へんな旅ばかりしています。

へんな旅をしているようなので、自分のための防備録的にやってみます。

海外旅行再開!3年ぶりのタイへ。その6:バンコク3日目、最新?映えスポットなど巡り。

最近?話題の観光地とか行っちゃったよ!

 

3日目は朝食後は部屋でダラダラしてたんですが、これじゃイカン!と外出。ホテルからすぐの麺料理のお店「バミーコンセリー」で昼食をいただきます。こんな見た目ですが、1956年創業という老舗、自家製麺が自慢の有名店なんです。

 

で、お勧めは炒飯なんです、何故か。口コミでも「麺より炒飯が旨い」という声多数ということで、蟹炒飯を注文。確かにパラパラであっさり目、それでいて蟹の風味がちゃんと濃い感じなのは、70バーツながら結構なお味です。

 

今日はとりあえずバスで出発。バス停にはなんと路線図付きの標識が立てられています。裏面には系統番号毎の行先リストまで示され、なんか凄く親切。今でこそGoogleマップでもバンコクのバスルートが検索できるので使いやすくなりましたが、以前はバンコクのバス路線は謎のカタマリみたいなもんで、日本人向けに販売される「バンコクバスマップ」なんてのを頼りになんとか使ってたんです。

 

お目当てのエアコンバスがやってきたので乗車。エアコンバスだと行先によって運賃が違い、乗務している車掌さんに行き先を告げて支払います。これが「地名」で伝えると、発音の関係で大抵通じません。なので目的地近くの大きなホテルとかモールとか「英語」の名前で言うのがコツかも。

 

目的地はバンコク・ホアランポーン駅。タイ国鉄バンコクにおけるターミナル駅なんですが、実は2021年末に「廃止」されるという話があったんです。

 

toyokeizai.net

 

バンコクでは多数の都市鉄道の建設計画が進行中ですが、国鉄路線も近代化を図ろうと、中央駅をバンスーへ移転させることになっています。全部バンスー駅に移行するとか一部残るとか情報が二転三転し、そのうち「2021年12月でホアランポーン駅発着の列車は運行終了」とお別れイベントまで行われる始末。でも結局、この駅がそのまま使われているみたい…。まだ数年は使われるんじゃないかという説も出ているようですが、一応「見納め」に来てみたワケです。

 

待合ホールのヴォールト天井が印象的。

 

独特のノスタルジックな雰囲気が漂うホーム。ここから長距離列車に乗って出発するの、ムードがあって良かったんですよね。鉄道駅としての役割を終えた後は鉄道博物館になるらしいのですが、ちょっと修復して近代化しても使えそうなんだけどな。

 

ホアランポーン駅まで来てたら、実は今回訪問しようと思っていた噂のスポットが割と近いことに気がつきました。MRTに乗って郊外方面へ向かい、バーンパイ駅で下車します。

 

駅からいかにも庶民の下町っぽい細い路地をGoogleマップを頼りに歩きますが、なんか凄いトコ案内されました。

 

そのまま進むとこんな風景が。

 

そうでした、バンコクってその昔は「水の都」と呼ばれていたようなところ。その名残で運河が各所にまだ残っているんですよね。

 

そして駅から徒歩10分ちょっとで、お目当ての「ワットパクナム」へ辿り着きました。

 

ここは数年前から「映えスポット」として人気となってきたところです。

 

境内に入りまず目に入るのは巨大な黄金大仏。完成したのはコロナ禍の2021年とのことで、日本人観光客でもこの姿を目の辺りにした人はまだ少ないはずです。高さはなんと69mもありますが、実はさっき降りたバーンパイ駅のホームからもバッチリ見えたくらい。

 

黄金大仏も充分映えてますが、このお寺がメジャーになった要因はこちらの大仏塔のなかにあります。

 

大仏塔は神聖な場所ですので靴は脱いで上がらせて頂きます。猫が見張り番をしてくれるようなので安心。

 

中に入って5階まで上がると、目に飛び込んできたのはこの景色。

 

このエメラルドの仏塔が「ちょー映える」と話題になってたんですよね。最近のスマホコントラスト強めの画像になるようにチューニングされているせいか、実物以上に鮮やかな写りになるってのもあるような気はするな…。まぁ実物も綺麗ですよ。

 

本堂にもお参り。もともと地元の人に人気のお寺らしく、このあたりは急に庶民的です。

 

お寺の周囲はホントに下町なのに、急に巨大な立体駐車場がどーんと建ってるのが違和感。それだけ来訪者が多いってことなのかしら。

 

帰りはBTSタラートプルー駅まで行くソンテウを利用。およそ20分ごとの運行らしく、乗り場の黒板に出発時刻が書かれていたりして意外と使いやすい感じです。

 

途中で渋滞にはまったりして、20分ほどで駅近くに到着。

 

バンコク中心部方向に乗って3駅、チャオプラヤ川を渡る手前のクルントンブリ駅まで乗車します。

 

ここで昨年開業したばかりの「BTSゴールドライン」に乗り換えです。駅構内に乗り換え案内の看板が殆どないのは何故だ。

 

たった2km弱の3駅しかない路線ですが、ホームに上がると意外と利用者が多い感じで少し吃驚。20分おきの運転みたいです。

 

ホームの端で待っていると、列車がやってきました。

 

この「ゴールドライン」、タイ初の「新交通システム」と言われています。まぁ「ゆりかもめ」とか「ニュートラム」とか、あんな感じのヤツですね。2両編成ですが1両でも走行できるようなヤツが2両繋げてあって、車両同士の車内からの行き来は不可。自動運転なので運転席はありませんでした。

