみます。

 

修道院の目の前には象に見えるという岩山。

 

梺の方もよく見渡せます。

 

40分ほど自由見学のあと、再集合して次のスポットへ移動。

 

ツアーは所々、ビュースポットで停まってくれます。先ほど訪問した「聖ニコラオス・アナパフサス修道院」が見えますね。

 

奇妙な岩山が並ぶ姿も。

 

2箇所目は「ルサヌー修道院」、現在は女子修道院となっているところです。

 

また先ほどのようなキツい階段上りが続くのかと思ったら、こちらはさっきの半分程度の段数でした。修道院によってアクセスの難易度が違うようです。

 

修道院の中には最盛期の頃を示した絵が展示されていました。ガイドさんの話だと、昔あった修道院の跡は地形の険しさもあって痕跡も残っていないところが殆どだそうです。

 

ここも岩山の上なので眺めは最高。

 

続いて入場はしないけど外から見学、ということで「ヴァルラーム修道院」へ。遠くには先ほどまで観光していた「ルサヌー修道院」が見えてます。

 

そのお隣が、メテオラ最大とされる「大メテオロン修道院」。

 

その後、また別のフォトスポットへ。「ルサヌー修道院」と「聖ニコラオス・アナパフサス修道院」が両サイドに望めます。

 

「アギア・トリアダ修道院」も外観見学のみですが、実はここが一番行くのが大変なところらしいです。140段の石段を登らなきゃいけないそうな…。

 

そしてツアーで入場見学する最後のスポットは「聖ステファノス修道院」でした。ここはほぼ段差無くアクセスできるところ。

 

他の修道院と同じく岩山のてっぺんに建てられているのですが、隣の岩山から橋が架かってるんですな。

 

ここは今まで入場してきた修道院よりは規模が大きく、ゆったりした中庭がありました。

 

展望台のようなテラスも。

 

カランバカの街からは近いようで、中心地の様子がよく解ります。

 

最後に定番らしきビュースポットへ立ち寄り。

 

岩場を歩いていった先の風景がコレ。

 

まだツアー終了まで少し時間があるのでビュースポットをもう1箇所廻るかお勧めのレストランに寄るかどっちがいい?とガイドさんから聞かれたのですが、参加者の希望は「両方行って」でした。ビュースポットはメテオラの修道院が建つ岩山をカランバカの街側から眺められるところ。ここから修道院を見ることはできませんが、地形の異様さは感じられます。

 

最後に案内されたレストランは「Taverna Efrosino」、確かにGoogleマップでも高評価がついているようです。

 

食事をする時間まではなかったのでチーズパイを買ってテイクアウトしたのですが、これが大当たり。お値段は3ユーロとお手頃ながらフェタチーズがたっぷり入ってボリュームもありましたし、何よりサクサクなパイなのに油っこくない。包み紙に油が染みてくるようなことがないのは結構凄いんじゃない? 

 

夕方6時過ぎに出発地点のドライブインに戻りましたが、自分たちのグループが最後だったようで乗車したらバスはすぐ出発しました。メテオラでの観光時間はざっと5時間強といったところですが、このくらいの時間でも一応、一通りの観光は出来たかな、といった感じです。まぁ1泊2日とかで余裕持って来た方がいいんでしょうが、アテネからの日帰りツアーでも来る価値は充分あるように思います。今やメテオラって、ギリシャではアテネの次に観光客が多い場所だそうですし。

 

アテネへの帰路でも往路と同じドライブインに立ち寄り、30分の休憩となりました。

 

ここで夕食でもいいかな、とは思ったのですが少々慌ただしい感じ。カフェでフラッペを買ってテラスで頂きました。これで2.5ユーロ、そんなに高くはないかな。

 

アテネに戻ったのは夜10時半頃でした。

 

せっかくなのでギリシャ国鉄アテネ駅を見ていきましょうか。夜遅いせいか、なんか寂しい雰囲気。

 

カランバカまでの時刻表らしきものが掲示されていましたが、不通区間はバス代行となっているようです。

 

あと何故か駅構内に猫がたくさんいました。

 

もう夜11時近い時間ですが、晩ご飯を頂きましょうか。

 

アテネでは飲食店はかなり夜遅くまで開いているところが多い印象。そこそこ賑わっている感じのギロピタのお店「hoocut」へ入ります。

 

ビーフのギロピタにしましたが、ちょっと洗練された感じで割とイケます。

 

で、ギリシャ最後の夜は「ルクマデス」で〆!

