へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

2020年3月初旬に北米に出張した人によるメモ。

2020年の3月初旬、アメリカへ出張がありました。

 

訪問地はニューヨークとボストン。

 

特にニューヨークはこの訪問の直後、非常事態宣言が出されるような事態に陥るのですが、自分が滞在していたときには平穏そのものだったのですよ。

 

これも貴重な体験かも、と思って記録しておきます。

 

<2020年2月29日>

この前日、ワシントン州アメリカでは初めて新型コロナウイルスによる死者が発生。

 

名古屋からの直行便でデトロイトに飛び、ここで入国審査。年末年始の渡米の際の帰国便が中国行きだったためか到着時に呼び出しを喰らい、エスコート付きの入国審査となった。ただし、入国の際に健康チェック的なものは一切なし。他の国ではよくやっている、サーモグラフィーによる体温測定などもなく、これで大丈夫?って感想だ。

 

デトロイトからは夜10時過ぎにニューヨーク・ラガーディア空港に到着。ホテルまでは乗り合いシャトルバンを予約していたが、結局乗車まで30分ほど待たされた。6人の乗り合いで出発、他の乗客のホテルを廻って自分が一番最後。それでも40分ほどでホテルに来れたから、まぁいいか。

 

<2020年3月1日>

ニューヨーク州で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたとの発表があった日。また、ワシントン州では2名目の死亡例。

 

今日は夕方からミーティングがあるけど、それまでは自由時間。最近「インスタ映えスポット」として人気というブルックリンのダンボ地区へ行ってみることにする。

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ビルの間からマンハッタンブリッジ、その先にエンパイアステートビルなどマンハッタンのスカイラインが望める、いかにもニューヨークっぽい景色。多くの人がのこ風景を写真に収めようと集まっており、やっぱ皆「映え」好きじゃん、と思った次第。

 

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このエリアはもともと倉庫や工場があったところ。すっかり寂れていたのですが、再開発が進んですっかりお洒落スポットに変貌してしまったとのこと。この「エンパイアストアーズ」も古い倉庫を改装した商業施設で、雑誌「TimeOut」プロデュースのフードコートなどが入居、かなり賑わっていた。

 

夕方はミーティングのあと夕食。ホテルに戻ってテレビをつけると、ニュースのメイントピックは、間もなくやってくる大統領選の「スーパーチューズデー」のことばかり。その後にちょっとだけ新型コロナのお話がある程度で、なんか全然話題になってない感じ。

 

<2020年3月2日>

昼間は関係先数件を廻ってミーティングを実施。相手が日系企業、ということもあるけど、特に日本人とかアジア人だからといって敬遠されるとか、そんな雰囲気は一切感じられなかった。まぁ人種が色々でアジア系も沢山いるニューヨークでいちいち「アジア系だ!」とか避けてるワケにもいかないのかもしれないけど。

 

夕方からは現地企業の皆さんとの商談会。主催側に「日本では商談会が中止にならないか皆心配してましたよ」と話したところ、ニューヨークではそんな雰囲気は一切なかったらしく、逆に吃驚された。現地側の出席者もほぼ予定通り50名以上が来場と大盛況。テーブルを挟んでのプレゼンテーションだったけど、参加者の皆さん、ごく普通の反応。

 

<2020年3月3日>

この日はランチをかねて、こちらの関係先を招いたプレゼンテーションイベントを実施。セッティングを依頼したエージェントによると、参加予定者から「今回のイベントには日本・韓国・中国一ヶ月以内に滞在していた人は来るのか」という質問があったとか。あ、気にしてる人いるんだ…。結局、出席で回答を貰っていた人数の6割程度が実際に参加、ちょっと寂しい感じになってしまって残念。「あ、あのお店ですかイイですね」とこちら在住の日本人に言われるような、人気の日本料理店で実施したのになぁ。

 

イベント終了後はラガーディア空港にLyftで移動、空路ボストンへ。

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ランチが殆ど取れなかったので、空港のゲートエリアにあるレストランで軽く食事に。テーブルにタブレットが置かれていて、オーダーは全部コレでできる上に、クレジットカードリーダーも用意されていて支払いも出来るという便利仕様。日本語も対応してるし。

 

<2020年3月4日>

この辺りから、ニューヨーク州での感染者数がどんどん増えていった。カリフォルニア絵非常事態宣言が出た日でもある。

 

ボストンでは午前中から商談会。ニューヨークよりも規模は小さく、現地側の参加者は30名ほどだけど、出席予定者の殆どが来るという高打率っぷり。こちらの商談会だと予定の7割来れば上出来、だそうだけど。こちらもテーブルでプレゼンテーションを行う形式だけど、特に現地の皆さんは「日本から来たひとたち」を気にする様子は無し。

 

午後はこちらでも関係先を数件訪問。ボストンでは現地企業もあったけど、ここでも「新型コロナ」を感じさせるような対応には全く当たることなく終了となった。

 

今回の出張での「お仕事」はいったんこれで終了。皆で打ち上げ…とボストンらしくロブスターを喰いに行くことに。

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調子に乗ってオーダーしたらこんな凄いモノが出てきてしまった…。ロブスターは「スモールサイズ」と言われたのに結構デカいし、貝類も山盛り状態。まぁ旨かったけど。

 

<2020年3月5日>

この日、ニューヨーク市では日本や中国からの帰国者に対し14日間の自宅待機を求めることを発表。

 

今日は「予備日」で予定は特になし。市内視察を敢行することにする。

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ボストン市内観光でよく知られているのが「フリーダムトレイル」。アメリカ建国の歴史上で重要なスポットがボストンには多数あるが、この地面に敷かれた赤い線に沿って歩けば主要なスポットを巡れる、というもの。確かに解りやすくて良いアイデアだけど、この「赤い線」の維持管理が大変そう。公園や私有地、歩道など所有者や管理者が違うエリアに跨がっているので、その調整などを考えると他の都市で簡単に真似できるとは思えないな。