 

では出発。短い距離を20分インターバルで運転しているので、複線のうち片側だけを使って1編成がピストン運用しているっぽいです。

 

ほんの数分で現状では唯一の中間駅となるチャルンナコーン駅に到着です。この駅はショッピングモール「アイコンサイアム」に直結しており、この路線が殆ど「アイコンサイアム」アクセス目的みたいな感じではあるんですが、将来的にはこの先の駅で2路線の都市鉄道と接続し、それらを連絡する役割を担うはず。

 

この「アイコンサイアム」、3年前も来ましたが相変わらずゴージャス。名だたるブランドショップや今やバンコク唯一となった日系デパートとなる高島屋が入居しているのもそうなんですが、空間に「無駄」が多いんですよね、いい意味で。この空間を贅沢に使えるのが今のタイの「余裕」なのかもなぁ。

 

この「アイコンサイアム」の名物の一つが噴水ショー。平日だと毎日、夜7時からスタートです。

 

音楽に合わせた噴水ショーってんなら「まぁありがち」なんですが、ココの凄いのは「近い」こと。かなりの高さまで吹き上がるのに、観覧エリアのすぐ近くでコレが行われるんです。ちょっと風向きが悪いとモロに水しぶきがかかるぞ。

 

ショーの時間は20分ほど続きます。なかなか面白いよ。

 

「アイコンサイアム」のいいところは、単に「ブランド品の並ぶ高級モール」ってわけじゃないこと。地上階にある「スークサイアム」がユニークなんです。

 

こはちょっとタイのマーケットっぽい雰囲気になっており、販売されているものも上の階よりぐっと庶民的。飲食店も屋台メシっぽいのが中心でお値段もお手頃。

 

なんか水上マーケットぽかったり。

 

地元の人の集うマーケットみたいな感じとか。「地元民っぽいところに行ってみたいけど衛生面とか心配」なんて人には、雰囲気も楽しめてお勧めです。庶民的な屋台メシ風のものも、安心して頂けるかと。

 

でも晩ご飯は6階のフードエリアにある「ティップサマイ」に来ちゃったけどね。前に来た時もココで喰ったような気がしますが、旧市街の本店は行列ができるような有名店ですからね。

 

オーダーしたのはこちらの定番というパッタイ・ホーカイ。薄焼き卵に包まれたパッタイです。まぁ安定の旨さ。

 

無料のシャトルボートでサパーンタクシンの船着き場へ移動。実はこの「アイコンサイアム」、ゴールドラインよりはこっちでアクセスするのが一般的だったりして。

 

タダでリバークルーズ気分になれるのもいいんだよね。

 

着いてみたらびっくり、なんか船着き場が凄く綺麗になってる!

 

ここでナイトマーケット「アジアティーク」へ行くボートに乗り換え。コロナ前はシャトルボート乗り場にはいつも行列が出来ていたモンですが、妙に空いているのに若干違和感が…。

 

チャオプラヤ川のプチクルーズを楽しみながら向かいます。

 

10分ほどで「アジアティーク」に到着。多くのお客さんで賑わっています。

 

…と言いたいところなんですが、それは川沿いエリアなど一部だけ。奥の方に進むと、閑散とした風景が広がっていました。

 

お店もかなり撤退してしまっている様子。昔はここにお菓子などを激安で売るショップがあって、タイでしか売ってないプリッツやポッキーを箱買いしてバラマキ用にしてたりしたんですが、当然ながら閉店してしまったようで見当たらず。市内のモールあたりと違って基本的には観光客中心、地元の人もレジャーとして遊びにくるようなところでしたから、新型コロナの影響は甚大だったんだと思われます。

 

飲食店も何故か「ハラルフード特化のフードコート」とか出来てたりはしましたが、全般的には閉店してしまったお店が多い感じです。マンゴーのデザートの有名店「マンゴータンゴ」の支店もあったはずですが跡形もなく…。今まであまりバンコクで「コロナの爪痕」っぽいものをそこまで観なかった分、ここは正直ショックでした。

 

なんかちょっとブルーな気持ちでサパーンタクシンへ帰還。なんか甘いモンでも喰いたいところですが、ホテル周辺はこの時間だと飲食店はほぼ閉店済みだった筈。サパーンタクシン駅の近くにロビンソン百貨店があったことを思い出し、24時間営業のマックのお世話になることにしました。ちなみにタイの「ロビンソン百貨店」、スピッツの名曲「ロビンソン」のタイトルの由来になったヤツだってのは結構有名な話かな。

 

ここにもタッチパネル式のオーダーマシンが。これ、注文から支払いまでできるんで便利なんだよね。なぜ日本に入らないんだ!

 

マクドナルドとか世界的なファーストフードチェーンでも、何かしらローカルにアレンジした「その国だけ」のアイテムがあったりするもんです。このときも、タイのデザート「ブアロイ」をアレンジした「ブアロイサンデーアラモード」なんてのがありました。「ブアロイ」とはココナツのスープに白玉を浮かべたデザート。これはソフトクリームに白玉をトッピングし、ココナツ風味のソースがかかってました。ぶっ刺さってるのはタロイモのパイ。日本とかだとアップルパイになってる生地の中身がタロイモのペーストになってりやつです。日本にもあるようなチェーン店に海外で入ると、こういうアレンジメニューがあたりするのが面白いのよね。