へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

道の駅にホテル?「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい」宿泊+イシキタイカイ系道の駅?「ヴィソン」にも寄ってみた。

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SPGアメックスを作ったものの、まだマリオット系に1泊しかしてません。もうちょっと泊まってもいいよねぇ、と思ったのですが、そういえばマリオット系では以前から試してみたいホテルがあったのを思い出しました。

 

prtimes.jp

 

2018年末、マリオットと積水ハウスがリリースしたこのプロジェクト。通過点としての利用が一般的な日本各地の「道の駅」にホテルを併設し、旅の拠点化を図ろうというものです。この時期といえば翌年にラグビーワールドカップ、その翌年にはオリンピックも控え、日本のインバウンドが大いに盛り上がっていた頃。20018年の訪日客数は3千万人を超えていましたが、日本政府の目標は「2030年に6千万人」でした(ちなみに、まだコレ修正されてません)。この達成のためには「訪日客を地方に分散させること」が必要と言われていたので、それも狙ったプロジェクトだったのだろうと思われます。しかしながら現状、訪日外国人は消滅状態。それでもホテルは次々開業…。とはいえ、「道の駅を活用したホテル」というコンセプトは興味深いものがあり、一度試してみたかったんですよね。

 

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この「Trip Base 道の駅プロジェクト」のホテル、岐阜県三重県に比較的多く設置されています。今回はその中で「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい」に泊まることに。気勢自動車道の大宮大台ICからすぐと、ロケーションは抜群です。国道42号沿いの「道の駅奥伊勢おおだい」に隣接していますが、道の駅の裏手くらいに位置しているので、夜だとちょっと解りにくいかも。特急も停まる紀勢線三瀬谷駅も近く、周囲は比較的「街」になっている感じです。

 

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到着したのは夜8時頃、チェックインを済ませて部屋へ。

 

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客室はこんな感じ、かなり広々とした印象です。洗面台がどーんと室内にあるレイアウトがユニークですが、ここには扉があって仕切ることも可能。窓側には大きめのソファが据え付けられており、寛ぐにはいい感じかも。

 

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クローゼットはなく、壁面のハンガーラックを使います。

 

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窓側の一角には冷蔵庫とティーセットが。水のペットボトルが2本ありました。

 

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洗面台の一角にお手洗いとシャワールームが纏められています。

 

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アメニティ類は一通り揃っています。

 

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シャワールームはレインシャワーなどもあったりします。

 

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このホテル、館内にはレストランがありません。あくまでもホテルは「寝るところ」を提供することに徹し、食事やアクティビティは地元で楽しんでね!というコンセプトだから。地元におカネがきちんと落ちることは今後の観光には重要なポイントでもあるので考え方は素晴らしいのですが…。残念ながら今はちょうど三重県下に緊急事態宣言が出されてしまっており、飲食店は夜8時までの営業となってしまっています。こういうとき、ホテルに食事を提供する設備がないってツラいかも。ホテルからも事前にその旨の注意喚起のメールを頂いていました。今回はホテルそばのスーパーで買い込んだ食材を部屋で頂くことで夕食を済ませました。地物のお刺身とかあったからいいや。

 

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昨晩は雨模様でしたが一晩明けたら快晴。昨日買い込んだパンで朝食にしましたが、目の前の道の駅も朝8時からオープンしており、朝食メニューも用意されています。

 

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マリオット系でのゴールド特典には「部屋のアップグレード」もあるのですが、こちらは部屋はモノクラスなのでナシ。ただ、レイトチェックアウトは利用できます。とはいえ、そこまでココにいるわけでもないので使いませんでしたが…。それでもゆっくり目、朝10時過ぎにチェックアウトしました。

 

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部屋に籠もっちゃいましたがロビーも居心地良さそうな雰囲気で、一角にはコーヒーメーカーや電子レンジ、オーブントースターなども設置されていたので、ここで持ち込み品を食べるってのもアリだったかな。

 

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ホテルを出てまず向かったのはホテルから紀勢線の線路を挟んだ反対側。三瀬谷の駅前は昔からの集落で、駅の出口もこちら側にしかありません。そのため、駅からホテルまでの距離は無茶苦茶近いのですが、踏切が離れたところにあって遠回りになるため、駅からホテルまでは結構歩くことになります。歩道橋でも作ればいいのに…。

 

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この三瀬谷の駅前エリアにあるのが有名なラーメン店「一富士」。こんなところ(失礼だな)にあるのに連日行列ができる人気なんだそうです。11時の開店と同時に入ったのですが、食べ終わって出てきたらホントに行列になってて吃驚。

 

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注文したのは基本メニューとなる「中華そば」。和風醤油味だそうですが、魚介系のあっさり目スープには野菜の旨味も出ており、確かに並ぶのは納得できる感じです。

 

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ちょっと早い昼食の後は、宮川に沿って少し奥に進み「奥伊勢フォレストピア」まで来てみました。

 

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この辺りでは珍しい天然温泉があるのですが、入浴料は600円。まぁ折角なんで入ってみようと思ったら、今は期間限定でJAF会員割引で400円で入れたのでトクした気分に。お湯は肌がツルツルする感じで、しっかり「温泉感」あります。

 

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そのあと「道の駅奥伊勢おおだい」へ立ち寄ります。

 

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隣にはスーパー「マックスバリュ」もあるので便利。ロードサイド系の店舗もいくつかあるエリアなんですね。

 

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伊勢茶のソフトで一休みして、名古屋へ戻ります。

 

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その道すがら、これも今年オープンしたばかりの新しい施設「ヴィソン」へ行ってみました。

 

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三重には御在所温泉に「アクアイグニス」という施設があります。温泉やレストラン、宿泊施設などをお洒落な感じでまとめたところなんですが、その発展版みたいな位置づけとして開発されたのがココです。勢和多気ICに近いだけでなく、この施設のオープンに合わせてスマートICまで作られるという気合いの入りっぷり。三重交通もここをバスの乗り換えハブとするようなダイヤ改正を行うほどです。それだけのモンなら行けば分かるでしょ、と国道42号を北上していったのですが、どこにも案内看板が見当たらず、いつのまにか通り過ぎておりました…。こんなオシャンティーなトコに紀伊半島の田舎から来るんじゃねぇよ、という意思表示かな。

 

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Uターンして名古屋方面からアクセスしたら路傍に小さな看板を発見、なんとか辿り着くことができました。駐車場にクルマを駐めて…って駐車場も無料じゃありません。1時間200円とかそんな感じですが、こんな山奥で有料とは凄いね…。一応、利用金額の応じた割引はあります。どこにもゲートはなく駐車券を受け取ることもないのですが、カメラで記録しているようで、退出時に精算機に自分の車のナンバーを入力して支払います。ウェブサイトに「駐車場は有料」ってのは分かりやすく表記されてないしなぁ。それ以前にココのウェブサイト、コンセプト的な内容が多くて実際の訪問にあんまり役立つ感じがしない内容です。正直「あれ?まだ開業してないの?」と思ったほど。並んでいるお店は地元だけでなくナショナルブランド系もありますが、まぁまぁ魅力的ではあるかしら。

 

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エリアはかなり広く、軽く見てまわるだけでも1時間くらいはかかる印象です。

 

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この日はテラスでバーベキューしている人たちが多かったです。まぁ「イシキタカイ系の皆さんが好きそうな道の駅」という感じでしょうか…。