へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

安かったのでオーストラリア、その4:鉄分と動物補給。

今日はツアーに参加。

 

今日は少し早起きしてクイーンビクトリアマーケット訪問からスタート。

 

肉や魚、生鮮品などを扱う、かなり広いマーケットです。

 

衣類や雑貨なんかも扱ってるんですね。ただ、こちらのエリアは朝10時以降開店、なんてお店も多い様子。

 

パンなどデリカ系のエリア。

 

朝食はこちらで。トルコ風のパイのような「ボレク」を売っているお店です。コーヒーも1杯3ドルとこちらの相場としては安いほう。

 

屋外のテーブルで頂きました。ほうれん草とカッテージチーズの入ったシンプルなパイですが、なかなか旨いぞ。

 

その後はサザンクロス駅前へ。今日はここから、メルボルン郊外のパッフィンビリー鉄道と乗車とフィリップ島のペンギンパレードを見学するツアーに参加します。

 

バスは一路郊外へ。

 

1時間半ほどでパッフィンビリー鉄道のレイクサイド駅に到着しました。実はオーストラリアには保存鉄道が意外と多く、このパッフィンビリー鉄道もそのひとつで、オーストラリア最古のものとも言われています。元は1900年に開通したナローゲージ鉄道ですが、1954年に廃線。その後を有志が引き継いで観光鉄道として運行しているんです。メルボルン市街地からも近いこともあって人気のアトラクションとなっていて、なかなか予約が取れない状況。今回ツアー参加にしたのも、ツアーだと席が取れたりするからなんですよね。

 

かなり立派なビジサーセンターがありました。鉄道はクラシカルなのにこっちはバリバリ近代的なのね。

 

案内所やギフトショップ、レストランがあります。ここでランチ。

 

チキンのパニーニを注文。テーブルに設置されたQRを読み込んでスマホで注文、支払いもスマホで済ませると料理を持ってきてくれる仕組みでした。15ドルほどしましたがボリュームは結構あります。

 

「レイクサイド」という駅名だけあって、近くには小さな湖があります。

 

では乗車。ちょうどメルボルンに近い始発駅ベルグローブからのSL列車が到着したところでした。

 

そのホームの反対側に停まる列車に乗り込みます。

 

ただ、これを引っ張るのはディーゼル機関車。SLが多数動態保存されているのですが、DL牽引となることも時々あるらしいので、コレはコレでレアなのか。

 

客車はトロッコ列車のような感じで、中央にロングシートが並びます。

 

車内にはこんな案内が。何コレ?って感じですが…。

 

こんなふうに窓枠に腰掛けて乗車する、ってのがこのパッフィンビリー鉄道定番の楽しみ方なんだそうな。一時期この乗車方法を禁止してたらしいのですが、2022年に解禁。実際やってみましたが、確かに楽しいんだけど疲れるわ…。途中で普通の乗車に変えました。

 

列車は森の中を長閑に走っていきます。

 

ところどころ、ここが丘陵地帯であることがわかる眺めも。

 

レイクサイドからベルグローブまでは約50分ほどの列車の旅。ベルグローブ到着の前には木造橋を渡りますが、これが車窓風景のハイライトって感じかも。

 

ベルグローブ駅に到着。

 

クラッシックな雰囲気の駅舎内にもギフトショップがあり大賑わいでした。

 

その後は2時間ほど走りっぱなしで、フィリップス島を目指します。この橋の向こうが島。

 

島に入ってすぐのところにあるチョコレート工場・直売所で休憩。

 

島の中でも中心的な場所となるカウズという町で30分ほど自由行動となりました。レストランやショップ、スーパーなどもあります。

 

一応ここまでは鉄道やフェリーなど公共交通で来ることもできそうです。ただ、この先の島内の公共交通がないので意味はないですが。

 

フィリップス島の西端、ノビーズへ立ち寄り。

 

ビジターセンターがありますが夕方5時までの開館で、既に閉まってました。

 

岬の方にボードウォークがあって、散歩が楽しめます。

 

では、いよいよ本日のメインイベント、ペンギンパレード会場へ移動です。途中で無茶苦茶みかけるこの大きな鳥、オーストラリア南部にしか生息しないロウバシガンだそうです。

 

ワラビーもいました。

 

ペンギンパレードが見れるビーチが見えてきました。

 

見学施設へ。

 

入口には昨日のペンギンの数と到着時間、本日のペンギン到着予想時間が表示されています。ここで見れるのはペンギンとしては最小となるコガタペンギン。このあたりに生息地があり、昼間は海に餌を採りにいくのですが、日没とともに戻ってきます。その「海からもどってきて巣まで歩いて帰る」姿が見れますよ、というわけです。

 

館内はペンギンの紹介コーナーやショップ、カフェ、レストランなどがあります。

 

もう6時過ぎなのでビーチの方へ向かいましょうか。ビジターセンター、かなり凝った建物です。

 

ビーチエリアまでは結構歩きます。このあたりにペンギンのコロニーが点在しているようです。

 

実はここ、日没以降は撮影禁止となります。ペンギン保護のためだそうですが。

 

ここがペンギンパレード観覧席。目の前の海から上がってくるペンギンが鑑賞できるわけです。なお追加料金で別の観覧席や地下から見れるエリアとかもあるようでした。

 

撮影禁止なので公式提供の資料画像で。現地に行くと「撮影はできないけどこのサイトの画像でSNSとかのシェアよろしく!」とQR掲示されています。なおこの日は6時半頃がペンギン到着予定時間だったのですが大幅に遅れ、最初のペンギンが上がってきたのはもう7時頃。しかもカモメが怖いのか何度も海に戻っていったり…。ただ、それでも小さなペンギンがよちよち歩きで急いで巣に戻ろうとしている姿はしっかり鑑賞できたのでオッケー。かわいいよペンギン。

 

そんなわけで集合場所に戻ったのは時間ギリギリ。ここで夕食取って帰ろうと思ってたのに。

 

メルボルン市内の出発点に戻ったのは2時間後、もう夜10時です。駅構内の「ハングリージャックス」で晩ご飯としました。

 

このお店、実は「バーガーキング」。商標の関係でオーストラリアではその名前が使えないとかで、こんな店名だそうな。オーストラリア限定っぽいアンガスビーフのバーガーにしました。