へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

2025お正月帰省の旅、その2:回り道してブルトレ。

遠回りしたけど。

 

大分からは「やまなみハイウェイ」を通って熊本方面を目指しました。まずは山越えして由布院へゴー。

 

「道の駅ゆふいん」で一休みして先へ進みます。前日までの寒波の影響か、山の上の方にうっすら積雪が…。

 

このあたりでも雪が降っていたのか、道の両脇にかなり残っています。ただ路面は綺麗に除雪され、ウェットですがコンディションは悪くない感じ。

 

長者原までは何事もなく到達。

 

ただビジターセンターから先の峠道はチェーン規制がかかってしまっていました。路面もガッツリ雪が残ってヤバい状況なのが一目瞭然。ノーマルタイヤでチェーンなしで来てしまったので、これは諦めるしかありません…。このくらいの時期にここを通ったこともあったので、こんなに積雪するとは思ってなかったのが甘かったか。

 

長者原まで来ると他に迂回する道はなく、変なルートを選んで雪規制にかかる可能性もあるので、いったん由布院方面に引き返しました。そこから国道210号国道387号を通って小国町まで辿り着きました。「道の駅小国」で小休憩しましたが、建物がお洒落すぎてトイレがどこにあるかわからないよ…。

 

敷地内にはカフェっぽいお店も何軒かあります。

 

「小国ジャージー牛乳ソフト」とか言われると旨そうでしょ?そりゃいただきますわ。アフォガードにしてみました。

 

小国からは国道212号を南下、阿蘇山外輪のミルクロードを進みました。このあたりも一部で積雪が残っており「凍結注意」の看板が随所に。

 

益城熊本空港ICから九州道流入。宮原SAで休憩しましたが、帰省ラッシュ時期のせいか駐車場は満杯でした。この後通過する八代ICから人吉ICまで、なんと途中にICが全くないんですね…。距離も38.5kmと日本で一番IC間の距離が長い区間らしく、トンネルも23箇所もあるそうなんですが、確かに夜間に通ると周囲に街明かりらしきものが全く見えてこなかったなぁ。

 

かなり迂回しましたが、今日の宿泊先「ブルートレインたらぎ」には午後7時過ぎには到着できました。ここ、開業は2010年と随分前ですが、コロナ禍も乗り越えて今でも元気に営業中。おそらく、いまだに通年で普通に営業している日本で唯一の「ブルトレの宿」なんじゃないでしょうか。

 

一人用個室B寝台「ソロ」で予約。相変わらず車内はいい状態で保たれていて嬉しい限りです。開放式の2段ベッドのB寝台のほうも家族連れが何組か泊まっている様子。

 

夕食は宿周辺で探すことにしました。多良木駅周辺はちょっとした繁華街のようになっており、小さな飲み屋街が形成されています。

 

そんなスナックなどが集まる一角にあるのがこのラーメン店「日之出」。

 

結構評判のいいお店らしく、ネットの口コミ評価も高め。ラーメンと餃子にライスを注文しましたが、ラーメンはニンニクチップがいい仕事してる感じです。餃子も手作りだそうでなかなか美味。ライスは普通サイズですが一般的には大盛り?

 

駅前の広場ではイルミネーション?をやってました。ブルートレインらしき列車っぽいのもあったよ。

 

夕食の後はお風呂。「ブルートレインたらぎ」に泊まると、すぐ近くの「えびすの湯」の入浴券が貰えます。実はここも「ブルートレインたらぎ」も多良木町の町営施設なんですが、しっかりメンテされているのは公的施設だから、なのかも。「えびすの湯」も老朽化している感はちょっとありますが、広いお風呂に露天風呂、大きな休憩スペースと快適に過ごせます。

 

後はお宿に戻ってのんびり過ごすだけ。

 

2号車のフリースペースは夜通し利用可能ですが、「公共施設だから」という理由で飲酒は夜9時まで、というルールができていました。

 

消灯時間が過ぎると、すっかり夜汽車の雰囲気。

 

ベッドメイクは自分でして就寝。ブルトレ現役時代も自分でやってたので、その辺は同じですね。

 

翌朝はチェックアウト後に人吉方面へ移動、「相良路の湯 おおが」で朝風呂にしました。

 

天然温泉でシャンプー・ボディーソープ備え付けの整った施設が350円出使えるのは驚きです。しかも無人でチケットを買ったら箱に入れていくという信用乗車方式みたいなおおらかさ、です。

 

ついでに人吉駅に立ち寄ってみます。

 

2020年7月の豪雨災害で肥薩線くま川鉄道も運休となったため、もう4年以上もここに列車は発着していませんが、駅の窓口はきちんと営業していました。縁起駅名ということで「一勝地駅」と「真幸駅」の入場券を販売していたので購入。

 

駅舎には観光案内所も入っていますが「夏目友人帳」推し。これも漫画連載が始まったのは2003年とのことなので息の長いコンテンツだなぁ…。たまたま来ていたおじさんが「この猫のぬいぐるみみたいなのは何なの?」と職員さんに聞いており、丁寧に説明されていました。この手の「聖地」系って、地元がどれだけ作品に愛着を持ってるか、によるような気がします。

 

駅前にはピカピカのSLが。昨年春に営業運転を終了した「SL人吉」の機関車が11月からここに静態保存されているんです。2020年からは肥薩線が不通になったため、他の路線で運転されていたのですが、列車名は「SL人吉」のまま継続されていたんですよね。里帰り、ってことなんでしょうね。