 

アイスものっけて贅沢しちゃったぞ。

 

GWギリシャ紀行、その7:アテネ4日目、港町からLRTで。

ちょっと鉄ネタ?

 

アテネ滞在も4日目、今日も周遊バスでお出かけです。オープントップバスから市内観光、「ハドリアヌス凱旋門」が見えてきました。

 

アクロポリス博物館。

 

アクロポリス2階建てバスから見るとちょっと新鮮。

 

国会議事堂前も通過。

 

で、パナシナイコスタジアムで下車しました。1896年の近代オリンピック第1回大会の会場となり、2004年のアテネオリンピックでも使われたスタジアムです。

 

入場料は10ユーロですが、オーディオガイドがついてきます。しかも日本語解説つき! 今どき、海外の観光地で日本語の案内があるところって減ってきてるんだよね…。解説を聞きながら、反時計回りにトラックを反時計回りに進んでいきます。

 

ここは紀元前6世紀から競技場として使われていたところ。それが19世紀に発掘され再整備、今の姿になりました。U字型のスタジアムのスタンドの奥に昔の貴賓席が。

 

ただ、現在の競技だとあの位置では見にくいじゃん、とトラックを見渡せる位置に新たな貴賓席が作られたそうな。

 

ちなみにトラックも入り放題。オリンピック選手気分で走ってる人も割といました。またトラックを囲むスタンドは単純な直線ではなく、トラックを囲むように緩い弧を描くような形になっています。

 

ここは選手の出入口。

 

この通路を通ってスタジアムへ向かってたわけですな。

 

なお通路の先は博物館のようになっていました。ここにはスタジアムの歴史に関する展示が。

 

こちらは近代オリンピックに関する展示。

 

第1回大会から歴代のオリンピックのポスターも。

 

1964年の東京オリンピックのポスター、今見ても秀逸なデザインであることを感じさせます。なお歴代ポスターは売店で売ってましたが、意外とお高め…。

 

2020年の東京大会はポスターではなく装飾フラッグみたいなヤツになってた…。

 

スタンドにも自由に入ることができます。上の方にくると結構な高さ。

 

反対側にはアクロポリスもよく見えました。

 

オープントップバスに再度乗車して移動。アテネ市内、トロリーバスLRTが一部に走っているので道路の上に架線が貼られていますが、2階建てバスの上の手の届きそうなところにあるのでちょっとビックリ。

 

コンビネーションチケットで入場できる遺跡の最後の一つ、ケラメイコスに入ってみます。

 

陶工が多く住んでいた地域の跡なんですが…。

 

隣接した墓地のほうが有名なのかも。

 

敷地内には小さな博物館も設置されています。

 

多くの出土品が展示されていました。

 

もう昼時もかなり過ぎちゃいましたが、どっかでランチでも。アテネ中央市場で探してみます。

 

肉なんかがかなり豪快に売られています。

 

魚介類も豊富。基本的には肉と魚の市場、なんですね。

 

市場内には飲食店もいくつかありますが、働いている皆さんで賑わっている雰囲気だったコチラでお昼にしました。

 

小さめのジョッキのビールに魚介類のマリネの盛り合わせプレートを頂きました。ギリシャの名物であるドルマデスもついてきましたが、これはお米などを葡萄の葉で包んだもので、葉っぱごと食べるんですよね。

 

ギリシャではよく見かけたチェーン店、「chillbox」へ。

 

フローズンヨーグルトのお店なんですが、自分で好きな量のフローズンヨーグルトカップに入れ、トッピングも自由に選んで重量で課金、というシステム。重さの見当が付かないんで「いくらなの?」ってのがちょっと怖い。

 

夕方からはアテネ郊外の港町、ピレウスまで行ってみることに。地下鉄で出発!

 

サントリーニ島からのフェリーが到着したのはこの場所ですが、夜だったので周囲はあんまりよくわからなかったのですよ。

 

離島の多いギリシャでは、海運は重要な交通手段の一つ。多くの船が発着しています。

 

ピレウスの市街地を抜けたところに旧港があります。漁船なんかが佇む長閑な雰囲気を想像して行ってみたら、高そうなヨットが沢山並んでるじゃないですか。

 

ピレウスの街中を歩いていたらLRTが走っているのが見えました。ここから海沿いに南へ延びる路線が2021年に開通し、途中からアテネ中心部のシンタグマ広場から来る路線と合流するようなルートになっているようです。そりゃ乗ってみないとね。

 

そろそろかな?と降りてみましたが、シンタグマ広場からのLRT戸の分岐駅はもうちょっと先。海に沿って遊歩道があるので、散歩してみます。

 