 

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ボストンで「美術館」と言えば名古屋人的にはビミョーな感情を呼び起こさせる「ボストン美術館」が有名だけど、今回は「イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館」を訪問。

 

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ここで観たかったのはフェルメールの「合奏」…の跡地。この美術館、1990年に大規模な盗難事件の被害に遭っており、13点の作品が持ち去られてしまったのだけど、その中にこの「合奏」が含まれていた。かってフェルメールが飾られていた額縁は、その中に収まるべき主人の帰りを待つようにそのまま置かれていた。

 

<2020年3月6日>

帰国日。

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朝7時にホテルを出てボストン空港へ。市街地と空港が近いので、これでも朝9時発の便に余裕で間に合うのはありがたいところ。

 

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デトロイト行きは8割ほどの埋まり具合。

 

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デトロイトでは1時間の接続で名古屋行きに乗り換え。アメリカでは国内線同士と国内線→国際線の乗り継ぎでは保安検査の通過がいらないのでラクだな。

 

<2020年3月7日>

夕方、セントレアに到着。

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この日、ニューヨーク州では非常事態を宣言。

約1週間のアメリカ滞在中、「新型コロナウイルス」による影響は殆ど感じることはなく、そこにあったのは普段通りの日常。それが僅か数日後、こんな大騒ぎになるとは…。

 

阪九フェリーの新造船「せっつ」に乗りました。

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阪九フェリーが今年、神戸~新門司航路に新造船を投入します。その第1船となる「せっつ」が3月10日に就役しました。その新しいフェリーに乗ってきました。

 

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小倉駅の北口にあるバス停から、阪九フェリーの無料送迎バスに乗車します。

 

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今日の送迎バスは2台での運行でした。こんなご時世ですが、意外とお客さんは多い感じ。小倉駅は18:40の出発です。

 

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途中、門司駅前を経由して35分ほどで新門司港のターミナルに到着。

 

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なんか凝った建物だよなぁ、と思っていたのですが、平城京大極殿を模したモノだったんですね…。

 

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これが「ひびき」。総トン数は16300tで、前任の「やまと」「つくし」の13300tに比べると大型化しています。特に車両搭載台数が大幅に増えており、「やまと」「つくし」がトラック229台・乗用車138台搭載だったのに対し、この「ひびき」はトラック277台・乗用車188台の搭載が可能。トラックドライバー不足に伴う需要増が、大型船の投入のインセンティブになっているようです。

 

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乗船口は5階。まず売店兼案内所が目に入ります。「ひびき」は個室は基本的にカードキーなので、乗船手続きの際にカギは貰っている形なため、乗船時に案内所へ立ち寄ることはありません。

 

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中央には3フロア分の吹き抜けのあるロビーがあります。この階段かエレベーターで7階へ。

 

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本日の客室「デラックスシングル」は7階に配置されています。

 

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通路にずらっと並ぶ個室のドア。一人用の「デラックスシングル」ですが、全部で46室も用意されています。関西~九州のフェリー航路は意外と時間的には便利なスケジュールで、どれも「夜出れば翌朝に目的地」といった感じ。特に関西~北九州は夜8時頃に出て翌朝8時頃に着くようなスケジュールで、例えば大阪を夜に出て福岡で朝10時のミーティングなら充分間に合っちゃうくらいだったりします。運賃はこのシングルルームでも1万円を切るくらいで、新幹線や飛行機で行って一泊するよりは低コスト。フェリーの設備も充実しているので、広い風呂に入ってレストランでご飯食べて…とゆったりできます。瀬戸内海は殆ど揺れもないので睡眠もバッチリ。というわけで、スーツ姿のビジネスマンもよく見かけます。シングルルームの設定数が多いのも、そういう事情なんでしょうね。

 

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で、その「デラックスシングル」の室内です。奥にベッド、手前に洗面所とデスクがあります。ベッドの足下側にはテレビもあり、地上波とBSが視聴可能。船の内側にあたるので、携帯の電波の受信状況は良くありません。一応WIFIも設置されていますがロビーなどパブリックスペースのみで客室では使用できず。このあたりはちょっと改善をお願いしたいところです。また、空調は室内にコントロールパネルがあって個別に調整できるのはありがたいのですが、吹き出し口がベッドに向いており、寝ていると風がモロに当たるのはちょっと困りました。

 

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デーブルの上には電気ケトルと粉末のお茶、アメニティが置かれていました。ここにコンセントが1箇所設置されています。

 

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アメニティは浴衣に使い捨てスリッパ、歯ブラシセットにタオルを用意。ほぼ手ぶらでもOKですね、これなら。

 

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室内に設置されている洗面所。基本的に各個室に洗面所がある前提のせいか、パブリックスペースのトイレには「洗面所」がありませんでした。ハンドソープとコップが備え付けられています。コンセント2個口がここにありました。また細かいことですが、洗面所の照明、がないんですね。

 

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夜8時、新門司港を出港。12時間半の神戸までの船旅がはじまりました。

 

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では、船内を見てみましょう。まずは7階から。ここは基本的に内側に「デラックスシングル」、外側に「スイート」が配置されています。

 

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大浴場が設置されているのはこのフロア。このフェリー、大浴場に露天風呂があります。船で星空を見上げながら入浴するってのは面白いですよ。また翌朝はちょうど入浴しているときに明石海峡大橋を通過したのですが、露天風呂からその様子を眺めることができました。風呂に入りながら大きな吊り橋をくぐるのを見上げるってのはレア体験じゃないかなぁ。更衣室にはカギのかかるロッカーがあるので安心。カギは特にコイン式とかではないので用意するモノはありません。

