これが割と主目的だったんだけどね。
メルボルン4日目。セントキルダのホテル周辺から市の中心部へは3本のトラム路線が利用可能です。今朝は少し歩いたところに終点のある143番に乗車。
メルボルン移民博物館。今日はこれからメルボルン発の日帰りツアーとしては定番でもあるグレートオーシャンロードへ行ってきます。ツアーの集合場所がここでした。
メルボルンから1時間半ほど、「グレートオーシャンロードショコラティエ」で休憩。この手のツアー、チョコレート工場に寄るのがオーストラリアでは定番なのかしら?
そこからしばらく進むと海が見えてきました。
最初の観光スポットは「メモリアル・アーチ」。
グレートオーシャンロードは第1次大戦後、帰還兵への職業斡旋と景気対策として建設されたもので「世界最大の戦争記念碑」と呼ばれることもあるんだそうな。建設は1919年から1932年にかけて建設されましたが、なんと民間のプロジェクトとして行われ、通行料を徴収することで建設費を回収。その後、国に寄付された形になっています。
このアーチはその記念碑として建てられたもの。1970年代に再建されたのが今の姿ですが、最初のアーチにつけられていた銘板が今でも残されていました。
ここからはほぼ海沿いを通っていきます。
ただ「海沿いの快適なドライブルート」って感じではないな…。地形はかなり険しく、アップダウンの激しいワインディングロードが続きます。
建設工事は過酷で、最初に作られた道路はすれ違いも難しいほどだったそうですが、この険しい地形を見れば納得。
お次は「ケネットリバー」で停車。野生のコアラの生息地とのこと。
まぁ生息地っていっても相手はコアラでしょ?そんなにホイホイ野生で見れるわけないよね、と思ってたんですが、なんか皆さん上を見上げてます。
あっ、いた! ほんとに野生のコアラっているのね。当たり前だけど。
また暫く海沿いのワインディングロードをどんどん進みます。
グレードオーシャンロードでも最大の町の一つ、アポロベイでランチタイムとなりました。ショップやレストランが並んでいます。
「帆立のパイ」がウリのベーカリーがありました。
小ぶりの帆立がゴロゴロ、ホワイトソースに和えられて入ってました。なかなか旨かったかも。
ここから先はオトウェイ岬を避け、道路は内陸に入っていきます。
突然バスが停車、ガイドさんが慌てて外に走っていきます。何があったの?と見てみたら、なんと道のど真ん中にコアラが歩いていました。えっそんなトコにコアラいるの? どうも触れるのはNGらしく、身振り手振りで道路脇の森の中へ誘導していました。よくオーストラリアではコアラが交通事故の義害に遭うことがある、なんて聞いたことはありますが「さすがにコアラがいるからって道路にポコポコ出てこないでしょ盛ってるね」とか思ってたけど、ガチだったのかアレ。
本線から脇の細い道をしばらく進んで停車。
遊歩道は整備されていて歩きやすく、気軽にレインフォレストの雰囲気を楽しめるところでした。
遊歩道の終点までは徒歩15分ほど。
小さな滝があったりしていい感じでした。
さて、いよいよグレートオーシャンロード指折りの景勝地へやってきましたよ。
ロックアードゴージは、1878年にここで難破した移民船ロックアード号からその名が来ています。54人の乗客・乗員のうち生き残ったのは二人の子供だけで、この浜に流れ着きました。昔はビーチまで降りられたようですが、今は階段が閉鎖されています。
その先には岩に打ち付ける激しい波。
なかなかの絶景です。
しかしながら、ちょっと雲行きが怪しい感じがしていた中、ここで雨が降り出してきました。さっきまであんなにいい天気だったのに…。
そして最大の景勝地でもある十二使徒が最後の訪問地でした。ただ先ほどから降り出した雨は止まず。
海沿いなので風も割と強く傘では凌ぎにくい感じですが、せっかく来たんだし。
一番近い展望台くらいには行ってみようかな、と。
そうそう、これですよね!
とはいえ、雨足も強くなってきたのでこれが限界。雨天の眺めってのもこれはこれで雰囲気があるような気がしなくもないけど、ね。それにしてもツアーのハイライトで天候急変って、いったいどうゆうことですか。
十二使徒からはバスは一路メルボルンを目指します。途中、コーラックという町で停車して夕食を買い込み時間が設けられました。マクドナルドやKFCなどが近くにありましたが、メルボルンに戻ってから食べればいいかな、とパス。結局、メルボルンまでは3時間ちょっと、夜8時過ぎに帰還でした。
メルボルンに戻ってきた後は昨日の朝に行ったクイーンビクトリアマーケットへ再度やってきました。基本的には朝から昼間にしか開いていないのですが、9月中旬~十月中旬の毎週水曜日にナイトマーケットが開催されているそうで、今日はその開催日。ツアーガイドさんのお勧めもあって来てみた次第。
程々に賑わってますね、という感じ。飲食店のブースが多く、ライブなどもやっていて楽しげな雰囲気になってます。
この感じだと呑んじゃうよね。
ホテルに戻る前に、気になっていた「ピダピポ・ジェラテリア」へ寄ってみます。フリンダースストリート駅近くの路地にあって、一昨日に行列ができているのを見て気になってたんです。
確かに行列ができるのも納得。