このあたりはどうも高級住宅街といった雰囲気。

 

ビーチなんかもあったりするんですね。

 

またLRTに乗ってアテネ中心部へ帰還。こちらの路線はアテネオリンピック開催の2004年に開業しています。

 

終点はシンタグマ広場近く。

 

お土産などを探して街中を歩いてみました。

 

夕食は「STYL Cafe」へ。

 

チキンのスブラギを注文。ボリュームも結構あって味の方も悪くなく、これで10ユーロちょっと、といったくらいでした。

 

食後のデザートは再度「ルクマデス」に行っちゃいました。今度はドーナツの中にピーカンナッツのクリームが入り、ホワイトチョコレートのソースにバニラアイスが乗っかった豪華版です。

GWギリシャ紀行、その6:アテネ3日目、スニオン岬へツアーで夕日を観にいく。

いい眺め。

 

今日はメーデー。シンタグマ広場の国会議事堂に面したあたりではデモらしき集団が出ていました。

 

今日と明日の2日間は市内を周遊する2階建ての観光バスを利用します。決まったルートを一定間隔で運行し、乗り降り自由、ってヤツです。なんとアテネ市内でこの手のバスを運営している会社は「Gray Line」「CitySightseeing」と今回利用する「Sights of Athens」と3社もあります。ただ、どれもルートはほぼ同じ。

 

ただ、バスに乗ったのはいいのですが道路は大渋滞。デモ行進も行われ、交通規制がかなり入っている様子です。とはいえ、ギリシャではメーデーといえば交通機関などのストライキも珍しくないようなので、その辺が動いているのはラッキーなのかもしれません…って午後から空港行きのバスがストで運休してたわ、そういえば。

 

2階建てのオープントップバスでやってきたのは「アテネ国立考古学博物館」。ギリシャ国内の様々な出土品が集められています。

 

入館して最初に見えてくるのが「アガメムノンのマスク」で、19世紀末にシュリーマンが発見したことで知られます。いきなりこんな教科書に出てくるようなブツが出てくるんか…。

 

博物館はかなり広いのですが、展示室はどこもこんな感じで、貴重そうな遺物が所狭しと並びます。メーデーのせいなのか閉鎖された展示室も結構あったのですが、それでも主要な収蔵物はだいたい見れたような気がします。

 

南イタリアのバイアエで発見されたヴィーナス像、紀元前2世紀頃のもの。

 

紀元前4世紀頃の作品とされる「マラトンの少年像」、なんかスマホ見てる人みたい?

 

「アルテミシオンの少年騎手」は紀元前2世紀頃の作とされていますが、馬の表現が妙にリアル。今から2千年以上前にここまでの技術があったのか、と。

 

これも紀元前2世紀頃、ミロス島で見つかったポセイドン像。

 

アフロディーテと牧神パーンの像。

 

アルテミシオンのブロンズ像は紀元前5世紀のもので、ポセイドンかゼウスではないか、とされているそう。

 

このアテナ女神像はパルテノン神殿に設置されていた高さ12mにも及ぶ巨大な女神像のレプリカ、とされているものだそうです。

 

そしてこの博物館必見の所蔵品は彫刻だけではなく、この「アンティキティラ島の機械」もその一つ。100年ほど前にアンティキラ島近くの沈没船から見つかったもので、多数のブロンズ像や大理石像とともに回収されました。ただ、その複雑さが「発見」されたのはここ数十年のこと。非常に多数の歯車などで構成されており、暦や天体の動きなどを示すことができる機械だったようです。何のために作られた機械なのかはいまだ謎で様々な議論があるようですが。それほど大きくないこと、表面に取扱説明書らしき文字がびっしり書かれている様子から、専門家ではない人が携帯する目的があったんじゃないか、なんて説もあるらしいです。

 

これは「アンティラ島の機械」の復元図。紀元前1世紀頃に作られたのではないかとされていますが、古代ギリシア文明の技術力の高さを表すものとなっています。

 

展示品が充実していたので4時間以上も経っていました。また観光バスで中心地へ戻りますが、交通規制などは解除されたようです。

 

オープントップバスからアテネの市内観光みたいな感じで移動。

 

夕方からはアテネより60kmほど離れたスニオン岬へのツアーに参加。スニオン岬は夕日鑑賞の名所で、アテネ市内からのツアーも多数催行されていました。実は今日と明日の市内観光バスの乗車は、このツアーの「おまけ」としてついてきたもの。ただ、市内観光バス乗車の時にドライバーさん、チケット確認をちゃんとやってない感じなんだよな…。スニオン岬ツアーの方はガイドさんが何回か確認の電話をくれたりしてケアはバッチリだったけどね。サロニコス湾に面した「アテネリビエラ」とも呼ばれる美しい海岸線に沿ってバスは進みます。