 

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大浴場の前には湯上がり処のような佇まいで「展望ロビー」があります。大きな窓が設置されていますが、実はこの「せっつ」で窓のあるパブリックスペースってココくらいでした。レストランを使わずに食物を持ち込む人も少なくないと思うのですが、そうしたものを食べるようなスペースが意外と少ないな、という印象。この展望ロビーもソファのみでテーブルが殆どないので食事には適していません。

 

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展望デッキも7階にあります。

 

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この船で外部に出れるのはこの7階だけ。下の階へ降りる階段は閉鎖されていました。

 

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続いてワンフロア降りて6階。客室は外側に個室の「デラックス」、内側に相部屋寝台の「スタンダード」が設置されています。

 

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パブリックスペースとしてはレストランがあるのがこの6階です。

 

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中央にカウンターっぽい円卓があったりして、なかなかいい雰囲気ではあります。

 

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レストランの一部は営業終了後、オープンスペースとして解放されていました。

 

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なお、オープンスペース解放時も、テーブル備え付けの醤油やソースなどはそのまま置かれています。

 

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このフロアにはソファとテーブルを設置したフリースペースも数カ所用意されています。窓に面していないのは少し残念かな。

 

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こんな記念撮影スポットっぽいところも。

 

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6階の施設の目玉はこの「展望ルーム」でしょう。

 

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船首の操舵室の真下にあたる部分に、前面展望が楽しめるスペースがあるんですよ。

 

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前面が見渡せ、なかなかの風景です。

 

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この展望ルーム、出入口には厚いカーテンが設置されています。

 

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夜間もこの展望ルームは開放されているんですよね。通常、操舵室の下の部分は光が窓から漏れると操船に影響があるため、夜間は窓のカーテンを閉じるものなのですが、「せっつ」では室内の照明を落として暗くすることで、夜間でも窓にカーテン無しで、夜景を楽しめるように配慮されている由。

 

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乗船口のある5階。ここも外側に「デラックス」、内側に「スタンダード」という構成です。ロビーよりも後方は主にドライバーズルームになっていました。

 

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中央のロビーにはテレビが設置され、それを取り囲むようにベンチが配置されています。

 

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キッズルームもありますが、新型コロナ対策として使用中止となっていました。

 

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カラオケルームも2室ありますが、こちらも同じ理由で使用停止中。喫煙室は普通に使えるようになってるんだけどね。

 

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ゲームコーナー。半数くらいがクレーンゲームでした。

 

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マッサージチェアもあります。

 

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ロビーに隣接して自販機コーナーを設置。カップ麺やアイスなどの自販機はここです。

 

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電子レンジは今回見て廻った限り、この自販機コーナーの中の1台しか見つけられず。レストラン内にもあるのですが、持ち込み食品の温めには使えませんからね。

 

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まぁいずれにせよ、快適な船旅を堪能していたら神戸港に到着。

 

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朝8時半に着岸し、ほどなく下船が始まります。

 

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この「せっつ」、なかなか快適ですが、個室が増えたせいなのかパブリックスペースがちょっと少なくなってるような印象はありました。少なくとも自室以外で何か喰うとか呑むとか、そういう場所探しは少し難儀するかも。

 

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フェリーターミナルからは送迎バスで最寄り駅まで移動です。公共交通がこの辺りにあるわけではないので、乗り遅れると歩く羽目になりますよ。六甲ライナーのアイランド北駅、阪神御影駅、JRの住吉駅と経由して阪急の御影駅まで向かうコースで運転され、アイランド北駅までは無料、その先まで乗ると有料、という運賃体系になってます。

 

 

近鉄特急「ひのとり」プレミアムシートに乗りました。

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近鉄が名阪特急の新しいフラッグシップとして送り出した「ひのとり」。2020年3月14日から運行開始となりましたが、運行2日目のプレミアムシート、しかも前から2列目という好条件なチケットをゲットできたので乗ってきました。

 

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乗車するのは大阪難波駅16:20発の特急「ひのとり」716列車。

 

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出発の数分前に「ひのとり」が入線してきました。大阪難波駅って少ないホームでかなりの本数の列車をさばいてますが、結構コレ名鉄名古屋駅じみてません?

 

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早速、車内へ。豪華さというよりはクールな印象でまとめたインテリア、といった感じですね。

 

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座席は6号車の6A。名古屋行きは6号車が先頭で、座席番号は出入り口側から1番を割り振られています。運転席から数えて2列目ですが、ここからの全面展望はこんな感じ。ここからでも充分に風景を楽しめます。

 

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プレミアムシートの車両はハイデッカー構造になっているため、後方からでも運転席越しの全面展望はそれなりに「見える」感じではあります。

 

…と、素敵な電車で楽しい名古屋までの旅路がはじまるよ!と思ったら、ちょうど先ほど桔梗が丘駅で人身事故が発生し、名張桔梗が丘間で運転見合わせとなった旨のアナウンスが入りました。「運転打ち切りや行先変更となることがあります」ってどういうことだい?