 

途中、ヴォウリアグメニ湖でちょっと休憩。

 

湖の周りはちょっとしたリゾートエリアみたいに整備されています。

 

車窓風景はなかなか綺麗。

 

岬の手前で少し停車。

 

ここから岬の様子がよく見れるんですね。丘の上に神殿の遺跡があるのがここからも確認できます。

 

市内から約2時間、スニオン岬に到着です。

 

遺跡エリアの門前にはショップとレストランがありました。

 

遺跡への入場料はツアー代金に含まれておらず、チケット売り場で10ユーロにて別途購入。看板にはメーデーである今日は休業日と記載があったのですが…。まぁ開いてるからツアーが催行されてるんだろうけど。

 

ここはポセイドンを祀った神殿があったところ。

 

まだ日没までは1時間時以上ありますが、多くの人が集まってきています。

 

岬は小高い丘になっており、エーゲ海を見下ろすようなロケーション。海の神を祀るにはぴったり、なのかも。

 

ポセイドン神殿は丘の上に孤高の姿を示しており、なかなか雰囲気あります。

 

だんだん日が傾いてきました。

 

夕日に照らされた古代遺跡。

 

丘の上にすっくと立つ古代遺跡に夕日、そりゃ映えるよね…。

 

アテネ市街に戻ってきたのは夜10時過ぎ。

 

もうかなり遅い時間ですが夕食を。ホテルから近いところに「安くて旨い」と評判のレストランがあるようなので行ってみました。ギリシャ料理の「Aspro Alogo」です。

 

まずはビールで。

 

前菜?としてタラモサラダを注文。うん、なかなか旨いぞ?

 

魚料理が食べたいな、と尋ねたら「イワシのグリルはどう?」とお勧めされたのですが、想定外のボリュームで出てきました。イワシもかなり大ぶりなものが5尾も乗ってます。シンプルですが素材もいいようで、かなり美味しく頂けました。

 

食後にはデザートのサービスがありました。オレンジジュースとハルヴァですね。コレに加えて帰り際には500mlのペットボトルのお水まで持たせてくれます。これで総額13ユーロはアテネ市街地では破格、でしょう。お店の人も親切で、いいお店でした。

 

ホテル正面にあって割と人気っぽい感じだったのが「Le Greche」というアイスクリームショップ。

 

せっかくなのでデザートおかわり、と。これで5.7ユーロしました。

GWギリシャ紀行、その5:アテネ2日目、ゆるっと遺跡巡り継続。

今日も遺跡を巡るよ。

 

朝食のあと、ちょっと仕事関係の野暮用を片付けていたら動き出しが遅くなってしまいました。まずはシンタグマ広場からも近いリュケイオンへ行ってみます。30ユーロのコンビネーションチケットで入場できるところ。

 

ここはアリストテレスが作った学校の跡地。体育館や運動場などもあったそうです。

 

これまで巡った遺跡と違って、工事中に発見されたとかで見た目は地味。ただそれでも建物や配管跡などがかなり残っています。

 

シンタグマ広場の方へ戻ると、ギリシャの国会議事堂前に人だかりが。

 

国会議事堂の前は「無名戦士の墓」。毎時、1時間毎に衛兵の交代が行われているんです。なお、日曜の午前11時からの回が一番盛大だそうですよ。

 

繁華街をブラブラ歩きながら、アクロポリスに次ぐくらいの必見スポット「古代アゴラ」に到着。

 

古代アテネの文化的な中心地として、様々な公共施設などが並んでいたエリアになります。

 

アグリッパ音楽堂、トリトン像など一部だけが残ります。1000席以上もある大きなホールがあったところ。

 

で、このヘファイストス神殿がここでの一番の見どころかもしれません。

 

パルテノン神殿と同じくらいの時期に建てられたものですが、保存状態がかなりよく、当時の姿をかなり残しています。

 

装飾なども劣化はしていますが、往時の姿を偲ばせるものがあります。

 

神殿は丘の上に建ち、アゴラを見下ろすような形に。

 

なんか銅像が立っていて「何だろ?」と思ったのですが、ソクラテス孔子。2021年に中国とギリシャの友好年、ということで中国が贈ったものでした。別にいいけど、ここに置いちゃう?