 

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車端にはディスプレイが2枚。主に左側が日本語、右側が多言語表示、といった感じで使われています。

 

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また、こんな感じで停車駅からの接続列車案内も表示されるのは他ではあまり見かけない趣向です。

 

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プレミアムカー車両のデッキはこんな感じ。交通系ICカードでカギがかけられる手荷物ロッカーがあります。ハイデッキ構造の客席へは階段でアクセス。バリアフリーはレギュラーシートで対応してるからOKってことですね。

 

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デッキの一角にある販売コーナー。一杯200円で買えるコーヒーサーバーが設置されています。その隣の販売機では100円で緑茶と紅茶も売られているのですが、コーヒーサーバーはお湯ならタダで出てくるので、これを使って自分で淹れる、ってわけですね。そのほかにはチョコバー程度しか売ってませんでしたが、今後もこんな品ぞろえなのかしら? 販売機の空きスペースはまだありましたが。

 

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デッキには洗面所が1か所。

 

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お手洗いは男性用小便器1か所、女性用トイレ1か所、男女兼用トイレ1か所と数は手厚い印象。最近は鉄道車両でも設置例が増えてきた温水洗浄便座がついてます。

 

大和八木駅到着の前に再度アナウンスがあり、「この列車は行き先を名張に変更します」って…せっかく取ったのにそんな仕打ちか。どうも近鉄って、不通区間が生じると運転打ち切りや行先変更を積極的に繰り出して列車が詰まらないようにすることが多いみたいですね。

 

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大阪難波駅からおよそ50分、名張駅に到着。まぁ名張駅に停車する「ひのとり」ってレアなので「珍しいもの見れた」ってことでもありますが。

 

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列車はそのまま車庫に回送するらしく、全員降車するように指示されました。

 

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この「ひのとり」の10分前に賢島に向けて出発した特急も一足先に名張で打ち切りになっており、ホームには特急2本分の旅客があふれる状態に。人身事故で状況が不確定なのは仕方ないのですが、案内放送などが殆どないのも少し気になりました。こういう時のハンドリングとしては「お客に情報を与え続ける」ってのは鉄則だと思うのだけどな…。状況がわからなければ「今は状況は不明です」ってアナウンスでいいいんですよ。「15分ごとに状況をお知らせします」とかにしておけば、お客もある程度納得してくれるはずなんだが。

 

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名張駅のホームで30分ほど待たされていたのですが、今度は「また列車に乗ってください」との案内が入りました。どうも「運転打ち切り」の方針を転換し、この列車の運転を再開することにしたようです。ただ、この時点でも運転再開時期は未定。「現場検証に手こずっておりますので…」ってアナウンスは新鮮だったぞ。

 

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ここで座席周りをチェック!

 

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左側のひじ掛けにはシートのコントロールパネルが設置されています。リクライニングなどは電動。

 

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右側のひじ掛けには小さなテーブルがありますが…。

 

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前方にスライドするとカップホルダーが出てきます。

 

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コンセントはこのひじ掛けのテーブルの下くらいに1か所用意されていました。

 

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テーブルは左側のひじ掛けから引き出すタイプ。

 

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広げるとかなり大きなサイズ。PCなどを広げても充分余裕がありますね。なお、前後方向への位置調整はできません。

 

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フルリクライニングした状態。このシート、大変座り心地がよろしい。秒で寝れます。

 

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なお、シートには「ご案内」が用意されていて…。

 

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シートについても詳しく説明されています。

 

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車内設備についても案内あり。

 

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午後6時過ぎに運転再開となったようで、「ひのとり」も6時20分頃に名張駅を出発しました。桔梗が丘駅で京都行きの「しまかぜ」とすれ違いました。アチラはすでに2時間以上遅れているようです。

 

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名張から1時間ちょっと、間もなく終点の名古屋です。車端のディスプレイ、2枚連続でこんな表示もできるのね。

 

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近鉄名古屋駅には結局、定刻より1時間5分遅れで到着しました。

 

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近鉄の場合、1時間以上遅延すると特急料金の払い戻しが受けられます。今回はチケットレス特急券での利用だったのですが、特急券発売窓口に行くよう案内されました。そこで購入時のクレジットカードを提示して一旦発券し、それを払い戻す(返金はカード経由)という手続きの流れでした。いいシートに長く乗れたのに特急券代を返してもらえたのはラッキー、だよね。

 

全般的な印象としては「ハード面は最高」です。ただ、せっかく「近鉄特急のフラッグシップ」的な位置づけとするなら「ソフト面」のサービスも考えてほしいな、というのが正直な感想です。「しまかぜ」はハード面もいいのですが、アテンダントによるサービスやカフェなど「サービス面」が付加されているのも人気の一因ではないかと。「プレミアム」ってのはハードが良ければいいってわけじゃない、ような気がするなぁ…。

とはいえ、設備から考えるとお値段が高めなのは納得感はあります。ちょっと気になるのは、これが「名阪間の普段使い特急」としてどのくらい受け入れられるのか?ってこと。設備的には優れていますが、プレミアムシートに乗るなら新幹線との価格差はかなり縮まるわけで、「時間は倍かかるけどいい座席がいい」ってニーズ、どのくらいあるかしら?ってのはちょっと心配です。「ひのとり」は割引も設定しないみたいだし…。

デルタ航空にタイヘン親切にしていただいた話。

今回の北米出張ではニューヨークとボストンを訪問しました。ニューヨークでは特に新型コロナの影響を感じることはなく、「日本から来た」といって特段何かヘンな対応をされることもありませんでした。ただ、その翌週から大騒ぎになって州内で緊急事態宣言とか出たようでしたから、日程が一週間遅かったら相当状況は違っていたはずです。

 

で、ニューヨークからボストンもデルタ航空での移動でした。

 

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デルタ航空はニューヨークを重点都市と位置づけているらしく、ラガーディア空港からの便数もかなり多いようです。ラガーディア空港自体が現在大規模なリニューアル工事に入っていますが、一部のコンコースは先行して供用がはじまっていました。こちらのコンコースはデルタ専用で、大きなロゴマークまで掲示されています。

 