 

敷地内のアギイアポストリ教会は10世紀頃のもの。なんだ結構最近なのね…と時間の感覚が狂いますね、紀元前X世紀とかばっか見てると。

 

この新しい建物は1950年代に復元されたもの。

 

内部は博物館になっており、出土品などが展示されていました。

 

2階からの眺め。

 

昔はこの通りがずっとアクロポリスまで続いていたそうです。

 

この古代アゴラの脇には地下鉄が通っています。遺跡にこんなに近くていいのか。

 

もう昼時をかなり過ぎていますが、ここらでランチとしましょうか。古代アゴラの入口付近には遺跡ビューのテラスを備えたレストランがずらっと並びます。「Palmie bistro」はサラダ+メイン+ドリンクで14ユーロとお値打ちなセットメニューが用意されており、そちらにしました、

 

ギリシャ風サラダにムサカ、ビールをチョイス。ボリュームもあって味の方も悪くなく、結構イイ感じでした。

 

路地をぶらぶら。

 

そのへんに突然遺跡が出てきたりとか。

 

アテネ最古の家」なんて看板を掲げた建物。寄付だけでは入れるそうなので見ていくことに。

 

16世紀にオスマン様式で建てられたものだそうです。

 

しばらく進むと見えてきたのはハドリアヌス凱旋門

 

その先にあるのがゼウス神殿です。

 

ちょうど修復中らしく、足場に蔽われちゃ手ますが…。

 

それでも古代遺跡らしい雰囲気は感じられます。

 

アテネ国立庭園にも寄ってみました。

 

アテネで唯一のデパート「アッティカ」。何かギリシャらしいお土産物とかあるかな、と覗いてみましたが、基本的にはハイブランドを扱う地元向けの品揃えでした。

 

ただ、携帯の充電コーナーがあったので緊急時には助かるかも。

 

市内にはいくつかスーパーマーケットもあり、日用品の入手などには便利。ペットボトルの水も安く手に入ります。

 

昼食が遅い時間だったので夕食は軽めに…と思っていたら、シンタグマ広場に面して何処かで見た記憶のあるロゴのお店が…。サントリーニ島からのフェリーの船内にあったハンバーガーショップだ!

 

イカリングフライのバーガーなんて面白いものがあったので、こちらで夕食にしました。店内飲食だとお皿に盛り付けて提供してくれるんですね。また、ソフトドリンクとビールの値段がそんなに変わらない…。

 

今日はあともうちょっと。

 

旅仲間から「ギリシャに行ったら絶対に喰うべし!」とお勧めされていたのがギリシャ風のドーナツ「ルクマデス」。それを名物にしているのがココ、その名も「ルクマデス」!

 

一番シンプルな、ふわふわの揚げ立てボールドーナツに蜂蜜とシナモンをかけたものを頂きます。まぁ旨いわ、というかこの組み合わせで不味いワケがないんですが。蜂蜜がたっぷりかかっているので甘ったるそうですが、ドーナツ生地にはそれほど染みこまないので適度に絡み、ちょうどいい感じだったのが意外。

GWギリシャ紀行、その4:アテネ観光初日、アクロポリスへ登る。

アテネを観光します。

 

ピレウス港で下船すると、目の前が地下鉄のピレウス駅。もう深夜12時前ですがまだ運行中の3号線で、アテネ中心部のシンタグマ駅まで移動しました。

 

駅から徒歩5分ほどでアテネでの宿泊先「PAN HOTEL」に到着。

 

駅チカでアテネの繁華街にあるという便利なロケーションで1泊1万円ちょっと。シングルルームですが思ったよりお部屋は広め。冷蔵庫やコーヒーセットなどはありましたが、ミネラルウォーターとかの提供はありませんでした。

 

洗面台とトイレ。

 

シャワーブースもありますがコレが結構狭く、入ったらほぼ身動きが取れないくらい。これだけはちょっと不満だったかな…。

 

宿泊費は朝食込み。朝6時半から提供されており、品数は豊富。

 

連泊しても毎日バリエーションは付けられる程度にはいろいろありました。さすがギリシャだけあってギリシャヨーグルトは毎日用意されており、なかなか美味。蜂蜜がよういされており、これをたっぷりかけて喰うのが現地流のようです。

 

ではアテネ滞在初日、観光へお出かけです。

 

まずはシンタグマ広場へ向かい、ここから地下鉄に乗ります。今から20年以上前、アテネは「格安航空券のメッカ」とされており、その当時はこの広場のあたりに安い航空券を売る旅行代理店が沢山あったそうな。

 

アテネの公共交通は90分間有効のチケットが1回1.2ユーロと割とお手頃。紙製ですがICカードになっており、5回分を纏めて買うと5.7ユーロになります。なお券売機では現金しか使えませんが、窓口ではカードが使えます。1駅乗ってモナスティラキ広場まで移送しましたが、実はホテルからなら地下鉄に乗るほどでもない距離でした…。地上に上がるとドーンと遺跡、これがアテネか!