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ニューヨークからボストンへは飛行時間は1時間程度。順調に飛行し定刻より少し早く到着したのですが、なかなかドアが開けられず15分ほど待機させられました。

 

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ボストンは空港が中心部から無茶苦茶近い。ターミナルビルから地下鉄の空港駅までは10分ほどシャトルバスに乗らなければいけませんが、そこからその中心部までは数駅。通常料金も2.9ドルと、通常の地下鉄料金と同じ設定です。

 

で、無事にホテルに到着したのですが…あ、機内にiPad忘れて来ちゃった! シートポケットに入れていたのですが、到着後に暫く待たされた時にすっかり取り出すのを忘れてしまったようです。

 

まぁ海外で忘れ物って、もう「永遠の別れ」を覚悟しなきゃだよね…。ウェブでデルタ航空で忘れ物した場合どうすればいいかを検索したら、お問い合わせフォームみたいなサイトが出てきました。ポチポチ詳細や個人情報を打ち込んだら、最後に何故かクレジットカード情報を入力するページが出てきました。あ、コレってデルタ航空のオフィシャルサイトじゃなくて「忘れ物捜索代行します」みたいな業者のサイトじゃん! アメリカってビザ免除プログラムも公式っぽい体裁の代行サイトに繋がっちゃって余計に金を取られた、なんて話があるけど、忘れ物まで餌食にしますか。もうちょっと探したらデルタ航空公式のサイトが見つかったので、そちらに入力し直しましたが。

 

今の時間はちょうど夜の9時過ぎ。チェックしてみたら、デルタ航空のボストンへの到着便はまだこれから数便あるようです。つまり、到着旅客のケアのためにデルタ航空のスタッフは空港にいる、ってことの筈。また、逆にニューヨークからの便が到着して以降のボストンからの出発便はなさそうで、これはつまり乗ってきた機材はまだボストンの空港にいる可能性がある、と考えられます。うーん、これは空港に直接行っちゃって訊いた方が早いかも? 空港まではここから30分とかからないし、運賃も片道2.9ドル。ダメモトで行く意味はありそう。

 

そんなわけで、空港まで戻ることにしました。デルタ空港の発着するターミナルAの手荷物返却所に行くと、手荷物サービスのカウンターがあり女性スタッフが2名勤務していました。早速斯く斯く然々と事情を説明したら「その飛行機、もうゲートを離れて沖止めのスポットに移動されてるのよ。到着の時に清掃に入ってないから忘れ物があったかどうか、今は情報がないのね。」だそう。まぁ探して貰って出てきたら帰国時にでも渡して貰えれば超ラッキーかな…と思っていたら「ちょっとランプのスタッフに探しに行って貰うから待ってて。30分くらいはかかりそうだけどいい?」とのこと。え?探してくれるんですか?今すぐ?あなた神か? アメリカでこの手のハナシでこんなに親切に対応してくれるのって、なんか珍しくない? しかも「そこにスナックとかお水とかあるから待ってる間にどうぞ」というおもてなしまで付きました。手荷物サービスのカウンターのところにビスケットとペットボトルの水が常に用意されて居るみたいなんですよデルタさん。まぁ通常ココにくるお客さんは「荷物が届かない」とか「鞄が壊れた」とかって苦情のある人ばっかりだろうから、「まぁこれでも召し上がって落ち着け」って作戦は合理的ですわな。

 

で、20分ほど待っていたら、探してくれたスタッフさんから無線で「あったよ、どこに持って行けばいい?」との連絡。良かったー!すげー! で、結局ホントに30分ほど待ったら忘れ物を見つけて貰って受け取ることもできてしまった、わけです。

 

まぁそんなわけで、デルタ航空さんにはちょっと暫くは足を向けて寝られないほどの親切をしていだきました、というお話でした。昔の米系エアラインって、おしなべて「やるべきことはやる、でもそれ以外はしない」みたいな印象があったように思います。なんか機内での体験も含め、最近のデルタ航空って「普通にいい感じのエアライン」になってるような気がします。ホントに印象変わったなぁ。

 

 

「デルタ航空が最近いいらしい」ってホントか?

最近、「デルタ航空がよくなってる」みたいな話を耳にするようになってきました。米系キャリアなんてサービス悪いわメシは不味いわ遅れるわ欠航するわ…って感じというのが定説でしたが、なんでも最近は変わってきているんだとか。マジか。

 

日本人が評価するエアラインランキングとしては、恐らく「エイビーロード エアライン満足度調査」が一つのベンチマークになるかと思われます。2019年の調査を見てみましょうか。こちらでレポート全文がPDFで読めます。

 

https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2019/07/RecruitLifestyle_AB_20190704.pdf

 

総合ランキングではもちろんトップ10入りなんてことにはなってませんが、2019年度は14位。ただ、比較的いいイメージのキャセイパシフィック航空と同位です。2017年20位→2018年18位からの14位と赤丸急上昇中って感じで、これが「ザ・ベストテン」なら「今週のスポットライト」のコーナーでワンコーラスくらい歌わせて貰えそうな感じです。しかも部門別では「機材」「エンターテイメント」で10位貰ってます。米系なんて「コスパ部門」くらいしか上位に食い込まないのが普通だったのにねぇ。

 

米国での調査を見てみましょうか。The Airline Quality Ratingあたりが指標になると思うのですが…。

 

airlinequalityrating.com

2019年のランキングでは1位取ってます。ほかの調査でもだいだいトップ3くらいには位置していることが多く、なんか評判が上がっていることは確からしい。

 

加えて、昨年下期から長距離路線のサービススタイルを改善したとのこと。なかなか体験する機会がなかったのですが、いろいろ複雑な事情のこの時期、アメリ東海岸への出張に行くことに。それじゃ、見せて貰うかデルタの実力とやらを。