 

まずは広場から一番近い「ハドリアヌスの図書館」へ。

 

ローマ皇帝ハドリアヌスが2世紀に建立した図書館の跡…なんですが、入場するまでが大変でした。現地では入場券は販売しておらず、オンラインでのみ販売とのこと。ここ単体だと6ユーロですが、7箇所に入場できる30ユーロのコンビネーションチケットもあり、それを買いたいのですが販売サイトにはどこにも出ていません。しかも指定された販売サイト、自分のスマホじゃアクセス時にセキュリティアラートが出ちゃうんだが…。どうも日時指定制のアクロポリスへの入場券購入画面に行くと、コンビネーションチケット購入まで進めるようです。なお支払いに使えるのはビザかマスターカードだけ。

 

荘厳さを感じさせる正面のファサード跡が映えスポットになっているようです。

 

お次はその近く、ローマン・アゴラ。コンビネーションチケットで入場できる遺跡です。

 

ここは市場や集会場だったところとのこと。

 

建物跡の柱が並んでいます。

 

ここには紀元前に建てられたとされる「風の塔」があり、これももどころの一つです。日時計水時計が設置されていたほか、風向計としても使われていたそう。

 

では、アクロポリスを目指して坂道を登っていきましょうか。アクロポリス、かなり小高い丘の上にあるのにアクセスは徒歩のみ、です。いつのまにか町を見渡せるくらいの高さまで来ちゃってました。

 

途中、なんだか岩山っぽいところを発見。

 

確かにアテネを一望できる場所でした。

 

で、振り返るとアクロポリスの丘。まだあんなに登るのか…。

 

アクロポリスへの入場は時間指定の予約制で、指定時間きっかりに入場が始まります。

 

アクロポリスの全体像はこんな感じ。

 

登っていく途中で見えてきたのは「ヘロディス・アッティコス音楽堂」、もともとは2世紀に建てられたものですが座席などが修復され、今でも演劇やコンサートなどで使われているそうです。

 

そして丘の上に…ってあまりの壮大さに笑っちゃいました。これ紀元前5世紀に造っちゃったの?

 

門を潜った先がコレ。

 

有名なパルテノン神殿、こんなにデカいのね。いかにも「遺跡」な壊れっぷりですが、なんと17世紀までは割と原型を保っていたらしい、というのを今回知りました。17世紀の大トルコ戦争の際にオスマン帝国がここを弾薬庫にしていたため、ヴェネチア共和国の攻撃の対象とされて大きな損傷をうけることになってしまったわけです。何してんのキミ達。

 

ここに建てられた神殿の一つであるエレクテイオン。少女の柱像が印象的です。

 

恐らく跡から設置されたと思われる見張り台。

 

正面にはリカヴィトスの丘が見えます。あそこはケーブルカーで上がれるらしいです。

 

丘からゆっくり降りてきました。アテネの観光、結構体力使いますな…。基本的には歩きで、アップダウンもかなりきついルートが多め。足下も未舗装なので、意外と疲れます。加えて炎天下なので直射日光をモロに浴びてしまいます。この時期だと気温は25度超え程度なんですが、日差しはかなり強めで、かなり日焼けしちゃいました。

 

こちらはディオニソス劇場、紀元前4世紀頃のものとされています。

 

前方の座席の大理石には文字が刻まれていますが、そこに座る政府高官など偉い人の名前なんだそうです。

 

ディオニソス劇場側の入場口を出ると、目の前が新アクロポリス博物館でした。このまま見学していっちゃいましょう。

 

2009年に新しくオープンした博物館ということもあり、館内は非常に綺麗で見やすい構成になっています。

 

先ほどみたエレクテイオンの少女の柱像がここにもあります。実はアクロポリスにあるのはレプリカで、ホンモノはこちらに保管されていたのでした。なお6本あった柱のうち5本だけしかありませんが、1本は大英博物館で展示されています。

 

博物館にはアクロポリスの丘をH眺められるテラスのカフェがあります。

 

ちょっと休憩。ギリシャには「フラッペ」という飲み物があるんですが、インスタントコーヒーを水で溶いて泡立て、氷を入れたアイスコーヒーのようなもの。

 

最上階のフロアはパルテノン神殿の装飾品などが展示されています。

 

神殿の上部あった大理石の装飾の一部もここに移されて展示されていますが、これまた大英博物館に展示されているピースもあったりします。いわゆる「エルギンマーブル」というやつで、ギリシャ政府はイギリス政府に返還を要求してきていました。ただ面倒くさいのは、これが必ずしも「イギリスによる略奪」とも言い切れないところかもしれません。19世紀にオスマン帝国に赴任したイギリス外交官がオスマン帝国の許可を得て持ち出したもの、ということになっているから。とはいえ、当時からこの行為を「略奪」と非難する声はあったと言われています。返還交渉は一応続いているみたいですが…。

 

博物館のエントランスホールには各時代のアクロポリスの様子を再現したジオラマを展示。コレは紀元前5世紀頃のものです。

 

なお、新アクロポリス博物館の敷地も古代遺跡。一部が保存され、見学できます。

 

アクロポリス博物館からシンタグマ広場あたりまでの一帯はブラカ地区と呼ばれ、ショップやレストランが所狭しと並ぶ繁華街となっています。入り組んだ狭い路地をあっちこっち歩きながらホテルに帰還。

 

あまり高いビルのないアテネの街ですが、屋上をルーフトップバーにしているところも結構あったりします。

 

そんなバーの一つ、ホテル近くの「CIEL」でちょっと一杯。

 

夕刻のアクロポリスを眺めながらのんびりしました。

 

「CIEL」でそのまま何か食べてもよかったのですが、もっとギリシャっぽいものを!と思って移動。ホテルの前にあって評価もよさそうな「Tzitzikas kai Mermigas」に入りました。

 

ギリシャのお酒「ウゾ」とオリーブが出てきますが、これはサービスで課金なし。一緒に出てきたミネラルウォーターのボトルは有料だったけどね!

 

メインで頼んだのはギリシャ風のミートボール。10ユーロくらいしますが、ボリュームも思ったより多くてお味もなかなか。

 

ギリシャ産のロゼワインと一緒に頂きました。

 

追加でデザート、これまたギリシャ料理のハルヴァにしました。粉っぽいお餅みたいな、なかなか変わったテクスチャだったな…。

 

GWギリシャ紀行、その3:エーゲ海クルーズ?でアテネまで。

サントリーニ島、2泊くらいしておくべきだったかも。

 

ホテルをチェックアウトしてイアのバス停まで向かいましたが、ホテルのスタッフさんが荷物を運んでくれました。特にチップなども必要ない様子で、ここではこれが普通みたいです。ここから路線バスでフィラまで乗車。

 

昨日フィラからイアまで来た時とは別のルートを通っていきました。なんでだろ。

 

フィラのバスターミナルまでは30分ほどかかりました。

 

バスターミナルから歩いて数分のところに手荷物預かり所があって、スーツケースを5ユーロで預かってくれます。ここで身軽になってフィラの街を散策しましょう、という算段。

 

で、イアほどではないですがフィラの街もかなり「いかにも」な街並みが楽しめるところだったんですね。

 

これなら、宿泊などの拠点はコチラにしてイアなどの観光スポットへ出かける、というのも悪くないかも。海が見える!とかに拘らなければ安いホテルもあったしね。

 

こちらも街中をぶらぶらとお散歩してみます。坂道や階段が多いのはこちらも同じで、そろそろ足が筋肉痛…。

 

この崖下には旧港があり、ケーブルカーで行き来できます。今日はちょっと時間がないのでパス。

 

通りはまだこの先まで続いていますが、適当なところで引き返します。

 

フィラも迷路のように路地が入り組んでおり、一本入ると商店が並んでいます。お土産物などはイアよりもフィラの方が少し相場安めな感じで、飲食店もこちらのほうが安いのかな?

 

そんなお土産店に掲げられた看板。サントリーニはワインの産地としても有名らしいですが「水を大事に、ワインを飲もう」は無理ありすぎじゃね?