 

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閏年、2月29日の土曜日午後のセントレア。相変わらずガラガラです。

 

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チェックインカウンターもこの有様。ただ、フライト自体はガラガラではなく、7割くらいの埋まり具合のようです。

 

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ターミナルビル4階のスカイタウンへ。まぁまぁ人がいる感じですが、今日は週末。本来であればここで何らかのイベントが行われ、もっと多くの人で賑わっているはずなのを考えると、ねぇ。しかも今はちょうどセントレア開港15周年期間。記念イベントもいろいろ企画されていたんだと思うんですが。

 

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イベントプラザの片隅にこんなボードを発見。セントレアには「セントレアフレンズ」というキャラクターがいるんですが、その人気投票とかをやっていました。こんなにいたのかお前ら。なお、ウェブでも投票できるらしいよ。

 

www.centrair.jp

 

「第1弾」期間の中間発表が出てますが、メインである「なぞの旅人フー」が1位なのはいいとして、結構いい追い上げで「かもめちゃん」が2位って大丈夫か。

 

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「プライオリティパス」で利用できる「スターアライアンスラウンジ」へ立ち寄りましたが、こちらもお客が数名といったところ。で、新型コロナ対策で飲食物の品揃えが相当に残念な内容に…。もともと割と残念な部類に入る感じでしたが(^^;)、今日はそれに輪をかけて、個包装のおにぎりやパンくらいしか置かれていないという状況です。飲み物もドリンクサーバー以外は全て缶ドリンクなどに限定され、氷も用意されていませんでした。仕方ないっていえば仕方ないのですけどね。

 

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こちらが本日搭乗する、デトロイト行きDL94便。機材はエアバスA330-200です。

 

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今日は機材の到着が少し遅れたらしく、出発30分ほど前からの搭乗開始でした。

 

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座席は青い革張り、座り心地はまずまず。ただシートピッチはそれほど広くなく、リクライニング角度も控えめな印象です。

 

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シートモニターはもちろん完備。エンターテイメントシステムはしっかり日本語対応です。映画も日本語対応のものがこの日は28本用意されていました。このシステム、映画を「対応言語」ごとにソートできるのがかなりナイス。これ、いちいち詳細までチェックしないとその映画の対応言語が分からない、とかってよくあるよね。

 

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デルタ航空、エコノミーなのにアメニティキットの配布があります。まず暫く前から配布されるようになったスリッパ。エコノミーでスリッパくれる航空会社って他にはあまり無いんじゃないですかね。靴を脱いで楽に過ごせるので地味に嬉しい。加えて紙おしぼり+アイマスク+耳栓の入ったパック、イヤホンも配布されます。

 

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また、結構きちんとしたメニューが配布されます。

 

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メニューの中には食事や飲み物のラインナップが掲載されていますが、加えて「本日のサービスの流れ」みたいな説明があるのは親切。

 

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暫くすると、機内食用のカトラリーと飲料水がボトルで配布されます。エコノミーでエビアンのボトルをばらまくって太っ腹じゃん。

 

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その後、ウェルカムカクテルとして「ベリーニ」配られます。桃のピューレとスパークリングワインがベース。デルタ航空の本拠地アトランタのあるジョージア州が「桃」の名産地だから、なんだってさ。

 

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さてさて、機内食タイム。先ほど配られたカトラリーの包みを開くと、それがそのままテーブルマットになります。エコノミーなのにテーブルにマット敷いてご飯食べるのってなんか新鮮。

 

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機内食は前菜2種、メイン3種からチョイスする形式になります。旅客一人一人からリクエストを訊いて、それに合わせてその都度トレーにミールをセットしてサーブするという、なかなかクルーの仕事量としちゃ大変そうな流れになっていました。この日はハムとトマトのサラダ、カツ丼をチョイス。味の方も割とイケました。何気にパンが旨かったし。

 

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食後のデザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。カチカチで出てきて「デルタコウクウスゴイカタイアイス」になってたのはご愛敬。

 

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1回目のミールサービスが終わると機内はお休みモード。で、キャビン後方の空席のテーブルの上には、こんな感じでスナックコーナーが開設、好きなときに好きに持って行ってOKな感じで用意されていました。この隣にはエビアンのボトルもどーんとダースで置かれ「さぁ持ってけ」状態。水のボトルは途中でクルーが希望者に配って廻ったりもしてたので、水分補給には困りませんね。

 

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せっかくなので少し貰ってもぐもぐ。

 

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中盤で出されるスナックは包みピザみたいなやつ。

 

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これもチーズ多めで、何気に旨かったです。

 

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到着前の食事はたまごとチーズのホットサンド、フルーツにヨーグルトの組み合わせ。これも予め食事が並んだトレーを配布するのではなく、その場でトレーに食事を並べてサーブするスタイルでした。手間かけてんなデルタ。

 

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そんなわけで、なかなか快適な感じでデトロイト到着、となりました。まぁクルーの対応が日系ほど繊細じゃないとかってのはありますが、皆さんフレンドリーで意外と和やかで印象は悪くありません。加えて日本語の話せるクルー多くないですか? 3~4名くらいは乗ってたぞ多分。

 

なお、デトロイト到着時、降機前に地上係員からアナウンスがあり「名前を呼んだ人はドアサイドに来い」とのお呼び出しがありました。…って俺の名前呼んだ? 自分含め2名が名前を呼ばれ、ビジネスクラスやVIPよりも先に降ろされてスタッフの先導で入国審査へ。これは別室送りか?と思ったのですが、結局フツーに入国審査を受け、何事もなく手荷物受取所で解放されました。一体何だったの?と思ったのですが、そうえいば降りて最初に「中国のスタンプは何処?」ってパスポート見られたな…。恐らく年末年始のアメリカ旅行が中国経由のフライトで、1月初旬にロサンゼルスから瀋陽に行くフライトに乗った記録は残っているはず。それでチェック対象になったのでは、と思われます。

 

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デトロイトデルタ航空の主要ハブの一つ。まぁ元々はデルタと合併しちゃったノースウエスト航空のハブだったんですがね。おかげでデルタ航空利用であれば国際線と国内線の乗り継ぎは同じターミナル内で完結し、入国審査を終えて手荷物を一旦引き取って税関越えて手荷物をまた預けて保安検査抜けて…とエスカレーターに乗って上に上がったらそのまま出発ゲートエリア、という分かりやすい導線になっています。

 

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ただ、次のニューヨーク・ラガーディア行きまで4時間以上の待ち時間が。デルタ航空でもスカイチームでも樹お灸会員資格は持ってないし、プライオリティパスで使えるラウンジや施設もないので、そのへんでひたすら待つ羽目になりました。こんな感じでまずまず快適なソファとかあったし、WIFIも割と早いのがタダで使えたから時間潰しはできましたけどね。

 

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晩ご飯はチックフィレイがあったのでそちらで。このチェーン、やはり人気らしく他の空港内店舗に比べても格段に混んでました。

 

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チキン、チーズ、レタスにトマトというシンプルな構成ですが、やっぱ旨いですねココ。ポテトも独特。日本に進出しないのかな?

 

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ニューヨーク行きのDL973便の機材は今どき珍しいB717。もともとはボーイングに合併されたマクドネル・ダグラス社の「DC-9/MD-8X/9X」シリーズの流れを汲む、後ろにエンジン2個くっつけた旅客機です。ボーイングとの合併の際に旧MD社の旅客機は基本的に「絶盤」になったのですが、開発中かつ一定のオーダーがあったMD-95は残ることになり、「B717」に改名されて世に出ることになりました。で、面白いのがデルタ航空B717って元々デルタ航空がオーダーしたものであない、ということ。LCCのエアトランが発注していたのですが、エアトランはその後サウスウエスト航空と合併することになります。サウスウエストと言えば機材を全部B737シリーズに統一することで効率化しました!ってLCCなので、合併で全然違う機材が入って来ちゃうのは少し困った事態です。ここに目を付けたのがデルタ航空で「ウチが発注してるB737とお宅でもてあましてるB717を交換しませんか?」と持ちかけたわけです。なんでそんなコトしたの?って感じなのですが、実はデルタ航空は当時、かなりの数のMD-8Xシリーズを運用していました。それなら系統が同じB717を増やした方が効率いいんじゃね?と考えたようなんです。最終的にデルタ航空は90機以上のB717保有していますが、B717はそもそも生産機数が150機程度なので、過半数を持ってることになるのね。

 

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出発20分前くらいからの搭乗開始でした。今日は満席とのこと。

 

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ニューヨークまでの飛行時間は実質1時間強、と言った感じでした。機内サービスはドリンクが出てくるのは勿論、軽いスナックもサーブされたのはちょっと吃驚。ビスケットかチーズクラッカーから選べました。

 

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荷物も比較的早く出てきました。デルタ航空のアプリもなかなかの優れもので、そのまま搭乗券代わりになるQRコードが出せたり、搭乗が始まるとメッセージで教えてくれたりするのですが、一番ありがたいのは「受託手荷物の状況を教えてくれる」という機能。自分の荷物が飛行機に搭載されると「今搭載されました」というメッセージが表示され、到着後も「今飛行機から降ろされました」「これからターンテーブルに出てきます」みたいなのも教えてくれるんですよ。おかげで「あ、もしかしたらロストバゲージとかになってないよな…」とかドキドキしながら荷物を待つようなことはありません。なんかいろいろ凄いぞデルタ。

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その5:阪堺電車でのんびりと。

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送迎バスは10本ほどで南海電鉄泉大津駅に到着しました。

 

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ここから難波駅までは急行に乗れば20分ほど。でもノーマルに向かうのも面白くないので、各駅停車に乗車。

 

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5駅先の浜寺公園で下車します。

 

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現在の駅舎は高架工事に伴って無味乾燥なものになっていますが、その隣には以前使われていた駅舎が保存されています。なかなかお洒落な外観ですが、それもそのはず。東京駅や奈良ホテルの設計で知られる辰野金吾の作品なんだとか。

 

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その駅前にあるのが、阪堺電車浜寺駅前駅。

 

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今日はこの路面電車?で大阪中心部を目指します。

 

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見た目は「路面電車」ですが、この路線は殆ど専用軌道を進んでいきます。

 

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我孫子道で乗り換え。恵美須町行きに乗りました。

 

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このあたりは、いかもにも「路面電車」って感じの区間もあるんですね。

 

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結局、浜寺駅前から恵美須町までは50分かかりました。でも、こういう「のんびり」な電車旅が大都市で味わえるのっていいよね。

 

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阪堺電車恵美須町駅はちょうどこの2月からホームが移転したばかり。以前の駅よりも南側に移動した形になりました。

 

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旧駅舎は既に閉鎖され、既に線路も撤去されている状態。

 

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駅舎の店舗などはそのままですが、ホームに繋がる入口はフェンスで閉鎖されていました。

 

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せっかくココまで来たので、新世界あたりをぶらぶら。

 

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思いの外?なかなか賑わっている様子。でも、確かにいつもなら聞こえてくる外国語が殆どなく、やはり訪日客が減っているんだろうなぁ、と実感します。

 