 

バスターミナルのあるエリアにはもう少し広い感じの商店街がありました。

 

マクドナルドまであるんだ! ただお値段はセットで9~10ユーロと結構します。

 

そんなわけで、ランチは一際賑わっていたこのお店「Souvlaki Pita GYRO and More」で…。

 

ギロピタを頂きました。昨日の夜も食べたな、そういえば。でも旨かったからいいや。

 

3時間ほどお散歩して、バスターミナルへ戻ってきました。これからサントリーニ島を発着するフェリー乗り場、アティニオス港へ向かいます。

 

バスのスケジュールはフェリーの時刻に合わせているようで、その日と翌日の発車時刻が貼り出されていました。

 

アティニオス港までは30分弱といったところなんですが、崖下みたいなところに位置するため、いろは坂も吃驚なレベルのヘアピンカーブ連続の坂道を下っていきます。

 

港はかなり賑わっており、カフェやお土産物店もいくつかあるなど、意外と充実しています。ただ船のチケットを売ってそうなところはなさそう…。まぁ皆さんツアーだったりとか、個人旅行者もウェブでチケット購入とかしてるんだろうけどね。

 

港で待つこと約1時間、これから乗るフェリーが姿を見せました。ブルースターフェリーの「Blue Star Delos」、全長約150mの大型船です。サントリーニ島アテネを結ぶ航路は高速船と通常船があり、高速船なら時間半分で行けますがお値段も倍くらいかかります。それならのんびりエーゲ海クルーズを楽しんじゃってもいいんじゃね?とフェリーにしてみたワケです。

 

フェリーは船尾を着岸させ、ここから旅客と貨物の乗り降りが行われます。いったいどこから湧いてきたんだ、と思うくらい多くの旅客が乗り込んでいきました。ブルースターフェリーの場合、チケットはウェブで購入しましたが乗船前にオンラインチェックインの手続きが必要で、そこで発行されるQRコードを乗船時に読み込んでもらう流れでした。

 

スーツケースなどの大きな荷物はカーデッキに設置された手荷物スペースに置くよう指示されます。ここは出航後には立ち入れないエリアになるので、航海中に必要なものは取り出しておく必要あり。

 

客席のデッキまで上がったら、もう船は出航してました。確かに遅延気味ではあったけど、お客をとにかくカーデッキに収納したらすぐに出発、って感じだったなこりゃ。

 

船上からはサントリーニの独特な街並みが眺められます。このへんはさっきまでいたフィラの街ですね。

 

こちらは一晩を過ごしたイアのあたり。

 

そしてサントリーニ島を後にします。うーん、こんなにステキなトコならもう1泊くらいはしておくべきだったかも。

 

さて船内探索。デッキプランはこんな感じで、車載デッキが3層ある上が旅客用のフロア。下が一般席、その上が個室や上級席、というような構成になっています。

 

今回は一番安いオープンシーティングのクラスを購入して約45ユーロですが、ソファからテーブルまで座るところは結構あるので不自由な感じはありませんでした。屋外のデッキにも椅子やテーブルが多数あるので、お天気がよければそちらで過ごすのも全然アリです。

 

同じフロアにカフェが2箇所、ファーストフードのレストランが1箇所と飲食施設は充実しています。こちらは後方エリアにあるカフェ。

 

前方にもソファなどが並ぶラウンジ風のエリアがあり、ここも使えます。

 

で、こっちにもカフェカウンターがあります。

 

中央はセルフサービスのレストランという感じで、ハンバーガーショップが。

 

売店もありますが、営業時間は短め。

 

所々にコンセントはありますが、そのほかにも携帯電話が充電できるボックスも設置されていました。

 

船内ではWIFIが有料で仕様できる模様。ただ、航海中は携帯の電波が入るエリアも少なくはなかったので、どこまで必要?って気はしました。

 

ちなみにこのフロアにはもう一つ上のクラスの指定席エリアもありました。旅客機の一昔前のビジネスクラスのようなシートが並んでいますが、敢えてココを取らなくてもいいかなぁ…。ただ、夏のピークシーズンで激混みが予想されるような時は有り難いのかも。

 

このフェリーはアテネまで2箇所の寄港地があります。一つ目、ナクソス島に着岸。

 

このあたりで夕食。船内のバーガーショップでハンバーグ+フライドポテト、それにビールを注文しました。

 

続いての寄港地はパロス島

 

これだけの大型船なのに船尾を接岸させて、ロープ一本だけで固定してます。なかなか凄い操船技術じゃない?

 

船の上からも水平線に沈む夕陽を眺めることができましたが、そんなに海が荒れているわけでもないのにオープンデッキにかなり海水の飛沫が飛んできてました。

 

日が沈んであたりが暗くなると、船内はまったりした空気に。カフェでケーキなんぞ買ってみますが、これで6ユーロくらいします。ギリシャ、物価はお安くないな。

 

そして夜11時過ぎ、アテネの海の玄関口、ピレウス港が近づいてきました。

 

港内はクルーズ船からフェリー、高速船まで多くの船が停泊していました。

 

定刻より15分ほど遅れて着岸です。

 

下船も船尾から。徒歩乗船の動線とクルマのルートを分けるとかは特になく緩い感じ…。