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いつもなら大行列の人気店も、今日は待ち列はちょっと短い気がします。これも普段は長い行列ができる「てんぐ」に入ってみます。

 

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新世界だもの、昼間だってビールですよ。どて焼きと一緒に。

 

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串カツ。

 

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たまごと玉ねぎ。1本120円とお手頃価格ながらボリューミー、お味の方もバッチリです。

 

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名古屋までの戻りは難波から近鉄特急にしました。この「アーバンライナー」も、3月の「ひのとり」運行開始で名阪特急の主役の座から降りることになるんだよなぁ…。確かにシートは座り心地良く快適ですが、肘掛けから引き出すPCも載らない小さなテーブルやコンセント不設置など、そろそろ見直し時期ではあったような気はします。

令和2年5発目、霧島温泉に泊まってみた。その4:阪九フェリー変則運航に乗る。

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帰りは大阪までのフェリーを利用。小倉駅前から19:40発の阪九フェリー無料送迎バスに乗車します。今日の送迎バスは2台体制での運転、三連休ということもあって徒歩乗船利用は多い印象です。

 

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門司駅前も経由して乗客を拾い、新門司港には30分ちょっとで到着しました。

これから乗船するのは神戸~新門司航路に配船されているフェリー「やまと」ですが、今日は泉大津港行き。1月7日から3月9日まで、神戸港の改修工事を行うため神戸~新門司航路は休止され、そのかわりに普段は1日1往復の泉大津~新門司航路で2便目が運航されてることになりました。ただ、同じく神戸~新門司航路に配船される「つくし」が同時にドック入りするため、この「やまと」が毎日ではなく変則的なスケジュールで2便目として運航されています。2便目の新門司港発は夜の9時と遅い時間で、泉大津港への到着は翌朝9時半。レギュラーの泉大津~新門司航路が上り・下りとも夕方5時半発・翌朝6時着と徒歩乗船にはちょっと微妙な時間なのに比べると、こっちのほうが使いやすいような…。まぁカーフェリーの主要顧客は貨物輸送のトラックですから、そちらに合わせてるんでしょうけど。

ちなみに泉大津~新門司航路は2014年に新造船に入れ替わっていますが、神戸~新門司航路も今年2020年に新造船が投入されることが決まっています。1番船は「せっつ」と命名されて3月10日に就役予定。2番船の名前は「やまと」に決まり、今年の夏にはデビューして入れ替え完了。これから乗る「やまと」と同じ船名となったことから解るように、こちらは新船投入とともに退役することになりそうです。新しい船は従来船の1万3千トンから1万6千トンと大型化されますが、トラックドライバー不足からフェリーの需要が高まっていることが大きな要因。「つくし」は退役せず、泉大津~新門司航路の増便に充てられるようですし。関西から九州や四国を結ぶ長距離フェリーはここ最近、各社どんどん新造船を投入し、船体も大型化している傾向がありますね。おかげで、旅客設備もかなりアップグレードされているので有り難い限り。

 

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ターミナルビルの1階で乗船手続きを済ませます。外観も内装も、なんか寺院風で凝ってるよね。

 

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今回利用したのは個室としては一番安い「2等指定Bシングル」。もともとはトラックドライバー用の「ドライバーズルーム」と呼ばれる設備のようですが、神戸~新門司航路では常に一部が一般客向けに販売されています。お値段は開放式寝台の「2等指定B」と同じなのに鍵のかかる個室が貰え、浴衣とスリッパも備え付けてあるという「お値打ち」グレード。コンセントも一箇所、ベッド上のランプのところに設置あり。殆ど寝るだけの狭い部屋ですが、一晩過ごすのには充分です。泉大津~新門司航路の新造船にも「スタンダードシングル」として同グレードの客室の設定はあるのですが、「ドライバーズルーム」としての設定がデフォルトで、繁忙期に一般客に出てくるくらいのようです。凄く使い勝手いいんだけどなぁ。

関西-北九州のフェリー航路はスケジュール的にビジネスにも充分使えそうな設定なためか、出張族らしき方もよく見かけます。シングルルーム設定が多いのはそのせいでしょうね。

 

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夜9時、定刻で出航。新門司港を後にします。

 

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出航後、大浴場へ。

 

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「やまと」にもちゃんとしたレストランがあり、運航時間に合わせて営業しています。他社の関西~九州航路フェリーのレストランがバイキング形式のところ、阪九フェリーはカフェテリア方式を頑なに守っています。なかなか旨いんですが、ちょっとお高めな印象…。カフェテリアだとついつい取り過ぎる、ってのもあるんだけどな。

 

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時間が遅いこともあって、今日はこちらのプロムナードのテーブルで小倉駅周辺で調達したお弁当類で晩ご飯としました。

 

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朝4時半頃、目が覚めてしまいました。ロビーの案内を見ると、ちょうど瀬戸大橋を通過するくらいの時間みたいです。

 

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深夜なのでライトアップなどはされておらず寂しい感じですが、それはそれで悪くない眺めです。

 

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翌朝。快晴です。

 

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今度は明石海峡大橋を通過します。

 

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ちょっとしたイベント扱いで、多くの乗客がデッキに出てきて吊り橋の通過を眺めていました。

 

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順調に航行し、泉大津港に入港。

 

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沖合には同じ阪九フェリーの「いずみ」が停泊していました。「やまと」接岸のためにバースを空けてくれたのかな。

 

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接岸前に方向転換し、後退しながらターミナルに到着しました。

 

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さっそく下船。側面の航路の表示がちゃんと「泉大津⇔新門司」に変えられてますね。

 

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泉大津のターミナルはこぢんまりした感じです。

 

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ここからは南海電鉄泉大津まで、無料バスで送って貰えます。